Wolt(ウォルト)がネットスーパーサービス事業から撤退するのはなぜ?フードデリバリー事業 相次ぐ撤退

2021年12月に新たにネットスーパーサービス事業の展開を試みたWoltですが、その継
続は、本業のフードデリバリーのようにはいかなかったようです。フードデリバリーサービ
スとの違いは何なのでしょうか?またネットスーパーサービス開始わずか約半年でなぜ
サービス撤退を決めたのでしょうか?

そして気になる、フードデリバリー事業の方は今まで通り継続されるのでしょうか?

目次

Wolt(ウォルト)がネットスーパーサービスを終了する理由

2021年12月に開始した、ネットスーパーサービス「Wolt Market」が、2022年7月3日に国内8拠点
全ての店舗を閉店し、事業から撤退
しました。

フードデリバリーサービス事業では、一定の市場を維持しているWoltですが、ネットスーパーサー
ビス業界では、経営のノウハウが違ったのでしょうか。

「Wolt Market」は、クイックコマース(即配便)が特徴のネットスーパーサービスです。各マーケッ
トには日用品や食料品等が商品棚に陳列されており、ネットで注文が入れば、配達員によって商
品が届けられるというシステム。

マーケットは普通のスーパーとは異なり、いわば配送拠点です。
顧客のニーズに幅広く対応するためには数多くの品揃えが必要になり在庫商品を陳列するため
にはある程度の店舗面積も必要になります。

この配送拠点となる店舗を維持していくためにはテナント料や、店舗に常駐するスタッフの人件費も必要になります。ここがフードデリバリーサービスとは大きく異なる点でしょうか。

フードデリバリーサービス事業ではかからない維持費を超える利益を出すのは難しかったのかもしれません。

新事業に対しての投資費用と利益の費用対効果をみたときに、これ以上の投資は不可能と社内で判断されたということなのでしょうか。

また「Wolt Market」は、全国区ではなく国内8拠点の展開であり、ネットスーパーサービス業界に
おいてはまだまだその名前が浸透していなかったのかもしれません。

といえど、すでにクイックコマースの便利さを感じて利用していた顧客にとっては、事業撤退は非
常に残念ですよね。ネットスーパーサービスは数多くあれど、配送スピードに特化しているサービ
スはまだまだ伸びしろがあるように思うのは私だけでしょうか。

クイックコマースとなると配送員の確保もかなり難しいところですが、クイックコマースを必要とする人がまた利用出来るようになるといいですね。

Wolt Marketの閉店後ダークストはどうなる?

出展:Impress Watch
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1368249.html

Wolt Marketの閉店後、商品が陳列されていたダークストアはどうなるのか気になりますね。

商品の陳列環境、空調設備が整っているといえど、ダークストアとして利用されていたので、客が
出向いて買い物をするマーケットとしては、活路がみいだせないかもしれません。とすると、同じ
業態の他企業に買い取ってもらうというのがスマートでしょうか。他企業にとっては素早く拠点を
拡大できますよね。

Wolt(ウォルト)の運営会社についてフードデリバリー事業は継続される?

Woltはもともとフィンランド発のフードデリバリー事業者です。
2021年11月にフードデリバリー業界ではアメリカ最強のDoordashに買収されました。しかし、
Woltというブランドやサービス形態は存続されました。
そして2022年6月にDoordashが日本撤退するのですが、買収後もDoordashとWoltの2ブランド
あったものをWoltに一本化
して日本での事業を継続することになりました。

2020年以降、多くの海外発フードデリバリーサービスが日本に参入しました。しかしそのシェア競
争の激化にともない、今後は再編、統合、撤退がさらに多くなるかもしれませんね。

フードデリバリー事業で今まで撤退したサービス・会社名は?

日本では「Uber Eats」「出前館」の二強が目立ちますが、2020年以降、多くの会社が日本のフー
ドデリバリー業界に参入しています。コロナ禍でのおうち時間が増えたことも影響して、フードデリ
バリー市場は好調のように見えますが、各社配達報酬の過熱競争など、存続に苦戦しているよう
です。
これまでに参入したけれども撤退したサービスはこれだけあるんです。

2017年7月参入honest bee(シンガポール発)
2019年5月撤退
2020年6月参入DiDi food(中国発)
2022年4月撤退

撤退理由→経営母体の中国のDiDiが中国政府のアプリ規制受けて赤字になったことと関連が
あるのか、その発表後すぐの撤退

2020年9月参入foodpanda(ドイツ資本)
2021年12月撤退

撤退理由→配達員の確保が困難になったからといわれている

2020年12月参入FOODNEKO(韓国発)
2021年4月撤退

撤退理由→同じデリバリーヒーローグループのfoodpandaが東京に進出するタイミングで、より
合理的にするために経営統合された

2021年2月参入X TABLE(日本発)
2022年1月撤退

撤退理由→東京都の一部エリアのみで事業を展開していたが、加盟店や配達員が不足してい
たといわれている

2021年6月参入Doordash (アメリカ発)
2022年6月撤退

撤退理由→買収したWoltがすでに日本の広い地域で経営展開していたため、日本での事業は
Woltに任せた可能性がある

まとめ

  • 今回のWoltの事業撤退はネットスーパーサービスのみ。
  • Woltのフードデリバリーサービスは継続される。
  • しかし日本のフードデリバリーサイス業界はシェア競争が止まらず、なかなか利益を出すことは難しい
  • 2020年以降に日本に参入した海外のフードデリバリーサービスは相次いで撤退している。

と厳しい業界ですが、色んな事情で外出できないときに、出来たての料理が食べられるという
サービスや、生活にすぐに必要な品物が迅速に届くというサービスは、私たちの日常をより便利
に豊かにしてくれていますよね。サービスの存続が願われますね。

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