フェアトレードとは?持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献できる?

みなさんは「フェアトレード」についてご存じですか?
SDGsへの取り組みが積極的に行われている現在、この言葉を聞いたことがある人は多くいるかもしれません。
今回は、「フェアトレード」とSDGsの関係、日本で販売されている「フェアトレード」商品、日本のフェアトレード・タウンの3点に注目してお伝えしていこうと思います。

この記事を読んで、少しでも「フェアトレード」に興味を持っていただき、SDGs達成へ向けて社会全体で取り組むきっかけとなれば幸いです。

目次

「フェアトレード」とは

そもそも「フェアトレード」とは何か。
言葉は聞いたことがあるけれど、上手く説明することができないという方は案外多いかもしれません。
それでは、ここで一度「フェアトレード」について復習してみましょう。

【フェアトレード】  適切な価格での取引

詳しく述べると、
「開発途上国の原料や製品を、適切な価格で、継続的に購入すること」です。

「フェアトレード」の重要性

そもそも、なぜ「フェアトレード」が必要なのか。
それは、開発途上国の生産者が品質の良いものを作り続けるためには、労働環境や生活水準の保護が必要であるからです。

生活にはお金が欠かせません。
そのお金を仕事で得るためには、利益が必要となります。
この利益を確実に確保するためにも「フェアトレード」は必要となってくるのです。

フェアでない取引をすると?

突然ですが、フェアでない取引を想像してみましょう。

例えば、貧しい国から生産コストよりも安い価格で取引をする場合です。

あるものを生産するにはコストがかかります。そして、それは生産者が負担します。
しかし、フェアでない取引の場合、販売価格が生産コストよりも安くなり、利益が発生しないのです。

利益が発生しなければ、当然収入を得ることはできません。
これでは、貧しい国がさらに貧しくなる一方です。

発展途上国では、少しでも働き手を増やして収入を多く得るために子どもが働くこともあります。

このようなことにならないためにも、「フェアトレード」は重要であるのです。

「フェアトレード」とSDGs

「フェアトレード」の意味や目的は、前述でご理解いただけたかなと思います。

ここからは、今回のテーマである「フェアトレード」が、近年注目されているSDGsとどのように関係があるのかについて説明していこうと思います。

SDGsについて

SDGsとは、”持続可能な開発目標”の意味です。
Sustainable Development Goals の頭文字を取って、SDGsと表記されています。

目的は、貧困・不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和・公正など、
私達が直面するグローバルな諸問題の解決を目指すこと”です。

SGDsには17の目標がありますが、その中でも今回は「フェアトレード」と深く関わっている9つの目標を紹介します。

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロに

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

6.安全な水とトイレ

8.働きがいも経済成長も

10.人や国の不平等を無くそう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

引用:SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは? 17の目標ごとの説明、事実と数字 | 国連広報センター (unic.or.jp)

これらは全て「フェアトレード」という公正な取引を行い、安定した収入や生活水準を向上することによって解決につながります。

日本で販売されている「フェアトレード」商品

では、実際に「フェアトレード」の商品はどこで販売されているのでしょうか。

実は意識してみるとさまざまな店舗で販売されています。

今回は、コンビニやスーパーで売られている商品を5つ紹介しますね。

セブンイレブンの商品

イオンの商品

イオンでは、チョコレート、紅茶、ジャムなどが販売されています。

アーモンドチョコレート
ダージリン紅茶
グリーンアイストロベリージャム

身近なお店にも、さまざまな「フェアトレード」商品が取り扱われているんですね!

買い物に行く際には、ぜひ一度探してみてください。

日本のフェアトレードタウン

フェアトレードタウンとは

発展途上国の原料や製品を適切な価格で継続的に購入する「公平貿易証明」がなされた商品(フェアトレード製品)の利用を促進しているとして、公正貿易証明から認定された都市フェアトレードタウンは、世界に30か国以上存在します。

今回は、日本で認定されている6都市について、認定日順にご紹介しますね。

日本のフェアトレードタウン6都市

  • 熊本県熊本市(2011年6月4日)
  • 愛知県名古屋市(2015年9月15日)
  • 神奈川県逗子市(2016年7月16日)
  • 静岡県浜松市(2017年9月19日)
  • 北海道札幌市(2019年6月1日)
  • 三重県いなべ市(2019年9月23日)

その他、フェアトレードタウン認定に向けて、現在活動している地域もあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

「フェアトレード」に関心を持っていただき、「フェアトレード」商品を手に取ってもらうきっかけになれば幸いです。

SDGs達成に向けて、一人一人ができることを考え実行していきましょう!

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