スーパーでお菓子などを買うとパッケージにベルマークが付いている商品がありますよね。
付いていない商品もありますが、この違いっていったい何でしょうか?
ベルマークを貯めることで何が貰えるのでしょうか。
個人でベルマークを集めたとして、商品を交換することはできるのでしょうか。
今回はこういったベルマークの疑問について調べてまとめました。
ベルマークって何?どういうものなの?
このようなマークが付いている商品を見たことはありませんか?
ベルマークとはこのマークのことを指します。
ベルマーク運動の協賛会社が自社で製造している商品の一部のパッケージなどに付けています。
ベルマーク運動(ベルマークうんどう)は、学校をはじめとする教育施設や公民館をはじめとする生涯学習施設の教育環境整備への助成と、交通などの面でハンデキャップのある山間・離島(いわゆるへき地)の学校や特別支援学校、院内学級や被災校、開発途上国の教育に対する援助を組み合わせて行われる運動である。
すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい。
朝日新聞社が創立80周年を迎えた記念事業として1960年にベルマーク運動が始まりました。
ベルマークの元になったベルの形には「国内外のお友達に愛の鐘を鳴り響かせよう」という意味合いがあるそうです。
ベルマークが付いてる商品と付いていない商品の違いは?
ベルマークがある商品とない商品ではどのような違いがあるのでしょうか?
ベルマークが付いている商品と付いていない商品の違いは、その企業がベルマーク運動の協賛会社であるかどうかという点です。
ベルマークを商品につけることができるのはベルマーク運動の協賛会社のみで、協賛会社だとしても全ての商品にベルマークを付ける必要は無く、当然付いていない商品もあります。
協賛は途中で脱退することも可能なので「昔はベルマークが付いていたのに…」と思うこともあるかもしれませんね。
ベルマーク運動の協賛会社は、ベルマーク運動を通じて教育助成活動に参加しているということに意義を見いだすことができ、さらには企業のブランド力やイメージを高めることがメリットになるため、2024年2月の時点で協賛会社は45社にものぼります。
協賛会社一覧
協賛会社が知りたい場合は、ベルマーク教育助成財団のホームページを見るのが1番分かりやすいですね!
協賛会社 – 会社一覧 | ベルマーク教育助成財団 (bellmark.or.jp)
協賛会社の中には、明治、森永製菓、ブルボンなど1度は購入したことがあるであろう有名なお菓子メーカーさんを始め、昔お世話になった方も多いはず、ショウワノートさんも協賛会社の一部です。
ショウワノート!ジャポニカ学習帳などを販売している会社ですね!
個人で交換してもらうことはできる?
結論から述べてしまうと、一個人がベルマークの点数を集めて対象商品と交換することはできません。
えー!そうなんですか?!
なぜなら、ベルマークで商品を交換するにはベルマーク運動への参加登録が必要だからです。
そして、参加資格を持つのは幼稚園・学校・公民館などに限られており、一個人や企業などは参加登録ができません。
学校などの団体ごとにベルマークを集め、ベルマーク教育助成財団に送付することで初めて1点1円として換算され、そのお金はそれぞれ参加登録している団体の口座に貯まっていきます。
自分でベルマークをたくさん集めても交換することはできないので、もし集めているベルマークがある場合はベルマーク運動に参加している学校や団体に寄付するのが良いかもしれません。
ベルマーク1枚の点数は5点以下のものが多い
ベルマークは1枚につき何点くらいの点数がもらえるんですか?
ベルマークですが、商品についているベルマークの点数については本当にまちまちのようでした。
0.4点や2.2点、3.8点など小数点を刻む商品もあれば、保険会社さんで出しているベルマークは60点など、商品の価格によってある程度点数が決まっているのかもしれません。
ちなみにキューピーマヨネーズに3点、ジャポニカ学習帳には1.5点が付いていました。
何が交換できるの?
一個人がベルマークを使用して商品と交換ができないことは分かりましたが、ベルマークの点数を集めてベルマーク運動に参加している団体はどんなものと交換することができるんですか?
ベルマークには、協賛会社の他に協力会社というものが存在します。
現在協力会社は13社あり、ベルマークで購入できる商品は協力会社が提供している商品に限られます。
協力会社の1つであるヤマハミュージックジャパンでは楽器なども提供しており、グランドピアノなどの大きな楽器は200万円を超えています。
高額なものが多いのかなと思っていましたが、図鑑や辞典などの書籍は850円から購入できるものもあり、地道に集めていけば手の届く価格のものもありました。
また、ベルマークを換金して貯める「ベルマーク預金」でお金が足りなかった場合、現金を足して購入することもできます。
しかし、この場合は購入する商品の価格の半分以上がベルマーク預金であることが条件です。
200万円のグランドピアノを購入する場合は100万点分のベルマークが必要ということですね
まとめ
- 2024年時点でベルマーク運動の協賛会社は45社
- 個人の人間がベルマークを集めて商品を購入することはできない
- ベルマークの点数で商品を購入できるのは幼稚園・学校・公民館などベルマーク運動に参加できる教育施設などに限られる
- ベルマーク1枚の点数は概ね0.4点から5点くらいのものが多い
- ベルマークの点数で購入できるのはベルマーク運動の協力会社が提供している商品に限られる
- 2024年時点でベルマーク運動の協力会社は13社
- ベルマークを集めた点数で欲しい商品が買えなかった場合でも現金を足して購入することができる
今回はベルマークについてまとめました。
ベルマークを集めたら個人でも商品を交換できるのかと思っていましたが、ベルマークが何のために存在しているのかを知れば、個人の人間がベルマークで商品を交換できない理由は納得のいくものですね。
ベルマーク1枚の点数が極端に少ないため、欲しい商品の料金分を集めるまでにとてつもない時間がかかりそうですが、塵も積もれば山となるということわざがあるように、ベルマークも地道に集めていきたいですね。