小中学校の行事といえば?と言われて、遠足を思い浮かべる方は多いはず。前日に楽しみで眠れなかったと懐かしむお父さんお母さんも多くいるのではないでしょうか?
中でも食後におやつを食べる時間は、特に楽しみな時間でしたよね。最近では学校側が決めたおやつを平等に支給するところもあるみたいですが、決められた予算の中でどういうおやつを選ぶのか?という楽しみは生徒にとっても遠足の醍醐味でもあると思います。
この記事ではそんな遠足の「おやつ」について以下のことをまとめています。
この記事で分かること
- 最近の遠足・おやつ事情
- 遠足のおやつは何円まで?決まりはある?
- おやつ選びのポイント、持っていかないほうがいいもの
- 遠足で人気のおやつは?
遠足のおやつは何円まで?上限はある?
遠足のおやつというと、上限額が決められている学校が多かったのではないでしょうか。
上限無くおやつを持って行ってしまうと、せっかくのお弁当が食べられなくなってしまう可能性があり、フードロスにもなりかねません。何より朝早く起きてお弁当を作ってくれたお父さんお母さんが悲しんでしまいますね。
たいていの学校は300円から500円の間でおやつの上限額を設定しているようです。
うーん。300円?ちょっと安すぎるような…
とはいえ、最近は食品の高騰が止まらず、おやつも例外ではありません。昔なら300円で5個買えたはずのおやつも現在は3つしか買えないなど、それほど物価が高騰しているのです。
なので最近は上限額を決めず、「食べきることができる量のおやつ」というルールにしている学校もあります。
また、このようにおやつの上限を200円に指定している学校もあり、学校によって金額やルールは様々のようです。
おやつが禁止?学校が支給するケースも
おやつの上限額の話をしてきましたが、おやつを持って行くこと自体を禁止にしている学校や、学校側が決めたおやつを生徒が持って行く学校もあります。
えー!自分で選んだおやつを食べるのが楽しみなのに…
学校もいじわるでおやつを禁止にしたり、支給しているわけではありません。おやつを禁止・支給にしている理由がちゃんとあります。
おやつが禁止・学校が支給するケース
- 様々な事情でおやつを持って行くことのできない生徒がいる
- おやつの種類や数で生徒が家庭環境の差を感じてしまう
- おやつを食べることで包装紙などのゴミが出てしまう
- おやつを食べる時間がない
- おやつが体に良くない
上限額を設定してしまえばおやつの種類や数で家庭環境の差が出てしまう問題は無さそうですが、家庭の様々な事情でおやつを持って行くことができない生徒がいることも事実です。みんなおやつを食べているのに自分だけおやつが無いとなると、生徒は悲しい思いをしなくてはいけません。
せっかくなら楽しい遠足にしたいです!
なので、学校側が生徒1人1人に同じものを平等に支給するケースがあるということです。
おやつそのものを禁止している学校もあります。
おやつを食べると、どうしてもゴミが出てしまいますね。1人1人がきちんと意識して持ってゴミを帰れると良いのですが、小さなおやつは包装紙も小さいので見落としてしまうかもしれません。先生も完璧に確認することは難しいと思います。
飴の包み紙くらいなら…と思うこともあるかもしれません。
また、おやつは体に良くない!という声があり、その理由として主に3つが挙げられています。
- 急激に血糖値を上げる
※お菓子は糖分が多く含まれているため
- 悪玉コレステロールが増加する
※お菓子にはトランス脂肪酸が含まれているものが多く、トランス脂肪酸には悪玉コレステロールを増加させる働きがある
- カロリーの高さに比べて栄養価が低い
※カロリーが高いのに食物繊維やミネラル、ビタミンがほとんど入っていない
このような観点から、おやつを推奨しない学校もあるようです。
また、糖分には強い依存性があるので1度食べるとやめられなくなるとも言われています
そんなこと言ったら何も食べられなくなっちゃうけど…
おやつ選びのポイント・持っていかないほうがいいものは?
決められた予算で数あるおやつの中からどんなおやつをチョイスするのか。友だちは同じ予算の中でどういうおやつを選んだのか。
おやつを広げる瞬間は友だちが選んだおやつを見てワクワクするものですよね。
おやつといえば、おやつ交換だよね!
自分が買いたくても予算が足りなくて買えなかったおやつを、友だちが持っていれば自分のおやつと交換することができるかもしれません。
基本的には好きなおやつを持って行くのがいいと思いますが、いくつかポイントを抑えておきましょう
持って行かないほうがいいもの
かさばるもの・重いもの
遠足の目的はいくつもありますがその1つは、文字の通り「遠くに行く・足を延ばす」という意味があります。遠足は普段学校で過ごすよりも長い時間・遠い距離を歩くことになるので、持ち歩く荷物は最小限の方がいいですよね。歩くことが苦痛になるくらい重たいものや、バッグに入りきらなくなるようなかさばるものは避けたほうが賢明です。
溶けやすいもの
同じく溶けやすいものも長時間歩く上で避けたほうが良さそうです。遠足はたいてい天気が良い日に行なわれるので、おやつを食べる頃にはどろどろに溶けていた!なんていうことにもなりかねません。
例えば
- わたあめ
- ソフトキャンディ
- チョコレート
もしおやつとして持って行くのであれば、陽が当たりづらいところにしまう・保冷剤を入れておくなどの対策が必要です。
溶けてたって、みんなで食べれば美味しいから私は気にしない!
形が崩れやすいもの
歩いているうちにバッグの中でおやつが動いてしまい、衝撃で崩れやすいものは粉々になってしまう可能性もあります。遠足で崩れる心配のあるおやつを持って行きたい方は、動かないようバッグの中に入れておく・衝撃を与えないように、など気を配る必要がありそうです。
例えば
- 米菓
- 箱に入っていないクッキー
醍醐味ではありますが、どうせなら崩れていないほうがいいですよね
遠足で人気のおやつ
最後に、遠足では皆さんどのようなおやつを持って行っているのでしょうか?
おやつの紹介、実際に持って行っている方の例もあったので紹介していきます!
見る限りだと、単価が安いお菓子を多く持って行くケースが多いようです。
蒲焼さん太郎
蒲焼さん太郎は単価が安い上に、美味しいです!
味も濃く、癖になる味ですよね
もぎもぎフルーツ
房のようになっていて1個1個ちぎって食べられるグミですね!
お友だちに1個おすそ分けするなどがしやすいおやつです
うまい棒
10円のおやつというとまず最初にうまい棒が出てきますね
味のバリエーションが豊富で、2本は持って行きたくなります!
ヤングドーナツ
こちらもお友だちとのおやつ交換に一役買ってくれそうです。
ポテトチップス
ロングセラーおやつですね!
グラム数が少ないものもあるので遠足のおやつにも持っていけそうです。
その他、人気のおやつ
パイの実
PRETZ(プリッツ)
じゃがりこ
グミ
グミも暑さに弱いので、持って行く際には気を付ける必要がありそうです。
おやつ組み合わせ実例
みなさんうまい具合にお菓子を組み合わせて予算内に収めていますね。
300円でも意外とたくさん買えることがわかりました!
まとめ
- 学校によっておやつの上限額はまちまちだが、300円を基準にしている学校が多い
- 駄菓子などの単価が安いおやつを持って行く子どもが多い
- チョコレートやグミ、溶けやすいものは避けたほうがいい
- 重たいものやかさばるものなど、歩く時に負荷がかかるものは避けたほうがいい
いかがでしたか?調べていくと、意外にも昔から人気がある古き良き駄菓子が現代の子どもも食べていることが分かりました。おやつの価格を抑えて数多く持って行くのか、少し単価の高いおやつを少し持って行くのか。それぞれおやつの好みもあり、チョイスが難しいところではありますが沢山悩んで悔いのない遠足の思い出を作りましょう!