お受験にちなむ早期教育とは?詰め込みしない幼児教育現代版について考える

早期教育という言葉があるそうです。
小学校へ入る前の時期から、読み書きや数の計算、お稽古事などを習わせることを指していて、小学校のお受験を考えるご家庭なら最近よく耳にするかもしれません。
そしてそのような層なら、それは今も昔も変わらない、お受験突破のための訓練のことかな、と感じられるのではないでしょうか。

ただ現在は、そのことについて従来と異なった考え方も少々プラスして語られるようになっています。
このような幼児教育の概念の、最新の流行をチェックしておきましょう。

目次

最近の幼児期の子供への教育方法

早期教育は、一般的にピアノやスポーツなどのお稽古事や、漢字の習得、計算練習などを、小学校入学の前段階から行って、お子さんの能力を早いうちからどんどん高めようという方針の教育方法だそうです。

知育という言葉で括られるような、より高度で質のいい知能を育む訓練をすることなども、ここに含めてよく語られます。
そう聞くと主に小学校のお受験にちなんで語られる習い事と同じなので、そこで見られるような、お子さんに先取り学習的に、実に意欲的精力的にスキル習得をしてもらうイメージでやはりいいのかと思われるかもしれません。

しかし最近は、それだけでない、プラスアルファの視点も出て来ているようです。

それは、詰め込み学習やスパルタ方式になって、子供に疲労や挫折感が芽生えるようなことは見直すべきだ、という現代の教育の流れから、無理に子供に何が何でも習得を、頑張らせるよりも、子供の長所を伸ばし、これから先触れる学習内容に親しめるようになることを目指してみる、という考え方です。

お受験というのは失敗もあり得るので、そうなっても人生はもちろん続いていく、ということを考えれば、このような道も想定しておくのはいいことのように思われますよね。

またその考え方があれば、早期教育というものが、小学校お受験をしない層にも浸透する可能性があるとの想定も叶いそうですね。

詰め込みしない教育を目指せる?普通のご家庭で出来ること

それならもし早期教育を、お受験をしない一般的な家庭でも取り入れたい、と思ったときどうするのがいいのか?について考えてみたいと思います。

今、お受験対策塾や一般的なお稽古教室などで学ぶこと以外にも、日常生活の中で起こるありふれたことの中に、それらの習い事で身に着けるような、学校入学後の学習内容を見い出し、その理屈の演習をしてみる、いわば生活課題の中でこの先の学習内容を想起していく、といったようなアイデアが教育界にあるそうです。

先取りとなる学習内容についても、そのようなことなら、子供さんが学校へ入る前でも確かに無理なく触れていけそうですね。

詰め込みしない教育を目指せる?普通のご家庭で出来ること

そのように、子供の心身に優しい案が必要であることから考えると、あれこれ沢山のことを身に着けるのが絶対に必須、と捉えるのではなく、子供さんの得意なことを何か一つ見つけて、そのことを丁寧にブラッシュアップしていく、得意で好きなことと共に成長することを考えてみる、という方法をとることも、一般的に実現可能な早期教育の道のりと言えそうな気がします。

早期教育に英語を取り入れることについて

現在の早期教育で人の興味を強く引くとするなら、それは英語学習ではないでしょうか。

英語については日本でも会話力を高めることの必要性もあると以前より大きく叫ばれるようになりました。
そうは言っても日本人の英語力というのは従来通りのリーディングやライティングにしても、まだそこまで本質的な躍進、変化があったとは言い切れません。
そのため会話力まで身に着けるとするなら、早いうちから子供には日本語のみならず英語も習わせておかなければ、と考えたくなる方もあると思います。

しかし、やはり幼少期であることを考えると、まず母国語を身に着けることや、従来通りの英語の教育を受けた人たちの考えを理解し、その人たちと何か共通の感覚を持って話せるように、従来型の英語教育で身に着けられているべき内容の対処を求められた時も、勿論パス出来ていると言えるようにすることを目指して、お子さんにやはり無理なく、英語に触れることが自然に思えるようなやり方が推奨されると思います。

まとめ

教育に求められることはいつの時代も変わらず、教育者が言うこともまたいつまでも変わらないという側面があります。

子供がよい人生を送り、意味深い出来事を為せるように、その子のいいところを見つけて、伸ばすのです。
そのために、古典的なままであり、かつ最先端に転じさせもした言葉がいつもあります。
これからも教育界で起こるアイデアをチェックしたいものですね。

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