「なぜ出ない?」柴崎岳ワールドカップ2022で出番なしの理由考察と奥さんの言葉

盛り上がりが続く2022年ワールドカップカタール大会。
我らが日本代表は、グループステージでドイツとスペインを撃破。
決勝トーナメントではクロアチアを相手に延長戦を戦い抜き、最後はPK戦までもつれ込みました。
目標とするベスト8には及ばなかったものの、強豪国と堂々と渡り合う姿は世界を驚かせ、私たちを楽しませてくれましたね!

三笘薫選手や田中碧選手、堂安律選手といった若い選手が活躍を見せた今回のワールドカップ。
一方で、まったく出場機会を得られなかった選手たちがいます。
そのひとりが、今年30歳を迎えた柴崎岳選手でした。

柴崎岳選手は、2018年にロシアで開催されたワールドカップでチームの主力選手として勝利に貢献。
しかし、今回の大会ではほんの1分も出番なし。
SNSにも、大会中からすでに日本代表が帰国した現在にいたるまで、「柴崎岳はなぜ出ないのか?」「柴崎岳を使わなかった理由を知りたい!」といったファンの声が続々と投稿されています。

柴崎岳選手はワールドカップでなぜ出番を与えられなかったのか?
SNSに投稿されたサッカーファンの声をもとに、その理由を考察してみます!

目次

「柴崎岳はなぜ出ない?」サッカーファンが考える3つの理由とは?

柴崎岳選手の出場機会がなかったことについて、大会中からSNSには多くのサッカーファンによるさまざまな考えが投稿されています。
ファンが考える「柴崎岳出番なし」の理由に多く見られるのは、次の3つのようです。

柴崎岳選手は守備ができない

柴崎岳選手はあくまで「替え」だった

柴崎岳選手温存説

柴崎岳選手の出番がなかったのは、守備ができないからだった?

SNSの投稿に多いのは「柴崎岳選手は守備ができない」というものです。
柴崎岳選手には同じポジションの選手たちにくらべて守備の評価が低いという側面があるようです。

格上の相手と対戦することが多いワールドカップでは、これまで以上に堅い守備が求められます。
今大会で柴崎岳選手の出番がなかった理由のひとつは、「ワールドカップで必要とされる堅実な守備ができないから」というのが、サッカーファンの考えのようです。

柴崎岳選手の守備は評価が低い?

柴崎岳選手は能力の高い魅力的な選手ですが、守備能力の面で同じポジションの選手たちに劣ることがたびたび指摘されています。
ワールドカップのメンバーに選出されたときには、守備ができないからスタメンで出場することは考えられないと言い切るサッカージャーナリストの方もいたほどでした。

柴崎岳選手の守備、どこが問題?

柴崎岳選手の守備で特に課題とされるのは、ボールロストが多い点だといいます。
ボールロストとは、ボールをキープできず奪われたり相手のボールにしてしまったりすること。

たとえばアジア最終予選のサウジアラビア戦では、柴崎岳選手は後半途中で交代するまでに8回ボールを失っているとのこと。
これはサウジアラビアのボランチにくらべて随分多い数字でした。
大事な場面でボールを奪われることがあれば印象に残るのはもちろん、柴崎岳選手のボールロストの多さは数字として明確にあらわれているようです。

参考元:web Sportiva

ボールを相手に奪われてしまうことが多くてはなかなか攻め上がれませんし、なにより相手の得点に直結してしまう危険もあります。
1点の重要性がより高くなる強豪国との試合で、守備に安定感を欠く柴崎岳選手が使われにくいという説には納得できる人も多いかもしれません。

柴崎岳選手の出番がなかったのは、あくまで「替え」の選手だったから?

柴崎岳選手はあくまで主力選手たちの「替え」として招集されたのではないかと考えている人もいます。
主力選手が交代を必要としたときに初めて出番が来る役割なので、主力選手たちに問題がなければ当然出場機会はありません。

柴崎岳選手は主力選手ではなかった?

柴崎岳選手の主なポジションはボランチ。
ボランチにはほかに次の3選手が招集されています。

田中碧選手

遠藤航選手

守田英正選手

ワールドカップの4試合では、柴崎岳選手を除いたこの3選手がさまざまな組み合わせで試合に起用されました。

【ドイツ戦】

田中碧選手・遠藤航選手

【コスタリカ戦】

遠藤航選手・守田英正選手

【スペイン戦】

田中碧選手・守田英正選手

※田中選手と交代で遠藤航選手も出場

【クロアチア戦】

遠藤航選手・守田英正選手

※守田選手と交代で田中碧選手も出場

こうしてまとめてみると、森保一監督が柴崎岳選手以外の3選手を主力として考えていたことがよくわかりますね。

柴崎岳選手を除いた3人の選手をバランスよく起用している印象です。

替えの選手は必要だった?

ボランチは、チームの要といわれる重要なポジションです。
負担が大きくなりすぎてコンディションを崩すことも、思わぬ故障に見舞われることもあるかもしれません。
そういった事態を想定して用意された「替え」の選手が、今回は柴崎岳選手だったと考えられるわけです。

実際にワールドカップ直前には、脳しんとうを起こした遠藤航選手とコンディション不良を抱える守田英正選手が別メニューで調整をおこなっていました。
遠藤航選手はスペイン戦の前にも右ひざに痛みが出て練習に参加できないということがありました。

主力とされる選手が常にベストなコンディションにあるとは限りません。
そんなときのために、4人目のボランチを用意しておくことは必要な対策だったのではないでしょうか。

柴崎岳選手の出番がなかったのは、温存されていたから?

柴崎岳選手の強みは局面を変えるようなパスが出せることだといわれています。
ここぞという場面で最大限にそのプレーを活かすために、日本は柴崎岳選手をすぐに試合に出さず温存していたのではないかと考えているファンもいるようです。

日本は柴崎岳選手を隠していた?

柴崎岳選手は、そのパスひとつで不利な局面を打開したり、チャンスを作り出したりすることができる選手です。
彼に期待されたのは、どうしても得点をとらなくてはならない場面での活躍だったのではないかと予想する声も少なくありません。

最後の最後に一発逆転を狙うようなパスを通すために、日本はできるだけ柴崎岳選手のプレーを他国に見せたくなかったのではないか。
研究され、対応されることを避けたかったのではないか。
柴崎岳選手をなかなか試合に起用しなかった理由を一部のファンはそんなふうに考えているようです。

いかがでしょうか?
守備の面で安定感を欠く柴崎岳選手は、格上との対戦が続くワールドカップでは起用しづらかったという説。
柴崎岳選手は替えの選手だったという説。
さらに、柴崎岳選手は温存されていたのだという説。
サッカーファンの考える3つの理由のうち、あなたが納得できるものはあったでしょうか?

柴崎岳選手「出番なし」の3つの理由、納得できる?

柴崎岳選手が試合に出なかったのはなぜなのか。
サッカーファンの間で3つの理由が挙げられていることがわかりました。
しかし、その3つの理由は誰もが完全に納得できるものなのでしょうか?

実は3つそれぞれに疑問が残るようなのです。

柴崎岳選手には守備のほかに期待された役割があったのではないか?

柴崎岳選手は同じポジションのほかの選手たちとくらべて、たしかに守備の面で評価が低いようです。

しかし、柴崎岳選手は日本代表のメンバーとして招集されているのです。
守備ができないから先発では試合に出られないといわれれば納得できますが、守備ができないから1分たりとも出番を与えられなかったというのは疑問が残るところです。

日本代表に招集された以上、柴崎岳選手は守備以外に何か役割を期待されて選出されたと考えられるからです。

それは局面を変えるような1本のパスだったかもしれません。
だとすれば、局面を変えるパスが必要な場面は、日本の敗退が決まるまで一度もなかったでしょうか?
リードを許したコスタリカ戦や延長戦の最後まで得点を奪えなかったクロアチア戦。
柴崎岳選手の投入は考えられなかったのか?

今も答えが出ないサッカーファンが大勢いるようです。

不調の選手がいたのに「替え」の柴崎岳選手と交代がなかったのはなぜ?

日本が勝てなかったコスタリカとの試合で、MFの選手に調子が上がらない様子が見られたことは多くの人が指摘しています。

柴崎岳選手の役割が主力選手の「替え」だったとすれば、調子が上がらない選手がいたのに代わりを務めることがなかったのはなぜでしょうか。

ボランチではありませんが同じMF。
そんなときこそ「替え」の選手の出番だったはず。
しかし、柴崎岳選手が彼と交代することはありませんでした。

温存しすぎ?最後まで見られなかった柴崎岳選手のパス

柴崎岳選手は温存されていたという説についても、疑問が残ります。
いくら温存といえど、大会の敗退が決まる前に使われなければ意味がありません。
前述したコスタリカ戦、クロアチア戦の終盤など、柴崎岳選手投入が考えられる場面はあったという声はSNSでも多く見られます。

勝てなかったコスタリカ戦でも柴崎岳選手を起用しなかったのは、さらに先の試合を見据えての温存だったという考えもあるようです。
初戦のドイツ戦で勝利していた日本には、まだ次の試合について考える余裕があったのかもしれません。

しかし、延長戦まで戦ったクロアチア戦でも柴崎岳選手の出番はなかったのです。
彼はPKも得意だといいます。
延長戦の終盤でピッチに飛び出した彼の足から放たれるパスがゴールにつながるのを期待したファンは少なくなかったはずです。
大会敗退が決まるまで「出番なし」では、温存の意味がなくなってしまいます。

もちろん試合は生きていますし、その場その場で判断が変わることもあるでしょう。
それでもなお、疑問が晴れない人は多くいます。
どうして柴崎岳を使わなかったのか。
3つの理由は、すべてのサッカーファンを納得させられるものではないのかもしれません。
いつか、森保一監督の口から答えが語られる日が来るでしょうか?

柴崎岳選手はワールドカップで何をしたのか?

ワールドカップのピッチに入ることはかなわなかった柴崎岳選手。
しかし、彼は試合に出場する選手たちに対して対戦相手の特徴を伝えるなど、チームの勝利のために行動していたようです。

日本の正GKとして全試合に出場した権田修一選手が、帰国後出演したテレビ番組で柴崎岳選手について話をする場面があったそうです。
柴崎岳選手はスペインの選手の特徴など、彼が持っている情報をほかの選手たちに伝えていたのだとか。
予選、本選を通じて、サッカーに対する彼の考えを話すこともあったそうです。

2017年から現在まで、スペインのリーグでプレーしている柴崎岳選手。
スペインの選手の特徴についてもよく知っているはず。
具体性のある情報は選手たちにとって有意義なものだったのではないでしょうか。

ピッチの上に立つ選手だけが日本代表ではありません。
自分が試合に出場できるのかどうかわからなくても、自分の持つ情報を選手たちに伝えることでチームに貢献していた柴崎岳選手。
その思いは権田選手たちチームメイトに届いていたことでしょう。

柴崎岳選手の奥さんである女優の真野恵里菜さんが大会終了後につづった文章の中に「夫のサッカー人生が1日でも長く続くように」という部分がありました。
現在30歳の柴崎岳選手は、きっとまだ前に進んでいくはず。
スペインのクラブで、そして日本代表の試合で、局面を変える力を持つ1本のパスが蹴り出されることを願ってやみません。

夫のサッカー人生が1日でも長く続くように
私に出来るサポートはこれからも続けていきたいし
どんなときも全力で応援していく。
と、改めて強く思いました。

引用元:erinamano_official

まとめ

  • 柴崎岳選手の出番がなかったのは、ほかの選手にくらべて守備力に劣るからだと考えているサッカーファンが多い
  • 柴崎岳選手の出番がなかったのは、あくまで主力選手たちの「替え」として招集されていたからだという声もある
  • 柴崎岳選手の出番がなかったのは、今後の試合のために温存されていたからだと考えているサッカーファンもいる
  • それぞれの理由には疑問が残る部分があり、コスタリカ戦やクロアチア戦の終盤にも柴崎岳選手が起用されなかった理由は明確になっていない
  • 柴崎岳選手はワールドカップで対戦相手の情報をほかの選手たちに伝えていた

招集が予想されていた大迫勇也選手や若手の選手ではなく、柴崎岳選手が選ばれた意味は絶対にあったはず。
日本代表メンバーをねぎらいつつ、これからの夫のサポートを誓う真野恵里菜さんの投稿には胸を打たれました。
なんて素敵な奥さんなんでしょう!
柴崎岳選手の今後の活躍を楽しみにしています!

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