キーステーションとは?ファミマで無人鍵の受け渡し?使い方やメリット・デメリットを解説!

キーステーション(KEY STATION)は、無人で24時間鍵の受け渡しができるサービスです。
主な設置場所はコンビニのファミマ。

利用方法や料金などを詳しく解説していきます。

不動産管理会社の方や鍵の管理で困っている方は、参考になること間違いなしです。
鍵の受け渡しの「場所」や「時間」にとらわれない次世代サービスといえる、キーステーションについて詳しくみていきましょう!

目次

キーステーションとは?

キーステーション(KEY STATION)とは、24時間無人で鍵の受け渡しができるサービスのことです。
鍵の受け渡しは暗証番号を利用し、専用ボックスで行います。

キーステーションの主な設置場所は、コンビニのファミマ。
専用ボックスはファミマ店舗内に設置しているので、盗難などの心配もなく安全に鍵の受け渡しが可能です。

人手不足や感染症対策といった鍵の受け渡しの無人化に、便利なサービスといえますね。

キーステーションを運営しているのは、「Keeyls株式会社」です。
鍵(デジタルキー含む)の発行・受渡しを管理し、「誰が」「いつ」「どこで」鍵を受け取ったかを追跡しています。

キーステーションの利用例

キーステーションの便利な使い方の例を紹介します。

  • 宿泊施設でお客様への鍵の受け渡し
  • 不動産物件の内覧での鍵の受け渡し
  • シェアオフィスやカーシェアリングの鍵の受け渡し
  • カラオケボックスの鍵の受け渡し
  • 訪問介護や家事代行での不在時の鍵の受け渡し
  • 家族間(単身赴任・子供)のスペアキーとしての保管場所
  • 管理したい鍵の情報追跡

上記以外にもたくさんの利用方法があります。

キーステーションの使い方(契約方法)

これまで紹介してきたように、色々な利用方法があるキーステーション。

実際の使用方法を解説します。

ここでは具体的に、「不動産会社が鍵を渡す側」「物件を内覧するお客様が鍵を受け取る側」を例とします。

不動産会社が鍵を渡す方法

  1. キーステーションへ問い合わせをする
  2. 会員登録をする
  3. 内覧する物件に近い専用ボックスを設定
  4. 専用ボックスに鍵を預ける
  5. 鍵を渡すお客様へファミマの店舗と暗証番号を伝える

物件を内覧するお客様が鍵を借りる方法

  1. 鍵の受け取り店舗や暗証番号を確認する
  2. 受け取り店舗へ
  3. 暗証番号を入力し、鍵の取り出し
  4. 物件へ向かい内覧
  5. 利用後はキーボックスに返却

この手順であれば、簡単に利用できますね。

キーステーションの設置場所

キーステーションは主に、コンビニのファミリーマートに設置されています。
ファミマ以外にも駅や宿泊施設を中心に、全国270か所以上に設置されています。
現在、設置場所を拡大中です。

ファミマは全国に16559店舗(ファミリーマート公式HP・2022年9月時点)あり、大手コンビニということで、分かりやすい場所で鍵の受け渡しが可能です。

キーステーションの料金プラン

キーステーションにかかる料金をみていきましょう。

月額料金を紹介します。

料金プランは「初期費用ありプラン」と「初期費用なしプラン」の2タイプあり、
どちらも会員登録は無料です。では、それぞれの料金を紹介します。

初期費用ありプランの場合

専用ボックスを新規で設置・導入する企業向けのプランです。

  • 初期費用+月額料金550円から
  • 初期費用は設置ボリュームによって異なるため要問合せ

初期費用なしプランの場合

ファミマに設置された専用ボックスを利用する方向けのプランです。

  • 使い放題プラン:月額料金3,300円/1スロット
  • 都度課金プラン:月額料金1,100円/1スロット/1回利用ごとに550円

上記2プランに追加できるオプションがあります。追加できるオプションは以下の通りです。

  • 本人確認オプション 月額料金2,200円
  • 24時間コールセンター対応オプション 月額料金3,300円

また、解約については違約金や解約金はかからず、いつでも解約可能です。
万が一、鍵に取り付ける器具をなくした場合は、再発行料6,000円が発生します。

キーステーションのメリット

便利なサービスといえるキーステーションには、多くのメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

メリット①管理に伴う人件費削減

キーステーションを導入すると、今まで鍵の受け渡しなどにかかっていたコストをカットすることができます。
ホテルの場合だと、鍵を渡すためのフロントマンに掛かる人件費を削減することが可能です。

メリット②手間や時間を削減

キーステーションを導入すると、直接人と会って鍵を渡す必要がなくなります。

不動産管理会社がお客様に物件の案内をする場合、担当者が鍵を持参し内覧希望のお客様と待ち合わせをしますよね。
お客様に同行し物件を内覧。
その後鍵を指定の位置に持ち帰ります。

キーステーションを利用すると、その内覧に同行する手間がなくなり時間に余裕ができます。
余裕ができた時間に、商談を設定することも可能になりますね。

手間と時間を有効に使うことができるようになります。

メリット③24時間対応

キーステーションを導入すると、24時間対応可能なため時間を気にする必要がありません。

コールセンターも24時間対応しています。
また、スマホやパソコンから鍵の追跡ができるので、セキュリティー面でも安心です。

キーステーションのデメリット

多くのメリットがあるキーステーションですが、一方でデメリットもあります。
デメリットもみていきましょう。

デメリット①補償が充実していない

キーステーションに預けた鍵が万が一盗難にあった場合、過去12か月間に登録ユーザーが支払った金額を超えての保障はされません。

鍵が盗難にあったことによる、損害や将来的な損失についての賠償はありません。
もともとキーステーションは厳重なセキュリティで管理されていますし、ファミマ店内に設置されていることを考えると盗難の心配は低いでしょう。

しかし、万が一盗難された場合については、考えておく必要があります。

デメリット②鍵は他の利用者と共用のBoxに預ける

キーステーションの専用ボックスは、他の契約者と同じボックスを利用します。
鍵ひとつずつがボックスに入っているわけではないので、人の目に触れるということに留意する必要があります。

鍵に建物名や名称など記載はしない方がよいでしょう。

デメリット③キーステーションの主な設置場所は東京都心部

現在、キーステーションの主な設置場所は東京都心部となっています。
東京以外の主要都市にいくつか設置されていますが、非常に少ない状況です。

現在設置場所を拡大中なので、今後はキーステーションがもっと便利になるかもしれません。

まとめ

この記事ではキーステーションの使い方や利用した際のメリット・デメリットを解説しました。

  • 鍵の専用ボックスを使い、鍵の受け渡しをするという次世代サービスです。

キーステーションは24時間対応なので、鍵を渡す側も受け取る側もライフスタイルに合わせて利用できるでしょう。
また、無人対応できるので働き方をかえてくれるサービスともいえます。

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