世界と比べて日本のデジタル化が遅れている3つの原因!見かねたGoogleが日本に1000億円投資!?

千葉には日本初のデータセンターや日本とカナダを海底ケーブルで結ぶTopazなど、今まで以上にネットが快適に使えるのは嬉しいですよね。

私もあのGoogleが日本に期待して1000億円も投資してくれたんだと喜ばしい気持ちだったんですが、SNSで気になる投稿を見つけてしまったんです。

Googleの投資のニュースを見た方が投稿した日本のデジタル化の遅れを心配する意見が数々・・。

日本のデジタル化の遅れは昔から言われていましたが、今はどのくらいなんでしょうか。
今回は世界と比べて日本のデジタル化がどのくらい進んでいるかを調べました。

目次

世界と比べて日本のデジタル化が遅れている3つの原因

2022年のデジタル競争ランキングで日本は過去最低の29位になりました。参考:東奥日報社

2021年は28位、2020年は27位のため年々下がっているのが現状です。
デジタル競争ランキングとは・・

毎年、世界63ヵ国を対象に、各国の経済が、新しいデジタル技術を採用し、探求する能力という観点で調査・集計されている、スイスのビジネススクール「IMD」による独自調査です。

引用:PRTIMES

ちなみにアメリカの2022年の結果は2位、同じアジアの韓国は8位で中国は17位、シンガポールは4位になります。結構離されてしまっていますね。参考:東奥日報社
日本はかなりデジタル化が遅れていると評価されてしまい、先進国とは言い難い結果になってしまいまいた。

今度はお金の面でみていきたいと思います。
日本のICT投資は他の主要国と比べて低い状態で伸び悩んでいる状態です。

ICTとは情報技術を利用して人とインターネット、人と人をつなげる技術のこと、つまりICT投資はその情報技術に対してどのくらい企業がお金を掛けているかということになります。

日本は1989年に14.3兆円だったICT投資が2017年では16.3兆円になり、あまり増えていない印象です。
一方アメリカは落ち込むこともありましたが1989年で1476億ドルだったのが2017年には6551億ドル(約72兆円)に。なんと30年間で4倍以上増加しているんです。参考:総務省

これもまたすごい差をつけられていますね。
では何故こんなに日本はデジタル化が遅れているのでしょうか?

様々な原因がありますが、主な3つの原因をご紹介します。

《原因1》セキュリティやプライバシー漏洩への不安

デジタル化が遅れている企業の最も多い理由になります。52.2%が理由にあげました。参考:総務省

確かに個人情報の漏洩があった場合は大きなニュースになってしまい、企業の信用も一気に悪くなってしまいます。

1件あたりの平均想定損害賠償額は5億4850万円から6億3767万円になり、かなりの金額を損失することになるでしょう。
しかし今の個人情報は暗号化されているため被害に合いにくくなっており、1年の平均漏洩数も大幅に減っています。参考:Tokyo Cyber Port

《原因2》会社にITを導入できる人材がいない

次に多いのがこの理由です。デジタル化が遅れている企業の44.2%が理由にあげました。参考:総務省

2019年度に調査した結果、IT人材の量の不足を感じていると答えた企業は89.0%、IT人材の質の不足を感じていると答えた企業は90.5%です。参考:総務省


さらに2030年には40〜80万人の規模で不足すると懸念されています。参考経済産業省

なぜこんなに不足してしまうのでしょうか。

IT人材には専門的な知識やスキルが必要なのはもちろん、急速にに進化するIT技術に対応出来るよう常に勉強し自分のスキルを更新していかなくてはいけません。そのため最新の技術を使える人が少なくなってしまうのです。

またIT技術が使える人の高齢化が進み定年退職をする人が増えているが、少子化の影響などにより新しくIT技術を使える若い人が入ってこないのも原因の一つです。

《原因3》攻めのITに踏み切る企業が少ない

すでにIT導入している企業のほとんどのITを使う目的はコスト削減や業務の効率化などです。(守りのIT)

新規顧客の獲得や新規製品・サービスの開発など、新たに利益を生み出すための利用(攻めのIT)に踏み出している企業が少ないのもデジタル化が遅れている理由の一つです。

デジタル化が遅れているということは何となく聞いたことがありましたが、ここまで遅れているのには驚きました。

またデジタル化というと政府や企業、エンジニアなど特別なスキルがある人に関係することで、私にはあまり関係ないと思っていました。しかし企業がデジタル化に踏み出せない一番の理由が個人情報の漏洩ということは、デジタル化を進めるには私のような一般の消費者のITの理解と協力が必要不可欠になってくるのではないでしょうか。

そもそもデーターセンターってどんなもの?

データセンターとは大量のサーバーを設置するために特別に作られた施設です。

サーバーには様々な大量のデータ−や情報が保存されており、それをインターネットを通して提供してくれます。

例えば私達がパソコンで「このWebサイトを見たい」と注文したのに答え、そのWebサイトを見るのに必要なデータや情報を提供してくれるのです。

データセンターにはこのサーバーが一箇所に数十万台以上設置され、24時間体制で常に動いています。
大切なデータ−が沢山保存されているため徹底したセキュリティに守られ、関係者以外は入ることができません。Googleのデータセンターでは一人ずつ虹彩スキャンと生体認証のダブルチェックが行われています。
こちらの動画ではGoogleデータセンターの中をのぞくことができます。

引用:Google Cloud Tech

Googleデータセンターができてることで何かメリットはあるの?

Googleのサービスやツールのアクセスがより早くなったり安定するだけでなく、雇用のメリットもとても大きいです。

GoogleのデータセンターにはIT技術者やエンジニア以外にも社員食堂で料理を提供する人や施設管理をする人、施設周辺の植物を管理する人や警備員など沢山の職種の方が必要です。参考:GoogleSustainability

そのため、IT関連の雇用はもちろん、他の様々な種類の雇用が増えることが期待できます。
ITの技術がない方でも働くことが可能なため、沢山の方に働くチャンスがありそうですね。
雇用の詳細は残念ながら調べても分かりませんでした。
2022年の1月には求人が出ていたようですが、今(2022年10月9日現在)アクセスしてみても求人の表示はされませんでした。参考:いんざいパルケ印西市の紹介

まとめ

いかがでしょうか。私が調べて思ったことは、デジタルやITについて書いてある文章は普段聞いたこともない言葉だらけで本当に難しいということ。
新型コロナウイルスの影響で日本も以前よりデジタル化の速度が上がっているようです。
私もこれ以上置いてからないよう少しずつ勉強していけたらと思います。

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