食品の値上げ10月が山場に!何故こんなに値上げばっかりするの?

電気代にガス代、ガソリン代や食品など最近どんどん値上がりして本当に大変ですよね。
すでにスーパーで食品の値上がりをひしひしと感じているのに、10月からさらに6500品目以上値上がりするなんて聞きたくもない状態です。

その中には家庭に馴染みが深いマヨネーズたハムや、仕事後の楽しみのビールや缶酎ハイ、みんな大好きなペットボトル飲料も含まれるそうです。
今回は「なぜ食品が値上がりになってしまったのか」や「対策方法」について調べてみました。

目次

なんでこんなに食品が値上げばっかりするの?

食品が値上がりした原因は一つではありません。様々な要因が入り混じっているようです。

小麦の世界的な高騰

小麦が高騰したのは温暖化による異常気象や干ばつなどの原因もありますが、一番はロシアとウクライナの情勢悪化です。
ロシアは小麦の生産量第3位、ウクライナの生産量は第7位になります。※参考:外務省

そのため全世界に大きな影響を与えてしまっているのです。特に日本は約9割以上を輸入に頼っている状態のため特に影響を受けやすいのでしょう。
小麦はほとんどの加工食品に入っているため、沢山の食品に影響を与えてしまいそうです。

原油の世界的な高騰

こちらもロシアとウクライナの情勢悪化が原因になるでしょう。
なぜならロシアは石油の生産量が第3位だからです。※参考:外務省

日本は約99.7%も輸入に頼っている状態のため、大きな影響を受けてしまうのは避けられません。
石油が高くなると、ガソリン代が高くなりその分輸送費も上昇します。
さらに10月から値上がりするペットボトルなど、多くの食品のパッケージには石油が使われてます。
輸送やパッケージもほどんどの食品が必要不可欠なもの、影響力がとても高そうです。

コロナウイルスの影響

コロナウイルスが流行り始めた頃、トイレットペーパーが消えたりしたことをを覚えていますか?
このように「需要」と「供給」のバランスが崩れたことも物価の上昇の原因に。
また物流関係の人手不足により輸送の遅延することなども影響してるといわれています。

円安

アメリカは物価がこれ以上高くならないようにするために今年3月に金利を上げました。

一方、日本は金利を上げることをせず、このままの金利でいくことを発表しました。
投資家にとっては金利が高い国で運営しているほうが利益が大きいため、持っていた円を売ってドルを買うようになり、円安が進んでしまったのです。

円安が進めば進むほど日本は海外から原料を買う時により高い金額を払わなくてはいけません。

次世代エネルギーバイオ燃料としての需要の高まり

最近注目されているバイオエネルギーの原料の一つにサトウキビやとうもろこしなどの穀物が使われます。
実際、毎年アメリカでは約1億2000万トンのとうもろこしがバイオエネルギーに使われています。

自然環境の変化

地球温暖化による干ばつ、異常気象など穀物や野菜などの農作物はどうしても天気や自然環境に影響を受けてしまいます。
穀物が採れなくなるとそれをエサとする牛や豚、鶏の肉や卵の値段も高くなってしまうのです。

私が調べてみただけでもこんなに沢山の原因が重なっていました。
さらにどれも自然環境や他の国が関わっているものばかりで、すぐに解決できるものは無さそうな印象です。
これからどうなってしまうのか不安になってしまいますね。

値上げに対して国ではどんな対策をしてくれるの?

首相官邸のホームページには

食料品について、輸入小麦の政府売渡価格を10月以降も据え置き、秋以降のパンや麺などの値上がりを抑えてまいります。さらに、配合飼料の価格についても、畜産農家が支払う飼料代負担を、10月からの第3四半期も、現在と同程度の水準に据え置くよう支援を拡充し、卵、牛肉、また豚肉、こうした価格への影響、これを軽減してまいります。

引用:首相官邸

政府売渡価格とは政府が輸入した小麦を製粉工場に販売する価格のことです。
つまりこれから小麦を輸入するための費用が高くなっても、政府が小麦を製粉工場に販売する値段は変えないということです。

また配合飼料とは様々な穀物が配合された家畜の豚や牛、鶏や魚などが食べるエサのこと。
原料の穀物がこれ以上高騰しても、畜産農家のエサ代の負担が増えないように支援するということですね。牛や豚、鶏は何となく影響するのは分かってましたが、魚までとはびっくりです。

さらに首相官邸ホームページにはエネルギーの対策もかかれていまいた。

ガソリン価格については、これまでも毎月3,000億円余りを投入して、本来リットル200円を超えていたガソリン価格を170円程度に抑制してきました。足下の原油価格の水準を踏まえつつ、本年末までガソリン価格等の抑制、これを継続いたします。

引用:首相官邸

ガソリンの平均値段が170円以上になった場合、超えてしまった金額を政府から石油の元売り会社に渡されます。
元売り会社は渡された金額の分小売価格を引き下げるという仕組みになります。

9月24日時点でのガソリンの平均価格は、165.2です。私が25日にガソリンを入れた時は158円でした。6月26日の時は平均価格は170.9のため確実にガソリン価格は下がっているようです。※参考:gogo.gs

他にも低所得者の方に一世帯あたり5万円の給付をするなどがあります。

※ IDを指定してください。

値上げに対してみんなはどんな工夫をしているの?

皆さんが食品の高騰に向けてどんな対策や工夫をしているのかを調べてみました。

まとめてみると

  • ポイ活
  • 業務スーパーの利用
  • 米生活の切り替え
  • 副業などで収入を増やす

という内容が多かったです。

実は沢山の食品が高騰している中、米の価格は下がっているのです。参考:農林水産省

コロナウイルスによって外食する人が少なくなり、その分の米が余っていることと、若者の米離れが原因と言われてます。
節約のためにも米生活を検討してみてもいいかもしれません。

またポイ活や副業などは今まで興味はあったけど、踏み切れていない方もこれを機に挑戦した方も多いようです。
嘆いているだけでなく、挑戦や自分の成長にもつながるプラスの行動が出来る方は本当に尊敬します。

さらに食品を安く購入できて社会問題にも貢献できるフードロスの通販サイトやアプリを利用する方も増えているようです。
賞味期限が近い物だけでなく形が不揃いなもの、箱にキズやヘコミがあるものや期間が過ぎてしまった限定商品などが販売されています。
思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれませんね。私も早速チェックしてみます。

などなど・・・

まとめ

いかがでしょうか。食品の値上げは本当に深刻な問題ですが、落ち込んでばかりではいられません。この状況をしっかりと生き抜くため、今まで無頓着だった経済や政治、お金のことを少しでも知る努力をしてプラスの行動をしていきたいと思います。

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