前回の過去最強クラスと恐れられていた台風14号が過ぎたかと思えば、今度は15号によって大雨が起きています。
台風のみならず最近の自然災害は本当に恐ろしく、ニュースの警戒レベルを見るたびに不安になってしまいますよね。
そんな時ペットがいる方はペットとどうやって避難するか心配になりませんか?
私も少しだけ強面な可愛いワンちゃんがお家にいるので、とても心配になってしまいます。
そこで今回は災害時ペットと一緒に避難する時について調べてみました。
ペットと一緒に避難できるの?
東京都23区の避難所を調べてみたところ、ほとんどの避難所でペットと同行避難をすることが可能でした。
しかし、同行避難とは避難所でペットと同じスペースで生活出来るという意味ではありません。
現に詳しく記載がない区以外は全ての区が人が生活するエリアとは別に、野外または施設内にペットの生活エリアをつくり、そこにゲージを並べて飼育すると記載されていました。
全ての避難所でペットと同行避難OK
合計:15箇所 |
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千代田区、文京区、新宿区、目黒区、世田谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区、豊島区、墨田区、江東区、足立区、江戸川区、大田区 |
一部の避難所でペットと同行避難OK
合計 | 5箇所 |
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港区 | 57箇所中5箇所受け入れ可能 |
品川区 | 事前に取り決めがある場合ペットの飼育場所を確保する、定めてない場合は近隣の避難所に確保すると記載 |
渋谷区 | ペット生活エリアの場所が確保できない場合は受け入れできない |
荒川区 | ペット生活エリアの場所が確保できない場合は受け入れできない |
葛飾区 | 小中学校の避難所で受け入れ可能 |
詳しく記載なし
合計 | 3箇所 |
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北区 | 区の公式ホームページでは詳しく記載ないが、他サイトで全ての避難所でペットと同行避難OKと記載あり |
台東区 | 区の公式ホームページに具体的な記載はないが、台東区避難所運営マニュアルにペットを指定の場所で飼育と記載あり |
中央区 | 区の公式ホームページに詳しく記載がないが、他サイトで最終的にはペットが同行できるように進める方向と記載あり |
ここで気をつけたいのが、ハムスターや昆虫など手のひらサイズのペットは人と同じ生活エリアで生活することはできません。
かならず、ペット専用のエリアでの生活になります。
そしてカミツキガメやワニ、蛇などの爬虫類など危険性が高いペットは受け入れが難しい印象を受けました。
しかし犬や猫など一般的なペットでも一番優先されるのは人の命のため、状況によっては難しくなることもあるでしょう。
知人や親戚など預かってくれる人をあらかじめ探して置くことも大切です。
探す方が難しい方はSNSなどで調べてみると、
ペット同伴避難所(竜之介ビル)
— 徳田竜之介 (@tokudaryunosuke) September 18, 2022
9月18日 21時 現在
同行避難利用者
避難者:73名
ペット:58匹
ペットホテル利用者
182匹
(飼主は近隣ホテルに宿泊)
まだ避難所の受け入れは可能です。利用される方は 大雨や猛烈な突風など大変危険ですので くれぐれも気をつけて移動されて下さい! pic.twitter.com/aAmnydWKht
熊本市中央区の竜之介動物病院さんはペットの同行避難受け入れのほかに、震災で負傷したペットの治療も行っていらっしゃいます『熊本県。負傷したペットの受け入れ動物病院』
— Dear Paws. (@dearpaws) April 15, 2016
https://t.co/WpaQn74mFw
このようにペットホテルや動物病院でペットの受け入れができる場所があるそうです。
一度自分の住んでいる場所にもないか確認してみるのもいいかもしれませんね。
避難する時は何をもっていけばいいの?
ペットと避難する時に持っていくものは次の通りです。
・ペットフード(最低 3 日分、できれば 5 日分以上)
引用:災害時動物救護マニュアル第三版
・水(最低 3 日分、できれば 5 日分以上)
・ キャリーバッグ、ケージなど運搬具
・トイレ用品(ペットシーツ、フン袋、猫砂、新聞紙、ウエットティッシュ等)
・首輪、リード、ハーネスなど
・迷子札(犬の場合、鑑札と注射済票)
・食器(フード・水用)
・常備薬、療法食、救急用品
・健康記録やペット手帳(飼い犬鑑札やマイクロチップの番号を控えた もの、予防接種や 病歴の記録 )
・ペットの写真(迷子の時などに必要)
・ ペットの愛用品(オモチャや敷物など)
結構な量が必要なんですね。これにプラス人間の荷物を持って、ペットを連れて行くと考えると本当に大変です。
小型なペットならまだしも、大型犬などになると車が使えないと一人では運べない量になる気がします。
ペットと避難する時はまだ車で行ける状況の時に避難するなど、できるだけ早めに避難しないと難しいのではないでしょうか。
荷物の内容で私が気になったのはペットシートと写真です。
私は家の外で犬を飼っているため、ペットシートが家にありません。
避難所では一日のほとんどがゲージで過ごすことになるため、必ず必要になってくるでしょう。
また写真はスマホには山程保存されていますが、写真として印刷されているものが実は1枚もありませんでした。
スマホにいくら入っていても災害が起きたら充電ができず、見れない可能性が高いです。
早急にペットシートを買いに行き、写真を印刷したいと思います。
日頃から準備できることは
避難所ではペットも他のペットと集団生活をしなくてはいけません。
そのため感染症やダニなどが移りやすい環境になってしまいます。
ノミやダニの予防をして、必要なワクチンはしっかりと摂取するようにしましょう。
また避妊や去勢手術もできればしておくことがおすすめです。
犬の場合は待て・伏せ・来いなどの基本的な命令に従えるようにします。
そしてなにより大切なのがゲージに入っても嫌がらず、飼い主が居なくてもリラックスした状態でいられることです。
避難所でペットが不安になり無駄吠えしてしまうと、迷惑をかけてしまい最悪避難所に居られない可能性があります。
日頃からゲージに入る練習とゲージ内でお留守番する練習をすることが大切です。
ペット用の荷物はかなりの量になるため、災害が発生してから用意するのでは間に合いません。
あらかじめ用意することが必要です。
ネットではペット用の防災セットも販売されています。
ぜひチェックしてみてください。
災害時の混乱の中ペットとはぐれてしまう可能性があります。
その時に活躍するのが迷子札とマイクロチップです。
迷子札とは飼い主の情報が記載されたものをペットの首輪などにとりつけるものです。
直接電話番号や住所を書くタイプや、バーコードやIDで読み込んで情報を読めるタイプなど様々あります。
活発なタイプで首輪にチャームを付けれないペットは首輪と一体型がおすすめです。
犬と猫のマイクロチップ装着は令和4年6月1日から義務化されています。
それ以前に飼われている方には義務はありませんが、迷子札は首輪がとれてしまうと意味がなくなってしまうため、マイクロチップを装着した方がよりペットと再会出来る可能性は高くなります。
災害時はペットが怪我をした場合、すぐに獣医さんに診せれる環境とは限りません。
飼い主があらかじめ応急処置ができるようにする必要があります。
また足先など体のどこに触れても大丈夫なように慣らしていくことも大切です。
全ての市区町村の避難地でペット同行避難ができるとは限りません。
自分の住んでいる地域のどこに避難できるか事前に確認し、実際にペットと一緒に行ってみましょう。
やらなくてはいけないことが山積みですね。我が家のペットは基本的な命令と健康面の対策は大丈夫そうですが、ゲージに子犬の頃以来入れたことがないためとても不安です。とりあえず側に置いてみることから初めてみたいと思います。
まとめ
いかがでしょうか。地域によってはペットと一緒に行う避難訓練をしているところもあるそうなので参加してみるのもよさそうですね。
そして何より一番大切なのはペットを守れるのは飼い主だけだということです。
ペットのためにも、私も自分の命をしっかりと守れる準備と行動をしていきたいと思います。