柔軟剤の匂いの強い人が近くにいると、気分が悪くなったりしませんか?
いったいなぜあんなに匂いが強くなるんでしょう。
柔軟剤の匂いが強くなるのは、無意識の「清潔アピール」が理由かもしれません。
今回は、
- 柔軟剤の匂いの強い人がいる理由
- 柔軟剤の匂いの強い人が職場にいる場合の対策
について調べてみました。
柔軟剤の匂い強い人、その理由は?
柔軟剤の香りが過剰に強くなる理由には、柔軟剤の入れすぎが考えられます。
洗剤や柔軟剤には適切な使用量があります。
容器を見ると、洗濯物の重さや水の量に応じた適正量が表示されていますよね。
この表示された適正量より柔軟剤を入れすぎる人がいるといいます。
ある洗濯に関する調査では、26%の人が柔軟剤を多めに入れていたとか。
出典:【みんなの失敗から学ぶ】お洗濯ハウツー(Panasonic商品情報)(https://panasonic.jp/wash/special/howto.html)(2024年5月15日に利用)
- 柔軟剤を入れすぎたせいで、人によっては「匂い強い」「臭い」と感じるほどの香りが衣類に残ってしまった可能性があります。
なぜ柔軟剤を入れすぎるの?
- 適正量を確認しないで投入しているから
- 適正量では香りが足りないように感じるから
- 無意識に清潔感をアピールしようとするから
適正量がちゃんと容器に案内されているのに、なぜ柔軟剤を入れすぎる人がいるんでしょう?
その理由は3つ考えられます。
それぞれ説明していきますね。
理由1. 適正量を確認しないで投入しているから
きっちり分量を量る人には考えられないかもしれませんが、柔軟剤を目分量で投入する人は少なからずいます。
24%の人が柔軟剤を目分量で入れているという調査結果もあります。
出典:【みんなの失敗から学ぶ】お洗濯ハウツー(Panasonic商品情報)(https://panasonic.jp/wash/special/howto.html)(2024年5月15日に利用)
ベテラン主婦やプロのシェフは目分量でもおいしい料理を作れますが、それは積み重ねた経験のたまものです。
洗濯のプロではない人が目分量で柔軟剤を投入すれば、適正量を超えて入れすぎてしまうこともあるでしょう。
その結果、意図せず香りが強くなりすぎてしまうのかもしれません。
理由2. 適正量では香りが足りないように感じるから
柔軟剤の分量を量っていても入れすぎる場合があります。
香りを強めるために、あえて柔軟剤を多めに入れる人がいるのだとか。
香りの感じ方が人によって異なるために起こる問題です。
香りの感じ方には個人差がある
あなたにとってちょうどいい香りが、ほかの誰かにとっては物足りないことがあります。
あなたにとって強すぎる香りが、ほかの誰かにとっては心地よく感じられることもあります。
本来は適正量の使用で十分なはずなのに、あえて柔軟剤を多めに入れる人がいるのはそのためです。
理由3. 無意識に清潔感をアピールしようとするから
「私はきちんと洗濯をしています」
「私は清潔です」
これらをアピールしたい気持ちが無意識に働いて、適正量より多めに柔軟剤を入れてしまうケースもあるといいます。
周囲から清潔感のある人だと思われたい。
普段意識していなくても、そんな願望を持っている人は意外といるのかもしれません。
清潔感を表現する手段の1つが、柔軟剤や洗剤の香りです。
周囲に香りがよく届くようにと、適正量より多めに入れすぎてしまうのでしょう。
- 目分量で入れる
- 香りを足したくて多めに入れる
- 無意識に清潔感をアピールしようとして多めに入れる
これらが柔軟剤の入れすぎにつながります。
匂いの強い人に対して、どんな対策をしてる?
職場に柔軟剤の匂いの強い人がいる場合、上司から朝礼などを通じて職場全体に注意喚起してもらう人が多いようです。
上司を通じた注意喚起
SNSなどを見ると、周囲の人に対して「柔軟剤の匂いがつらい」と感じた経験がある人は何人もいるようです。
特に、同じ職場で肩を並べて仕事をする同僚から、強すぎる柔軟剤の香りが漂ってくるとつらいですよね。
仕事中、頻繁にその場を立ち去るわけにいかないからです。
実際になんらかの対策をした人で多いのが、朝礼などで上司から香水や柔軟剤の香りに関して周囲への配慮を促してもらう方法です。
メリットとデメリット
この方法のメリットは、本人同士がやりとりをしなくて済む点です。
職場全体に対する注意喚起なら、相手を名指しして傷つけることもありません。
デメリットは、すぐに効果が出るかどうか不安がある点です。
本人に強い匂いの自覚がなければ、漠然とした注意喚起では当人に響かないことも……。
- 「香害」や「スメルハラスメント」が世間で問題になっている話をする
- 柔軟剤の適正量を守っているかどうかなど、具体的な例をあげて話をする
伝え方にも、以上のような工夫が必要かもしれません。
- 上司から職場全体に向けて注意喚起してもらうという対策がありますが、効果を高めるには具体例をあげるなど伝え方に工夫が必要です。
匂いの強い人と直接やりとりするのはよくない?
名指しをしたり、個人対個人のやりとりになるのは避けるのが無難だと考えている人が多いようです。
避けたほうがいい理由
直接のやりとりを避けたほうがいいのは、トラブルになる可能性があるからです。
柔軟剤の使用が明確なルール違反ではない限り、相手にばかり非があるとは言い切れません。
両者が感情的になってしまう恐れもあります。
必要以上に関係がこじれるのを防ぐために、やはり上司を通して職場全体に話をしてもらうのがいいのではないでしょうか。
状況が改善しない場合
全体への注意喚起では状況に改善がなく、上司から相手に直接声をかけてもらったケースも見られました。
その場合も、以下の配慮がおこなわれたそうです。
- 上司に相談した人の名前を相手に伝えない
- みんなの前で声をかけない
香りの感じ方には個人差があるからこそ、難しい問題ですよね。
- トラブルを防ぐため、匂いの強い人と直接やりとりするのは避けるのがおすすめです。
- 状況が改善しない場合も、やはり上司を通すのがいいでしょう。
まとめ
- 柔軟剤の入れすぎが、人によっては「強い」「臭い」と感じるほどの香りにつながっている可能性がある
- 柔軟剤を入れすぎる原因には「目分量による投入」「香りを足したくて多めに投入」「無意識の清潔感アピール願望から多めに投入」などが考えられる
- 職場の匂いの強い人に対しては、上司から職場全体に向けて注意喚起してもらうという対策が考えられる
- 注意喚起の効果を高めるためには、具体例をあげるなど伝え方に工夫が必要
- トラブルを防ぐため、匂いの強い人と直接やりとりするのは避けるのがおすすめ
- 状況が改善しない場合も、やはり上司を通すのがいいと思われる
相手に直接「柔軟剤の量を控えてほしい」とは言いにくいですよね。
とはいえ、強すぎる香りは本当につらいもの。
解決に向けて親身になって動いてくれる上司の方がいればいいのですが。