ギネス世界記録といっても色々なものがありますよね。
中には、こんなことで世界1を争っているの!?という面白い項目や、くだらないとまで言われてしまうものまで様々です。
そんなギネス世界記録というのはいつどのようにして始まったのでしょうか?
本記事では、ギネス世界記録がいつから始まったのか、記録タイトルは誰が作っているのか。記録タイトルを自分で申請することはできるのかを調べてみました。
ギネス世界記録って何?
ギネス世界記録とは、ギネスワールドレコーズとも呼ばれる書籍のことをさしています。
この書籍に載るため世界各国でギネス世界記録に挑戦する人がたくさんいるんですね!
ギネス世界記録の書籍は1年に1度、9月に刊行されていますが元の書籍がイギリスであるため、邦訳してくれる日本の出版社が無かった場合には刊行されないことがあります。
1966年から日本ではギネス世界記録の書籍が刊行されていますが、世界ギネス記録を刊行するにあたって、今までに5社以上の出版会社が入れ替わり立ち替わりで世界ギネス記録を刊行してきました。
当時は刊行してくれる出版社さんが安定しておらず、2003年版の世界ギネス記録は日本での発売が叶いませんでした。
2011年版からは角川アスキー総合研究所(出版社)が出版権を取得したため、「ギネス世界記録○○(西暦)」というタイトルで1年に1度安定した供給がなされています。
ギネス世界記録は項目が多すぎるため、全ての項目が書籍に掲載されているわけではありませんが、ギネス世界記録の公式ページ(https://www.guinnessworldrecords.jp/records/showcase/)では、全ての記録が掲載されています。
検索機能もあるので、興味のある方は覗いてみてください!
ギネスってどういう意味?
そもそもギネスとはどういう意味なのでしょうか?
ギネスの語源はギネス世界記録が始まるきっかけとなった1つのエピソードまで遡ります。
当時、アイルランドのビール会社であるギネス醸造所の代表取締役だったヒュー・ビーバー氏が仲間内でヨーロッパ1速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロとライチョウのどちらかという談義がはじまりでした。
この談義は話し合っても決着がつかず、代表取締役のヒュー・ビーバー氏は「こういう事柄をたくさん集めて掲載された本があれば評判になるのではないか」と考えたことがギネス世界記録の始まりです。
ギネス世界記録の発足は、元々はビール会社に勤める人々の雑談から始まったんですね!
ギネス世界記録が初めて刊行されたのは1955年
ギネス世界記録が初めて刊行されたのは1955年です。
時代は21世紀に突入し、長く愛されたギネス世界記録は70年近い歴史がある書籍となりました。
ビール醸造会社でしたが、書籍も刊行していたんですね。
2002年にはヒットエンターテインメントに会社ごと買収されましたが、きちんとギネス世界記録は受け継がれています!
ギネス世界記録の記録タイトルは誰が作っている?作り方は?
ギネス世界記録には、もはや数えきれない数の記録タイトルがあると思いますが、誰が作っているんですか?
ギネス世界記録の項目は一般の方が項目を申請し、審査が通ると晴れてギネス世界記録の項目に認定されます。
何より世界ギネス記録は世界規模。毎日おびただしい数のタイトルがギネスワールドレコーズに送られてきます。
既にある記録タイトルを更新するのは難しそうなので、新しく記録タイトルを作ればいいのでは?と思っていましたが、申請された記録タイトルの6割が却下されているそうです。
しかし、逆を返せば4割は審査が通っているので鬼門というわけではなさそうです。
記録タイトルの申請の仕方について調べてみました。
①アカウントを作成する
まずはギネス世界記録のアカウントを作成する必要があります。
ここは、氏名や生年月日、在住国、メールアドレスなどを入力するだけなので簡単に済みます。料金もかかりませんでした。
日本語に対応した公式サイトもあるので、ここは特に問題ありません。
ギネス世界記録公式サイト
②英語で既存の記録タイトルを調べる
次に、ギネス世界記録のホームページで既に似たようなギネス世界記録の項目が無いか既存の項目を調べていきます。
ネックなのが、検索が英語にしか対応していないという点。
ギネスワールドレコーズはイギリスが本拠地なので、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが…
ここで、自分の探している項目が無ければギネス世界記録に新たな項目を申請する段階になります。
当然ですが、自分が作成したい記録タイトルも英語で記載する必要があります。
③無料で申請はできるけど時間がかかる
ホームページの流れに沿っていけばここまで難しいことは特にありませんでした。
ここから実際にギネスワールドレコーズに自分の作成したい記録タイトルを申請していきます。
申請には通常申請と、優先サービスを利用した申請を選ぶことができます。
通常申請をする場合はお金はかかりませんが、ギネス世界記録から返事が来るまで最大3ヶ月待つ必要があるようです。
優先サービスを使用する場合は10日以内に返事をもらうことができるようですが、1度の申請で7万円というお金がかかります。
これで審査が通らなかったらただ7万円を支払っただけということになりますね…
申請作業はこれで終了です。
通常申請の場合は3ヶ月ほど待ち、優先サービスを利用した場合は10日前後で返信が来ることになりそうです。
私実はギネス世界記録持ってるんだ!と言えば飲み会などでは盛り上がる話題の1つになりそうですね!
私も何かいい記録タイトルが思いついたら通常申請で1度申請を出してみたいです♪
まとめ
- ギネス世界記録が始まったのは1955年から
- ギネス世界記録が始まったきっかけはアイルランドのビール会社であるギネス醸造所で社員同士での何気ない雑談から
- ギネス世界記録の記録タイトルは誰でも作れる
- ただし、審査が通る確率はおよそ4割
- 通常申請の場合は、無料だがギネスワールドレコーズから返信が届くのはおおよそ3ヶ月後
- 優先サービスを利用して申請する場合は7万円かかるが、10日前後でギネスワールドレコーズから返信がくる
世界ギネス記録がいつ始まったのかについて調べてみました。
自分も何か世界1になれるものはないか、ないなら項目を作ればいいと考えていましたが、現実はそう甘くないようですね。