「男の子は将来役に立たないっていうし、男の子より女の子のほうがよかったな…」
育児中、男の子のママがふと考えてしまうこと。
いつも明るいママでいたいけど、ネガティブな気持ちになる日もありますよね。
男の子は役に立たないなんて、みんな本当はそんなふうに考えたくないはずなのに。
先輩ママたちは、育児中に生まれるネガティブな感情とどう付き合っているのでしょうか。
なぜ男の子を役に立たないなんて感じてしまうんだろう?
女の子とくらべて男の子を「役に立たない」と感じてしまう理由は、おもに3つあるようです。
- 男の子には家事の手伝いが期待できない
- 男の子は買い物やおしゃべりに付き合ってくれない
- 男の子は将来お嫁さんにとられてしまう
男の子には家事の手伝いが期待できない
家事を「女性の仕事」と考える人は以前より少なくなりました。
それでもやはり、料理や掃除を手伝ってくれるのは男の子より女の子というイメージは根強いものです。
夫や父親など身近な男性が家事をしない人であればなおさらでしょう。
終わりのない家事に追われているうちに、「子供が女の子なら将来家事を手伝ってくれるようになるのに」なんてつい考えてしまうことも。
男の子は買い物やおしゃべりに付き合ってくれない
ショッピングモールなどで見かける並んで楽しそうに買い物をする母と娘の姿。
その一方で、男の子は思春期になれば母親と一緒に歩いてさえくれなくなるなんて話も耳にします。
女の子と違って将来一緒に買い物したり、カフェでおしゃべりしたりなんてできないんだろうな。
男の子ママの頭にそんな考えがよぎることもあるでしょう。
男の子は将来お嫁さんにとられてしまう
「一生懸命育てても、どうせ男の子はお嫁さんのものになってしまう」
男の子のママの間でこぼれる定番のグチかもしれません。
夫婦仲を思えば、結婚後は母親があまり手や口を出さず、お嫁さんに任せるのがいいでしょう。
わかってはいても、先のこととはいえ想像するとやるせない…。
以上のような理由から、男の子ママには「一生懸命育ててもどうせ将来男の子は役に立ってくれない」なんて落ち込んでしまう日があるんですよね。
男の子は本当に将来役に立たない? 先輩ママはどう思ってる?
男の子は将来役に立たないという男の子ママの悩み。
先輩ママはこんなふうに考えているようです。
- 将来どんな子供に育つかわからないのは女の子も同じ
- 愛情を注いで子育てすれば返ってくるものは必ずある
将来どんな子供に育つかわからないのは女の子も同じ
「女の子は将来家事を手伝ってくれたり、一緒に買い物に出かけたりできてうらやましい」と感じてしまう男の子ママ。
ただ、先輩ママの話を聞くと、女の子がみんなママの理想どおりに育つわけではないようです。
性別ではなく個性
子供にはひとりひとり違う個性があります。
家事が得意じゃない女の子もいれば、ショッピングに興味のない女の子もいます。
逆を言えば男の子にも、台所に立つのが好きな子や母親とおしゃべりするのが好きな子がいます。
将来どんな子供に育つかは性別だけで決まるものではなく、子供が小さいうちから悲観的になるのも期待しすぎるのもおすすめされないようです。
愛情を注いで子育てすれば返ってくるものは必ずある
「役に立たない」というのは少しキツイ表現ですが、将来的に自分の手を離れてしまう寂しさを受け入れられない気持ちの表れなんですよね。
将来結婚してしまえば母親は手を放すしかないと思うと、愛情を注いで必死に息子を育てても、母親の手元に何も残らないような不安を感じるのかもしれません。
子供が返してくれる愛情
しかし、先輩ママたちは、親の手を離れても子供が残してくれるものはきっとあるといいます。
「お母さんの子供でよかったよ」と言葉にされて、すべて報われた気持ちになったママ。
買い物やおしゃべりに付き合ってくれなくても、息子から感じたふとした気遣いに胸がいっぱいになったママ。
結婚した息子から折に触れて「元気?」と連絡がくるのに顔をほころばせるママ。
注いだ愛情はさまざまな形で返ってくるようです。
手元に何も残らないなんてことはないのかもしれません。
以上のように、子供がまだ小さいうちから将来を悲観的に決めつけて落ち込む必要はないようです。
ついネガティブになるのは、男の子育児が大変すぎるから?
男の子育児、大変ですよね。
子どもはそれだけで宝物だと思っているのに「どうせ役に立たない…」なんてネガティブな考えが頭をよぎるのは、ママの心と体が疲れているのかもしれません。
男の子育児、大変なことあるある
男の子育児、ここが大変!
同じ思いを抱えているママはたくさんいます。
男の子は小さな怪獣!?
- 物を壊すどころか家まで壊す勢いで暴れる
- 加減を知らない力でパンチやキックを受けてママの手足にあざができる
- 思いもよらない場所から飛び降りたり走り出したり、ママの心臓がいくつあっても足りない
- 衰えた大人の体力と運動能力では動きを追えない
- 小さいうちに骨折などの大けがをすることもある
有り余っている男の子の元気と体力に対応するのはとにかく大変。
1日付き合えばママはへとへとになってしまいます。
少し大きくなると、手加減を知らないパンチとキックが飛んでくることも。
お風呂で初めて体のあざに気づいてぎょっとすること、ありますよね。
何より精神をすり減らすのが子供の怪我。
いくら気をつけていても、子供の思わぬ行動に対応できないケースはどうしても出てきます。
子供が大きな怪我をすればママだってショックなのに、夫や祖父母の言葉に傷つくことも…。
そして、当然ながら男の子の兄弟なら、ママの苦労は2倍3倍になるんですよね…。
興味を持ったら止められない!
- 家の中に虫を持ち込む
- 踏切から何十分も動いてくれない
- 電車の種類について延々と聞かされる
- 品のない単語をところかまわず大声で口にする
虫が苦手なママにとって、男の子の虫取りに付き合うのは笑い事ではない苦痛。
知らない間に家の中に持ち込まれていた虫の存在に気づいて悲鳴をあげる羽目になる場合も。
電車に夢中の息子と踏切の近くまで散歩に行ったら、電車が何台通り過ぎてもその場を離れてくれず途方に暮れたり。
電車に限らず、車、ポケモン、戦隊ヒーローと、のめり込んだら全種類の名前を言うまで開放してもらえません。
また、品のない単語や言葉遣いにノリノリになるのも男の子あるある。
公共の場や夫の実家で連呼された日には、ママの心の中で悲鳴があがります。
先輩ママはどう乗り切った?
大変すぎる男の子育児、乗り切ってきた先輩ママがとった作戦の一例をご紹介します。
修行だと思い込む
どう頑張っても大変なものは大変。
もはやこれは修行なのだと自分に言い聞かせて乗り切ったママもいます。
もちろん、修行を乗り切った自分にはスイーツを用意するなどのご褒美を!
子供の前で泣く
子供の前で親が涙を見せるのには賛否意見がありますが、いっそ子供の前でわんわん泣くというママもいました。
男の子は基本的にママが大好きだし、戦隊ヒーローのように大好きなママを守ってあげなくちゃという意識が働く場合もあるとか。
泣くことでママも少しすっきりするし、男の子も暴れるのをやめてママをなぐさめようとしてくれるそうです。
放っておく
夢中になった男の子には、言い聞かせても叱っても効き目がない場合があります。
声がかれるまで叱っても子供の行動に変化がないと、ママのほうが精神的に追い詰められた気分になりますよね。
それならいっそ、放っておこうと考えたママもいます。
芝生の公園や自宅など、目の届く安全な場所で好きにさせるのだとか。
危険な行為や人に迷惑をかける行為でなければ、転んでも泥だらけになってもストップはかけません。
子供の様子を眺めながらボーっとする時間が、ママにとって気分転換になるといいます。
家事ができなかった分、夕飯に惣菜を買って帰るのもOKに!
グチをはける相手を確保する
グチを吐き出したほうが楽になるタイプのママは、好きなだけ吐き出してしまえる機会をつくるのも大事。
相手は友人でも、実家の母親でも、SNSのフォロワーでも。
直接会う時間が確保できなければ、電話でもSNSのやりとりでもいいんです。
男の子の育児は本当に大変!
ママはみんな本当に頑張っています。
男の子は役に立たない…なんてネガティブな考えが浮かぶ日は、それだけ頑張った証ととらえて自分にご褒美をあげたいですね。
まとめ
- 男の子を「役に立たない」と感じてしまうおもな理由は3つ
・家事の手伝いが期待できない
・買い物やおしゃべりに付き合ってくれない
・将来お嫁さんにとられてしまう - 実際は、将来どんな子供に育つかわからないのは女の子も同じ
- 愛情を注いで子育てすれば返ってくるものはあるはずなので悲観的になる必要はない
- ネガティブな考えに陥るのは、ママの疲れの表れかもしれない
疲れ切ってネガティブな気持ちになってしまったママ、お疲れさまです。
結局男の子はママが大好きなんだから、大丈夫、間違っていませんよ!