羽生善治さんは将棋八冠の達成者ではない? 最高何冠? 最後のタイトルとは

棋士の藤井聡太さんがとうとう八冠を達成したそうですね!
まだ21歳といいますから、本当にびっくりです。

藤井聡太さんもすごいですが、将棋といえば羽生善治さんの印象が強い人も多いのではないでしょうか。

羽生さんもすごい棋士のはず。
藤井聡太さん同様、八冠を達成したことがあるのか気になります!

そこで今回は、羽生善治さんが最高何冠まで達成したことがあるのか調べてみました!

目次

将棋八冠の達成者はこれまで何人?

藤井聡太さんの八冠達成がニュースになっていますね!
これまで達成者は何人くらいいるんですか?

将棋八冠を達成したのは、藤井聡太さん1人だけです。

藤井聡太さんは、将棋史上初の八冠達成者です。

達成者は藤井聡太さんのみ

将棋界八大タイトルの独占

現在、将棋界には大きなタイトルが8つあり、「八大タイトル」と呼ばれています。
「八冠」とは、これら8つのタイトルをすべて同時に保持することを指します。

1人の棋士による全タイトルの独占状態ですから、とんでもない偉業です!

2023年、史上初の達成者が誕生

とんでもない偉業がゆえに、これまで八冠の達成者は1人もいませんでした。
そこに現れたのが、いまや誰もが知るところとなった人気棋士・藤井聡太さんです。

藤井聡太さんは、2023年10月11日、残る1つのタイトルを奪取。
これまで誰も達成できなかった八冠達成という偉業を21歳の若さでやってのけました。

大きなニュースになるわけですね。

将棋界八大タイトルと現在のタイトルホルダー
竜王りゅうおう藤井聡太
名人めいじん藤井聡太
王位おうい藤井聡太
叡王えいおう藤井聡太
王座おうざ藤井聡太
棋王きおう藤井聡太
王将おうしょう藤井聡太
棋聖きせい藤井聡太
2023年10月11日に確認
まとめ
  • 2023年10月現在、将棋八冠の達成者は藤井聡太さんただ1人です。

羽生善治さんは最高何冠の達成者?

ということは、羽生さんは八冠を達成していないんですね。

羽生善治さんは最高何冠まで達成したことがあるんですか?

羽生善治さんは将棋七冠の達成者です。

当時はおもなタイトルが7つだったため、全タイトルを独占しても七冠が最大でした。

羽生善治さんは八冠を達成していない

藤井聡太さんと同じく、将棋に詳しくない人でも名前を知っている棋士に羽生善治(はぶ よしはる)さんがいます。

羽生善治さんも輝かしい成績を残していますが、八冠を達成した経験はありません。

七冠と全タイトル独占の達成者

羽生善治さんは、1996年に七冠を達成しています。
藤井聡太さんが達成した八冠より数字は1つ少ないですが、実はこのとき羽生善治さんは当時の全タイトルを独占しているんです。

当時は「七大タイトル」だった

羽生善治さんが七冠を達成した当時、将棋界のおもなタイトルは7つでした。

つまり、七冠を達成した羽生善治さんは、そのとき存在する全タイトルの独占を果たしていたことになります。

目指すべき8つ目のタイトルはまだ存在していなかったので、当時八冠の達成はありえなかったんですね。

まとめ
  • 七大タイトル時代、羽生善治さんは七冠を達成して全タイトルの独占を果たしています。

羽生善治さんが獲得していないタイトルは?

羽生善治さんが獲得していないのは、八大タイトルのうちどのタイトルですか?

羽生善治さんが七冠を達成したとき、まだ設立されていなかったタイトルは「叡王(えいおう)」です。

叡王設立から現在まで、羽生善治さんが叡王のタイトルを獲得したことはありません。

獲得したことがないのは「叡王」

もっとも歴史の新しいタイトル

叡王戦の歴史が始まったのは2015年度。
設立時はまだタイトル戦ではありませんでした。

その後、2017年度第3期に叡王の座を争うタイトル戦に昇格。
八大タイトルの1つとなります。

羽生善治さんが獲得したことはない

叡王のタイトルは、羽生善治さんが七冠を達成した1996年にはまだ存在していませんでした。

その後、タイトル戦に昇格した2017年度から6期にわたってその座が争われてきましたが、羽生善治さんが叡王のタイトルを獲得したことはありません。

現叡王との決戦である五番勝負(第5期までは七番勝負)に挑戦者として挑んだ経験もないようです。

タイトル戦昇格後歴代叡王

第3期叡王   髙見泰地さん
第4期叡王   永瀬拓矢さん
第5期叡王   豊島将之さん
第6期叡王   藤井聡太さん
第7期叡王   藤井聡太さん

出典:株式会社不二家 叡王戦特設サイト
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/
(2023年10月13日に利用)

まとめ
  • 2023年10月現在、羽生善治さんは八大タイトルのうち「叡王」を獲得したことがありません。

将棋七冠達成者はこれまで何人?

七冠を達成した人は、羽生善治さんと藤井聡太さん以外にいるのかな?

将棋七冠の達成者は、これまでに羽生善治さんと藤井聡太さんの2人だけです。

七冠達成者は羽生・藤井の2人だけ

羽生善治さんは1996年に将棋七冠を達成していますが、これは史上初の快挙だったそうです。

そして2023年6月に藤井聡太さんが七冠達成。
このとき、「七冠達成は羽生善治さん以来史上2人目」と大きく報じられています。

つまり、将棋七冠を達成したのはこれまでに羽生善治さんと藤井聡太さんの2人だけなんですね。
1996年の羽生善治さん以降、25年以上の間七冠達成者は現れていなかったようです。

歴代七冠達成者
棋士名達成年
羽生善治さん1996年
藤井聡太さん2023年

複数タイトルを同時に持った人は少ない

調べてみたところ、そもそも二冠・三冠の達成者ですらそう多くないようです。
四冠達成者はたった6人だとか。

複数のタイトルを同時に持つことの難しさがわかります。
七冠を達成した羽生善治さんは、本当にすごい棋士なんですね!

歴代四冠達成者
棋士名達成年
大山康晴さん1960年
中原誠さん1973年
米長邦雄さん1985年
谷川浩司さん1992年
羽生善治さん1993年
藤井聡太さん2021年
出典:公益社団法人 日本将棋連盟
2021年11月13日更新
https://www.shogi.or.jp/news/2021/11/post_2069.html
(2023年10月13日に利用)
まとめ
  • 2023年10月現在、将棋七冠の達成者は羽生善治さんと藤井聡太さんの2人だけです。

羽生善治さんが最後にタイトルを持っていたのはいつ?

羽生善治さんはやっぱりすごい人なんですね。

あれ?
でも今羽生さんが持っているタイトルって…?

藤井聡太さんが全タイトルを独占している現在、羽生善治さんが保持している八大タイトルはありません。

2018年開催の竜王戦に敗れたのを最後に、現在まで羽生善治さんは無冠のようです。

2018年竜王戦を最後に無冠

藤井聡太さんが八冠を達成し、将棋界八大タイトルのすべてが藤井聡太さんの独占状態になりました。

つまり、藤井聡太さん以外にタイトルホルダーは1人もいない状態。
当然、羽生善治さんが持っているタイトルもゼロです。

かつて七冠を達成したのを思うと、ちょっと寂しいですね。

2018年を最後に無冠

羽生善治さんは、2018年12月におこなわれた竜王戦に敗れ無冠となりました。
最後に持っていたタイトルは、竜王だったようですね。

羽生善治さんのタイトル保持数がゼロになるのは、なんと27年ぶりだったとか。
その後、現在に至るまで獲得した八大タイトルはありません。

2022年、藤井聡太さんと王将の座を争う

2022年、羽生善治さんは王将戦の挑戦権を勝ち取り、藤井聡太王将とタイトル戦を戦っています。

残念ながら久しぶりのタイトル獲得はかないませんでしたが、藤井聡太王将から2勝を奪いました。

羽生善治さんが再びタイトルを手にする日は訪れるでしょうか?

まとめ
  • 羽生善治さんは2018年開催の竜王戦を最後に、2023年10月現在もタイトルを保持していません。

まとめ

  • 2023年10月現在、将棋八冠の達成者は藤井聡太さんただ1人である
  • 七大タイトル時代、羽生善治さんは七冠を達成して全タイトルの独占を果たしている
  • 2023年10月現在、羽生善治さんは八大タイトルのうち「叡王」を獲得したことがない
  • 2023年10月現在、将棋七冠の達成者は羽生善治さんと藤井聡太さんの2人だけである
  • 羽生善治さんは2018年開催の竜王戦を最後に、2023年10月現在もタイトルを保持していない

やはり、将棋の棋士といえば羽生善治さん。
まだまだ現役で活躍していただきたいです!

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