ボーナスの使い道、みなさんはもう決まっていますか?
特に使い道がなくて、毎年なんとなく使ってしまう……なんて人もいるかもしれませんね。
ボーナスの使い道って、ちゃんと決めておいたほうがいいのでしょうか?
実は、特に予定がない場合もボーナスの使い道は決めておいたほうがいいのだとか。
実際にみんながどう使っているのか、20代から50代まで年代別にまとめてみました。
ボーナスの使い道がない……とお困りの方に、参考になれば幸いです!
ボーナスの使い道がない…使い道を決めないのはダメ?
ボーナスの使い道が特にありません…。
使い道を決めないのはよくないですか?
ボーナスの使い道は、ある程度決めておくのがいいようです。
気づかないうちに、貯蓄に回す分まで使ってしまう危険があるからです。
たしかに。
いつもなんとなく使っているうちに消えちゃいます……。
使い道がないからと、なんとなく使うのは危険
今すぐ買い替えが必要な家電もなく、大きなレジャーの予定もない。
ボーナスの使い道が特に思いつかないこともありますよね。
予定が決まっていないときのボーナスって、ついついなんとなく使ってしまいませんか?
ファイナンシャルプランナーなどお金の使い方に詳しい方々の意見を調べてみたところ、ボーナスの使い道を決めておかないのはちょっと心配だとか。
なんとなく使っているうちに、貯金や預金に回す分がなくなってしまう危険があるからです。
せっかくのボーナス、なんとなくではなく有意義に使えるようにしたいですよね。
大まかな使い道を決めておく
50%を貯金・預金に
特に決まった予定がない場合も、大まかに使い道を決めておくのがおすすめです。
まずは、貯蓄に回す分を確保しましょう!
ボーナスの半分を貯蓄にあてるのが理想的だそうなので、ボーナスの50%を貯金・預金に回すことにします。
これで半分の使い道が決まりました!
10〜30%程度はお小遣いに
次は、趣味や娯楽に使う額を決めましょう。
大きな出費の予定がないなら、ボーナスの10〜30%程度はお小遣いに。
頑張っている自分へのご褒美の気持ちで、美味しいご飯を食べたり、気に入った洋服を買ったりするのはどうでしょう。
知らぬ間に疲れていた心が潤って、「また明日も頑張ろう」と思えるかもしれません。
残りは自己投資などに
残りの額は、自己投資にあてるのも有意義です。
自己投資とは、自分自身の成長のためにお金を使うこと。
- 資格の取得を目指してスクールに通う
- 英会話やプログラミングなど、習い事を始める
- ジムやヨガスクールに入会する
大袈裟なことではなくても、読書に励むのも、料理を練習するのも1つの自己投資。
何か、今後の自分にとってプラスになりそうなことを探してみましょう。
どうしても何も思いつかなければ、残りを貯蓄に上乗せしてもかまいません。
ふるさと納税や親孝行に使うという手もあります。
貯蓄に回す分をきちんと確保してあるので、あとはざっくりと分けておけば大丈夫です。
- ボーナスの使い道は、ある程度決めておくのがおすすめです。
- 支給額の半分を貯金・預金に回したら、あとはざっくりとお小遣いや自己投資などにあてるといいでしょう。
実際みんなはボーナスを何に使っているの?
実際、ボーナスの使い道で多いのはなんだろう?
ボーナスの使い道で1番多いのは、やはり「貯金・預金」だそうです。
支給された金額の半分以上を「貯金・預金」にあてる人が多いようです。
ボーナスの使い道、第1位は「貯金・預金」
夏のボーナスの使い道で、もっとも多いのは「貯金・預金」という調査結果があります。
※「支給されない・分からない」の選択肢を除く
2位以下の選択肢に大きな差をつけての第1位。
しかも、支給された金額の半分以上を「貯金・預金」に回す人も多いようです。
「貯金・預金」の目的に多いのは、「老後の生活への備え」「将来の消費への備え」だそう。
みなさん将来のためにしっかり貯蓄をしているんですね。
貯蓄に回したい気持ちはあるものの、何かと出費がかさむことの多い我が家。
今年の夏こそは、半分を貯蓄に回したいものです……。
出典:「第53回 Ponta消費意識調査」(「Pontaリサーチ」調べ)
(https://www.loyalty.co.jp/news/2022062801)
(2023年6月30日に利用)
- ボーナスの使い道で1番多いのは、「貯金・預金」です。
- 支給額の半分以上を「貯金・預金」にあてる人が多いようです。
20代、貯金以外のボーナスの使い道は?
20代の人は、貯金・預金のほかにボーナスをどんなことに使っているんだろう?
20代の人の貯金・預金を除いたボーナスの使い道トップ3は、以下のとおりです。
- 旅行・レジャー
- 趣味・娯楽
- 交際・外食費
20代は、自分の楽しみのために使う
使い道の上位を占めたのは、「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「交際・外食費」。
1位の「旅行・レジャー」を選んだ人は4割を超えています。
ボーナスで旅行や外食を楽しんでいる様子がうかがえますね。
20代は、自分の楽しみのためにボーナスを使っているようです。
20代の夏のボーナス、平均額は33.5万円
実は、おこづかいにあたる使い道が多いという調査結果は少し意外でした。
若い世代は給料が安く、生活が苦しいと聞くことが多いからです。
20代の夏のボーナス平均支給額は、33.5万円だとか。
まだ独身だったり、実家暮らしの人にとっては、支給されれば十分有難い金額なのかもしれませんね。
一方で、2割以上の人がボーナスの一部を生活費の補填にあてているという回答結果も。
生活費を補填しつつ、旅行やレジャーなども楽しむというケースが多いようです。
出典:「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」(「転職サービスdoda」調べ)
(https://www.loyalty.co.jp/news/2022062801)
(2023年6月30日に利用)
- 20代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「交際・外食費」の順で多いようです。
30代、貯金以外のボーナスの使い道は?
30代の人は、貯金・預金のほかにボーナスをどんなことに使っているんだろう?
30代の人の貯金・預金を除いたボーナスの使い道トップ3は、以下のとおりです。
- 旅行・レジャー
- 趣味・娯楽
- 生活費の補填
30代、「生活費の補填」がランクイン
30代になると、上位2つは20代と同じく「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」であるものの、「生活費の補填」がトップ3にランクインしています。
20代とは生活環境が変化する人も多いでしょう。
結婚して実家を出たり、子どもが生まれたり。
家族が増えれば増えるほど、生活費の負担は大きくなります。
子供が小さいうちは出費もかさむうえ、妻が仕事を離れるケースもあるでしょう。
ボーナスをあてにしてはいけないとわかってはいても、現実は厳しいもの。
生活費をボーナスで補填せざるをえないのは、非常に理解できます。
30代の夏のボーナス、平均額は47.5万円
30代の夏のボーナスの平均額は47.5万円だそうです。
20代とくらべて14万円のアップです。
アップ額が大きいにもかかわらず、ボーナスを「生活費の補填」に回す人が増加。
20代より収入が増えても、生活に余裕ができるわけではなさそうです。
出典:「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」(「転職サービスdoda」調べ)
(https://www.loyalty.co.jp/news/2022062801)
(2023年6月30日に利用)
- 30代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「生活費の補填」の順で多いようです。
40代、貯金以外のボーナスの使い道は?
40代の人は、貯金・預金のほかにボーナスをどんなことに使っているんだろう?
40代の人の貯金・預金を除いたボーナスの使い道トップ3は、以下のとおりです。
- 旅行・レジャー
- 生活費の補填
- 趣味・娯楽
40代、「趣味・娯楽」を選択する人が減少
40代も、使い道トップは「旅行・レジャー」。
その一方で、「生活費の補填」を選択した人の割合は30パーセントを超えています。
「旅行・レジャー」「交際・外食費」なども年代が進むにつれ数字が小さくなっていますが、特に「趣味・娯楽」を選んだ人の割合は30代にくらべて10%近く減少しています。
家庭を持ち、親になる人が増えるにつれ、自分自身の趣味のために使うお金は少なくなるようです。
40代の夏のボーナス、平均額は52.1万円
40代になると、夏のボーナスの平均額は50万円を超えるように。
しかし、「生活費の補填」を選択した人の割合は増加しています。
やはり生活に余裕ができるわけではなさそうです。
子どもの生活費や教育費が家計の負担になっているのでしょうか。
「ローンや借金の返済」の割合も増えており、30代・40代はマイホームの購入を決断する年齢でもあるようです。
出典:「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」(「転職サービスdoda」調べ)
(https://www.loyalty.co.jp/news/2022062801)
(2023年6月30日に利用)
- 40代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「生活費の補填」「趣味・娯楽」の順で多いようです。
50代、貯金以外のボーナスの使い道は?
50代の人は、貯金・預金のほかにボーナスをどんなことに使っているんだろう?
50代の人の貯金・預金を除いたボーナスの使い道トップ3は、以下のとおりです。
- 生活費の補填
- 旅行・レジャー
- 趣味・娯楽
50代、「生活費の補填」が使い道トップに
50代になると、いよいよ「生活費の補填」が使い道のトップに。
年代が進むにつれ、「生活費の補填」を選ぶ人の割合が増える結果になりました。
逆に、「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「交際・外食費」「衣料・美容費」は年代が進むにつれ減少しています。
50代の夏のボーナス、平均額は60.5万円
50代の平均支給額は60万円超え。
20代の33.5万円と比較すると、随分金額がアップしたように感じます。
しかし、「生活費の補填」が使い道のトップなのが現実。
「ローンや借金の返済」を選択した人の割合も40代よりも増加しています。
出典:「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」(「転職サービスdoda」調べ)
(https://www.loyalty.co.jp/news/2022062801)
(2023年6月30日に利用)
- 50代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「生活費の補填」「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」の順で多いようです。
まとめ
- ボーナスの使い道がない場合も、大まかに使い道を決めておくとよい
- 支給額の半分を貯金・預金に回し、残りはざっくりとお小遣いや自己投資などにあてるとわかりやすい
- ボーナスの使い道で1番多いのは、「貯金・預金」である
- 支給額の半分以上を「貯金・預金」にあてる人も多い
- 20代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「交際・外食費」の順で多い
- 30代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「生活費の補填」の順で多い
- 40代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「旅行・レジャー」「生活費の補填」「趣味・娯楽」の順で多い
- 50代のボーナスの使い道は、貯金・預金を除くと「生活費の補填」「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」の順で多い
ボーナスの使い道がないと言えるのも若いうちだけかもしれません。
余裕があるうちに、自分の楽しみや成長のために使っておくのもいいですよね。
もちろん、貯金・預金はしっかりと!