うまい棒の値段どう推移?2024年も1本この値段で販売できる理由

好きな駄菓子といえば「うまい棒」を挙げる人は多いのではないでしょうか。

そんなうまい棒の大きな特徴に、値段の安さがあります。

今回調査したのは、うまい棒の値段に関するこんな疑問です。

  • 2024年現在の値段
  • 発売以降の値段の推移
  • 値上げの理由
  • うまい棒が安い理由
目次

うまい棒1本の値段、2024年の今いくら?

これまで税別12円でしたが、今後は税別15円になります。

相変わらず安い!
でも値上げされるんですか?

そうなんです。

2024年9月24日に、うまい棒を販売している株式会社やおきんが価格改定のお知らせを公開しました。

今まで税別12円で販売していたうまい棒の全商品を、税別15円に値上げするという内容です。

値上げされるのはいつからですか?

10月1日以降です。

10月1日以降に出荷されたうまい棒の値段は、これまでより3円高い税別15円になるそうです。

今は9月の下旬だから、もうすぐですね!

うまい棒が値上げされるのは何年ぶり?

2年6か月ぶりです。

意外と短い!
結構最近も値上げをしてたんですね!

前回の値上げが発表されたのは、2022年1月27日です。

発表の内容は、2022年4月1日以降うまい棒の値段を2円値上げするというものでした。

前回の値上げ2022年4月1日出荷分から
今回の値上げ2024年10月1日出荷分から

ですから、今回の値上げは2年6か月ぶりになります。

うまい棒って、結構ちょくちょく値上げしてたのかな?

うまい棒の値段はどんなふうに推移してきたの?

これまでのうまい棒の値段の推移がこちらです。

1979年10円(発売開始)
2022年12円2円値上げ
2024年15円3円値上げ
(値段は税別)

表からわかるように、うまい棒の値段が変わったのは2024年の値上げを含めて2回だけなんです!

ほんとだ。
よく見たら1979年の次が2022年…!

うまい棒の値段は、1979年の発売以降、42年間も変わらなかったんですね。

2022年に値上げされるとわかったときは「うまい棒発売以来初めての値上げ」として大きな話題になりました。

子供たちに駄菓子を選ぶ楽しさを感じてもらいたい。

そんな思いから、子供のお小遣いでも好きな味を選んで買える10円という値段にこだわっていたのだとか。

値段にこだわりを持っていたのに、なぜ値上げしちゃったの?

値上げの理由は、うまい棒の生産・流通にかかる費用の値上がりです。

具体的に何が値上がりしたの?

影響が大きかったと推測されるのは、この4つです。

  • 原材料(コーン・植物油)の価格
  • 包装資材の価格
  • 配送費
  • 人件費

販売価格10円にこだわりさまざまな努力を重ねたものの、多くの費用の値上がりが許容できる範囲を超えてしまったんですね。

値上げの波がうまい棒にも影響してしまったんですね…。

1回目の値上げがあった2022年は「値上げラッシュ」とも報道されました。

そして2023年、さらには2024年になっても値上げの波は収まりませんでした。

原材料価格などの上昇は止まらず、その結果うまい棒も2度目の値上げとなってしまったようです。

あらゆるものの値上がりは、私たち消費者も実感しているところですよね。

原因は1つではないようですが、なんとか落ち着いてもらいたいものです。

値上がりの背景にあるとされるもの
  • 天候不良
  • コロナ禍の影響
  • 国際情勢
  • 「円安」

うまい棒の値上げ、みんなはどう思ってる?

うまい棒の値上げに対するポジティブな感想とネガティブな感想をそれぞれまとめたものがこちらです。

ポジティブな感想の例
  • ちゃんと値上げの理由を説明してくれるのに好感を持てる
  • 黙って中身を小さくするより、正直に値上げを宣言してくれるほうが好感を持てる
  • 15円でも十分安いので、まだまだ企業努力がすごいと思う
ネガティブな感想の例
  • 値上げは仕方ないが、うまい棒が15円になる現在の物価高はやばいと思う
  • 15円でもまだ安いので、会社がつぶれてしまわないか心配になる

公式アカウントには応援の声

うまい棒の値上げを知らせる公式アカウントの投稿に寄せられたリプライには、批判よりも応援の声が目立つように感じられます。

「15円でも十分安い」
「値上げ前の値段が安すぎる」

などとして、値上げに理解を示す声も多く見られました。

「中身を小さくするくらいなら値上げでOK」

「うまい棒の大きさがこれまでより小さくなるなら、潔く値上げしてくれたほうがいい」

こんな趣旨の投稿も目立っています。

どうやら「値上げを発表しない代わりに中身がどんどん小さくなっている」「量が少なくなっている」と認識されている商品があるとか……。

「実質値上げ」「サイレント値上げ」なんて言われているようですね。

値上げよりそっちのほうが評判が悪そう。

そうかもしれませんね。

消費者に対して正直に値上げを公表したことが、うまい棒の値上げが比較的ポジティブに受け止められた理由の1つとも考えられます。

心配なのは物価高

ネガティブな感想で目立ったのは、うまい棒の値上げに踏み切らざるを得ない今の物価高を心配する声です。

うまい棒の会社を責めるんじゃなくて、今の世の中を心配しているんですね…?

42年間も値段にこだわり続けた会社が数年間で2度も値上げしているんですから、心配にもなりますよね。

そもそもうまい棒が安いのはなぜ?

うまい棒が安い理由を2つご紹介します。

コストダウンの努力
大量生産できる体制の整備

今も10円台で販売できるのには、こんな理由があるからなんですね。

【理由①】コストダウンの努力

うまい棒を生産・販売する株式会社やおきんは、すべての過程でコストダウンの努力を続けてきたそうです。

【理由②】大量生産できる体制の整備

うまい棒の製造元が大量生産できる体制を整備したのも、大きなポイントです。

少数ずつ製造するよりも、一度に大量に製造するほうが費用を抑えられます。

費用を抑えられれば、その分値段を下げられます。

うまい棒の製造を請け負っている会社は、事業を拡大することで工場を増やし、うまい棒を大量生産できる体制を整えたそうです。

出典:「うまい棒」はなぜ42年間も「10円」をキープできたのか(ITmedia ビジネスオンライン)(https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2202/01/news064.html)

まとめ

  • うまい棒1本の値段は、2024年9月まで税別12円でした。
  • うまい棒は10月1日出荷分から税別15円になります。
  • うまい棒が値上げされるのは2年6か月ぶりです。
  • うまい棒の値段は、
    10円(1979年)
    12円(2022年)
    15円(2024年)
    と推移しています。
  • うまい棒が値上げされたのは、生産・流通にかかる費用の値上がりが原因です。
  • うまい棒の値上げに理解を示す声も多く見られます。
  • うまい棒の値上げをきっかけに、物価高を心配する声もあります。
  • うまい棒を安く販売できる理由に、次の2つがあげられます。
    ①コストダウンの努力
    ②大量生産できる体制の整備

「子供のころから慣れ親しんでいるお菓子が生産中止などになったら困る」

そんな理由から、値上げを受け入れた人もいます。

うまい棒にはこれからも、いつでもお店に並んでいるお菓子であってほしいです!

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