病院に行くと、マイナンバーカードの保険証利用を案内するポスターが貼られているのを見かけます。
受付にはカードを読み取るための機械も設置されていますね。
マイナ保険証に興味はあるものの、「使い方がわからなくて不安」と利用をためらっている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、マイナ保険証の使い方をご紹介します。
暗証番号は必要なのか?
どんな手順で機械を操作すればいいのか?
不安を持つ方に役立つ記事となっています。
病院でマイナ保険証を使うとき、暗証番号は必要?
病院でマイナンバーカードを保険証として利用するとき、暗証番号の入力を必要としない場合もあります。
マイナ保険証を受付で使うには本人確認が必要ですが、本人確認の方法は顔認証と暗証番号のどちらかを選択できるからです。
顔認証を選択してもいいんですね!
マイナ保険証は本人確認に顔認証が利用できる
マイナ保険証の利用に必要となる本人確認には、顔認証が利用できます。
病院の受付に設置されている機械は「顔認証付きカードリーダー」というもの。
この端末で顔認証による本人確認ができるのです。
本人確認は暗証番号の入力でもOK
なんらかの理由で顔認証を利用したくない場合は、暗証番号の入力でも本人確認が可能です。
顔認証がエラーになるケースも起こりうるので、暗証番号も確認しておけば安心ですね。
使うのはどの暗証番号?
マイナンバーカードを発行するとき、暗証番号を何種類も設定したのを覚えていますか?
マイナ保険証の本人確認に利用するのは、そのうちの1つ「利用者証明用電子証明書暗証番号」として設定した4桁の番号です。
暗証番号を忘れたらどうするの?
「利用者証明用電子証明書暗証番号」を忘れてしまった場合は、住民票のある市区町村で暗証番号を初期化してもらいます。
市区町村の役所に問い合わせてみるといいでしょう。
3回連続で番号を間違えるとロックされてしまうので、当てずっぽうで何度も入力するのは避けたほうがいいようです。
- マイナ保険証の本人確認の方法は、顔認証と暗証番号の2つから選択できます。
- 本人確認に使う暗証番号は、「利用者証明用電子証明書暗証番号」という4桁の番号です。
- 暗証番号を忘れたときは、住民票のある市区町村に問い合わせて暗証番号を初期化してもらいます。
マイナ保険証の使い方の具体的な手順は?
マイナ保険証の利用には、病院の受付に設置されている顔認証付きカードリーダーを使います。
具体的な手順は以下のとおりです。
マイナ保険証の使い方の手順
- 顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置く
- 画面に表示される「顔認証」と「暗証番号」のどちらかをタッチして、本人確認の方法を選ぶ
- 「顔認証」を選んだ場合は、案内に従って顔認証をおこなう
「暗証番号」を選んだ場合は、案内に従って暗証番号を入力する - その他、画面に表示される質問にタッチで回答する
以上で受付が完了です。
マイナ保険証の使い方の疑問点
マイナンバーカードを機械のどこに置けばいいのか迷いそうで心配です。
実物を前にしないと不安ですよね。
たいていの顔認証付きカードリーダーの場合、カードを置く場所や向きがわかりやすく案内されていますよ。
マイナ保険証を初めて使う場合、利用登録が必要だって聞きました。
マイナンバーカードの保険証利用登録も、顔認証付きカードリーダーで可能です。
利用登録が済んでいない場合は、カードリーダーの画面に案内が表示されます。
実際に使っているところを見てみないと不安です。
デジタル庁の公式YouTubeチャンネルで、マイナ保険証の使い方を実践する動画が公開されています。
実際に顔認証付きカードリーダーを操作する様子や回答を求められる質問の内容がよくわかりますよ。
顔認証付きカードリーダーは、メーカーによって複数の種類があります。
こちらの動画には、3種類のカードリーダーを使用する様子が収められています。
以上がマイナ保険証の使い方です。
実際に使ってみると、完了まで思ったよりあっという間に感じるかもしれません。
- マイナ保険証は、顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置き、画面に表示される質問にタッチで回答して利用します。
- 病院に設置された顔認証付きカードリーダーで、マイナ保険証の利用登録ができます。
- デジタル庁の公式YouTubeチャンネルに、マイナ保険証を実際に使う様子の動画が公開されています。
マイナ保険証、使うとき気をつけることは?
デジタル化はとても便利ですが、同時にデメリットも存在します。
マイナ保険証を使えない場合があるのを頭に入れておきましょう。
マイナ保険証を利用できないケース
マイナ保険証を利用できないトラブルには、以下の例が挙げられます。
- 有効期限が切れている
- 通信障害やカードリーダーの不具合が起こる
- マイナ保険証に対応していない病院がある
有効期限が切れている
マイナンバーカードの有効期限、切れていませんか?
マイナンバーカードとカードに書き込まれた「電子証明書」には、有効期限があります。
特に電子証明書の有効期限は5年で切れてしまううえ、更新には対応窓口に直接出向かなければなりません。
私も経験がありますが、つい更新を先延ばしにして有効期限が切れてしまうことも。
通信障害やカードリーダーの不具合が起こる
先日、バーコード決済サービスの障害発生がニュースになりましたね。
私はお店の端末の不具合でクレジットカードを使えなかった経験があります。
マイナ保険証も同じように、通信障害や端末の不具合が起こると使えなくなってしまいます。
マイナ保険証に対応していない病院がある
顔認証付きカードリーダーを導入している病院は増えていますが、まだ100パーセントではありません。
マイナ保険証に対応していない病院では、当然マイナンバーカードを保険証として利用できません。
マイナ保険証が使えないときどうするの?
現在のところ以下の対策が考えられるようです。
通信障害やカードリーダーの不具合の場合
- 従来の保険証を提示する
- スマホでマイナポータルの画面を提示する
有効期限切れ、または病院がマイナ保険証に非対応の場合
- 従来の保険証を提示する
電子証明書の有効期限が切れていると、マイナポータルにもログインできないので注意が必要です。
念のため今までの保険証も持っていたほうがいいのかもしれませんね。
- 有効期限切れや通信障害などの理由で、マイナ保険証が利用できないケースがあります。
- マイナ保険証が利用できない場合は、従来の保険証やマイナポータルの画面をスマホなどに提示して対応します。
まとめ
- マイナ保険証の本人確認の方法は、顔認証と暗証番号の2つから選択できる
- マイナ保険証の本人確認に使う暗証番号は、「利用者証明用電子証明書暗証番号」という4桁の番号
- 暗証番号を忘れたときは、住民票のある市区町村に問い合わせて暗証番号を初期化してもらう
- マイナ保険証は、顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置き、画面に表示される質問にタッチで回答して利用する
- 病院に設置された顔認証付きカードリーダーで、マイナ保険証の利用登録ができる
- デジタル庁の公式YouTubeチャンネルに、マイナ保険証を実際に使う様子の動画が公開されている
- 有効期限切れや通信障害などの理由で、マイナ保険証が利用できないケースがある
- マイナ保険証が利用できない場合は、従来の保険証やマイナポータルの画面をスマホなどに提示して対応する
ご存知のように、マイナンバーカードの導入には準備不足を指摘される部分も多く、トラブルの報告も複数聞こえてきます。
私たちが安心して使えるように、整備を進めてほしいですね。