開催中のバスケットボールワールドカップ、日本代表の初勝利には感動しましたね!
中でもシュートにリバウンドに大活躍だったのが、ジョシュホーキンソン選手です。
ホーキンソン選手といえば、試合後のインタビューが放送されなかったために「もしかして日本語がわからないのかな?」と思った人もいたようです。
そこでこの記事では、ホーキンソン選手が日本語を話せるのかどうかを調査。
気になる「ホーキンソン選手が日本代表になった理由」についても調べてみましたよ。
ジョシュホーキンソン選手は日本語をどのくらい話せる?
すごい活躍だったホーキンソン選手、インタビューで試合の感想が聞きたかったです!
ホーキンソン選手は日本語がわかるのかな?
ジョシュホーキンソン選手は、たいていの日本語の質問を理解できていて、日本語で簡単な受け答えもできるそうです。
猛勉強で日本語が上達
リスニング力がアップ!
いくつかのインタビューを確認してみたところ、ジョシュホーキンソン選手は簡単なやりとりができる程度には日本語が上達しているそうです!
来日から6年が経ち、日本語のリスニング力はかなり上がっているとか。
インタビューでもたいていの質問は理解できているといいます。
話すほうもずいぶん上達していて、簡単な受け答えなら日本語でもできるそうですよ。
インタビューに英語で回答する理由
日本語がぐんぐん上達しているというホーキンソン選手ですが、英語で回答しているインタビューも多いようです。
その理由は、自分の考えや感情をもっと詳しく相手に伝えたいから。
たとえば、「嬉しいですか?」という質問に対して、「嬉しい」と答えるだけなら日本語でも問題ないのでしょう。
でも、「どんなふうに嬉しいのか」「どうして嬉しいのか」まで詳しく説明するのはちょっと大変なのかもしれません。
ホーキンソン選手は、自分の考えや感情についてできるだけ詳しく丁寧に伝えたいのでしょう。
そのために、今はまだ日本語より使い慣れた英語での回答を選んでいるようです。
趣味は日本語の勉強?
ホーキンソン選手は来日前から日本語を話せたわけではありませんでした。
来日を決めたときにはまだ、「イチロー」「任天堂」「寿司」くらいしか日本のことを知らなかったようです。
そんなホーキンソン選手、現在の日本語力をどうやって身につけたのでしょう?
実は、Bリーグの公式サイトに設けられている選手情報のページで、ホーキンソン選手のマイブーム・趣味は「日本語の勉強」だと紹介されています。
マイブーム・趣味
引用元:B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト サンロッカーズ渋谷 選手情報
日本語の勉強、ゴルフ
https://www.bleague.jp/roster_detail/?PlayerID=12598
来日後、日本に馴染めず苦しんだ期間もあったというホーキンソン選手は、日本語を猛勉強したようです。
それこそ、趣味は何かと聞かれて「日本語の勉強」と答えるほどに努力したんでしょうね。
日本の文化にも積極的に触れるように
地域の行事に参加したり、箸を使って日本食を食べたり、ホーキンソン選手は日本の文化にも積極的に飛び込んでいったとか。
今では日本語の曲をカラオケで歌えるほど、日本語にも日本の文化にも馴染んでいるようです。
中島みゆきさんの『糸』を歌うことが多いそうですよ。
学生時代は文武両道!
来日から6年、バスケに打ち込みながら日本語の質問の意味を理解できるまでに日本語の力をつけたホーキンソン選手。
もしかして、とても頭が良かったりするのでしょうか?
在学中にMBAを取得
実は、ホーキンソン選手は大学時代にMBAを取得しているとか。
経営学の課程を修了した人に与えられる学位のこと。
つまり、ホーキンソン選手はバスケットボールのリーグで優秀な成績を収めながら、大学の勉強だけでなくMBAを取得するためのコースまでこなしていたんですね。
その能力の高さも想像に難くないですが、バスケに打ち込みながら勉学もおろそかにしなかった姿勢も見習いたいところです。
まさに文武両道ですね!
- ジョシュホーキンソン選手は猛勉強の結果、「日本語の質問を理解して簡単な日本語で答える」ことができるまでになっています。
- 自分の考えや感情をより詳しく伝えるために、英語で回答しているインタビューも多いようです。
- ホーキンソン選手は在学中にMBAを取得するなど文武両道の学生時代を過ごしています。
ジョシュホーキンソン選手がNBAではなく日本でバスケをしているのはなぜ?
ホーキンソン選手はどうして日本でプレーしているの?
NBAの選手にならなかったのはなぜだろう?
ジョシュホーキンソン選手の来日のきっかけは、NBAの選手になれなかったことです。
ワールドカップであんなに活躍しているのに…!
それで、なぜ日本でプレーするようになったんですか?
ホーキンソン選手が日本でプレーするようになったのは、トライアウトで日本のチームからオファーがあったからです。
NBAのドラフトで指名なし
大学バスケで活躍したジョシュホーキンソン選手ですが、NBAのチームから指名を受けることはかないませんでした。
リーグのオールスターチームに選ばれるなど、実力は十分あったと思われる彼が夢破れたのはなぜでしょう。
実は、スポーツ万能だったホーキンソン選手は、高校までバスケと野球の両方をプレーしていました。
そのため、バスケに専念してきた人にくらべて身体能力で遅れをとっていたとホーキンソン選手のお父さんは言います。
オファーを受けて日本でプレーすることを決意
NBAの選手になれなかったホーキンソン選手は、日本のプロバスケットボールリーグ(Bリーグ)でプレーすることになります。
当時、NBAを目指していた選手が次の舞台に日本のリーグを選ぶのは意外な選択だったようです。
背の高さが武器になる
ホーキンソン選手が日本のリーグに関心を持った最初のきっかけは、エージェント(代理人)の助言。
背の高さが武器になる日本のリーグは、高身長(現在208センチ)の自分に合っているのではないかと感じたようです。
そして、ロサンゼルスで実施されたBリーグのトライアウト後「ファイティングイーグルス名古屋」からオファーが届き、ホーキンソン選手は日本でプレーすることを決意したそうです。
日本人に好意を持ったきっかけはイチロー選手
当時、日本のことはほとんど知らなかったホーキンソン選手。
しかし、日本や日本人に対して好意的な感情を抱いてもいました。
その理由は、メジャーリーグで活躍したイチロー選手の存在です。
ホーキンソン選手の地元はシアトル。
シアトル・マリナーズで活躍していたイチロー選手は、高校まで野球を続けていたホーキンソン選手にとって憧れの存在だったとか。
熱心に応援するイチローファンは「親切」
シアトルでは、イチロー選手を熱心に応援する日本人のファンの姿を目にする機会も多かったといいます。
ホーキンソン選手はそんな日本人のファンを「親切な人たち」と好意的に感じていたそうです。
未知の国ではあったもののイチロー選手とそのファンを通して日本に好意的な感情を持っていたことが、ほんの少しBリーグを選択する後押しになったかもしれません。
ちなみに今年の6月、ホーキンソン選手は憧れのイチロー選手と対面を果たしたとか。
日本語で挨拶をしたら驚いていたそうですよ。
- ジョシュホーキンソン選手はNBAのチームから指名を受けることができませんでした。
- その後、エージェントの助言で日本のリーグに関心を持ったホーキンソン選手はBリーグのトライアウトでオファーを獲得、日本でのプレーを決意します。
ジョシュホーキンソン選手は、なぜ日本代表になったの?
ホーキンソン選手はアメリカ出身なんですよね。
日本代表ということは、日本に帰化したんですか?
そうです。
ジョシュホーキンソン選手は2023年2月に日本国籍を取得したことが発表されています。
Bリーグでは「外国籍選手」ではなく「帰化選手」という登録になります。
そうなんですね!
そこまでして、なぜ日本代表になったんだろう?
ホーキンソン選手には、日本代表になって周囲の人々に恩返しをしたいという思いがあったようです。
日本代表を目指した理由は「恩返し」
ジョシュホーキンソン選手は、日本に帰化して日本代表チームの一員になった理由を「恩返し」と答えています。
来日当初は日本に馴染めずつらい思いをしたホーキンソン選手。
しかし、今では「名古屋の父親」とまでいう大切な友人たちがいます。
アメリカの両親に励まされ、日本の文化に飛び込んでいったホーキンソン選手を支え、受け入れてくれた人々。
ホーキンソン選手は、自分がここまで成長できたのはそういった多くの人たちのおかげだと考えているようです。
日本人として、日本の代表としてプレーする自分の姿を見せること。
その姿を彼らが誇りに思ってくれれば、それがホーキンソン選手の恩返しになるんですね。
NBAへの思い
ホーキンソン選手は、目指していたNBAの選手にはなれませんでした。
しかし、日本代表としてワールドカップやオリンピックに出場すれば、NBAの選手とも戦うことができるでしょう。
NBAでプレーできなかった選手が、NBAの選手と同じコートに並び立つ日が来たのです。
NBAとは別の道をたどって成長した自分の姿を世界中の人に示したいという思いもホーキンソン選手にはあるようです。
- ジョシュホーキンソン選手が日本に帰化してまで日本代表になった理由は、自分の成長を支えてくれた人々への恩返しの思いが大きいようです。
- ホーキンソン選手は、NBAに入れなかった自分が別の道をたどって成長した姿を世界に示したいという思いも持っているようです。
まとめ
- ジョシュホーキンソン選手は、日本語の質問を理解して簡単な日本語で答えることができる
- ジョシュホーキンソン選手は、自分の考えや感情をより詳しく伝えるため、インタビューに英語で回答することがある
- ジョシュホーキンソン選手は、NBAのチームから指名を受けることができなかった
- ジョシュホーキンソン選手は、Bリーグのトライアウトでオファーを受けて日本でプレーすることになった
- ジョシュホーキンソン選手は、自分の成長を支えてくれた人々への恩返しの思いから日本国籍を取得して日本代表入りを果たした
- ジョシュホーキンソン選手は、NBAに入れなかった自分が別の道をたどって成長した姿を世界に示したいという思いを持っている
チームの勝利のためにコートを献身的に走り回るホーキンソン選手。
その姿に涙した人も多いはず。
これからも応援していきたい選手です!