メタバースの未来像に関する提案書をexcel方眼紙で公募、気になる疑問点や単語を解説!

総務省がメタバースの未来像に関する提案書をexcel方眼紙で公募したことがネットで話題になっています。
その中で、疑問に思ったことや気になる単語を解説しているので参考にしていただけると幸いです。

目次

メタバースとは?

そもそも、メタバースとは仮想現実のことです。
簡単に言うと電子空間の中に、アバターと言われる自分を模したものを置くことで、オンライン上でコミュニケーションが取れる技術になります。

できること

  • イベント
    仮想現実の中で、イベントを開催、参加することが可能です。
    既に、イベントをメタバースで行う企業もあり今後も活性化していくことは容易に予想できます。
  • ビジネス
    ライブや、企業内での研修をメタバースで行っているところもあります。
    世界中のどこにいても現実世界の様な体験ができることで、本来獲得できないユーザーを囲むことが可能です。
    他にも、会議を仮想現実内で行うことで、ビデオ通話を超えたリアルさを実感することができます。

調査

単純にメタバース内の探索をすることが可能で、広大なフィールドをゲーム感覚で探索することができます。
現実世界と違って、危険な場所に体験することもできるので、家族と団欒の意味を込めて利用されることもあるはずです。

遠距離恋愛中でも、なるべく近くで存在を感じることもできるのではないでしょうか。

なぜ日本はIT後進国なのか

excel方眼紙という使い勝手の悪い技術を使う選択になってしまった原因は、IT後進国であることに関係しています。
なぜ日本はIT後進国と言われるのでしょうか。

主に以下の理由であると考えられます。

官庁内でのオンライン化

官庁内でのオンライン化が遅いという点があります。

例としては、デジタル庁ができるまでは、コロナでの給付金の手続きに多くの時間が費やされることで、国民から多くの批判がありました。
マイナンバーに口座を紐づけることで現在では対策をしていますが、公的機関のオンライン化が進まないことで、日本がIT後進国として見られることになってしまったことは否めません。

年功序列

年功序列という文化があり、現在の国会議員を含め、企業の中枢を任される若者は少ないです。
デジタルネイティブ世代がトップを務めることが少ない日本において、ITが重要であると考えず、アナログな方式をとってしまう企業も少なくありません。

IT技術者の待遇

IT技術者の平均年収が、海外と日本では違います。
ベースが英語になっていることから、本場のエンジニアの技術力が高い傾向にあるという点もありますが、アメリカを例にすると年収に倍以上の差があり優秀なエンジニアは海外に流れてしまいます。

日本にも優秀なエンジニアはいますが、海外に流出しているというのも事実です。

英語が苦手

日本人の多くは、文法から教えられることが多く苦手意識を持つ方も多いのではないでしょうか。
グローバル化が進んだことで、今後ますます英語は重要なコミュニケーションツールとなります。

そのため、ITのベースが英語になっていることから、ITに苦手意識を感じてしまうものです。

excel方眼紙が嫌われる理由

この記事の最大のポイントであるexcel方眼紙とは、excelのセルを正方形に見立てて方眼紙として使うものです。
なぜこのツールが、嫌われているのかについては以下の理由があります。

編集しづらい

セルの中に値が入っているので、行や列で値を削除しようとした時に、消したいデータが一括で消せないという点が批判を生んでいます。

削除や反対に値を挿入する際に、きちんとセル結合をしていない場合苦労することになります。
しっかりとした技術があれば良いのですが、シートを作成した人が適当にしていると編集者が違う場合不満を感じることがあります。

データの再利用がしづらい

コピペを使って、データを再利用しようとしてもきちんと移すことができないので、その場限りのデータになってしまい効率が悪くなってしまいます。
セル結合を外しても、データが散ってしまい集めるのにも時間がかかってしまうことから批判されています。

エクセルを持ってないと操作できない

エクセルを持っていないと操作ができないことで、microsoftofficeのライセンスを持っていない人は編集することができません。

全ての人が触ることのできないツールを使っていることで、mac派のユーザーからは不満が出ます。

まとめ

メタバースや、IT後進国と呼ばれる理由、なぜexcel方眼紙が嫌われるのかについて疑問点やわかりにくい単語について解説をしました。

  • excel方眼紙は神エクセルとしてネットでも批判されていて、デジタル庁の河野太郎さんも文科省に対して全廃する様に促しています。
  • 次回からはフォームで対応するとしていますが、フォームを作る技術力の無さが露呈しました。

また、最新の技術の未来を意見するツールがexcel方眼紙の様な古いものであることから、IT後進国である日本がメタバースを活用することができるのか不安が募ります。

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