なぜ?パリオリンピック野球代表メンバーの話題がない…理由は五輪落選?

2024年7月から始まるパリオリンピック。
前回も盛り上がった野球の日本代表メンバーが気になりますよね。

ですが、なぜかオリンピックのニュースで野球の話題を聞きません。
実は、パリオリンピックでは野球をやらないというのです。

そこで今回は、以下の点について調査しました。

この記事でわかること
  • パリオリンピックの競技に野球はある?ない?
  • 野球がないとすれば、その理由は?
目次

野球のパリオリンピック代表メンバー、話題にならない理由は?

野球のオリンピック代表メンバーが話題にならないのは、パリオリンピックの競技に野球がないからです。

そもそも開催されないので、オリンピック代表メンバーの選考もありません。
話題になるはずもないですね。

パリオリンピックでは野球をやらないんですか!?
前回の東京オリンピックであんなに盛り上がったのに。

残念ですが、パリオリンピックで野球が実施されないことは、東京オリンピックが開催されたときにはすでに決まっていました。

そうなんだ…。
パリでは大谷翔平選手の活躍が見られないなんて残念。

パリオリンピックの競技に野球がないのはなぜ?

追加競技の候補に選ばれなかったからです。

まず「追加競技」についてご説明しますね。

追加競技とは

オリンピックで実施される競技には、正式競技と追加競技があります。

このうち追加競技は、各大会に限って採用される競技です。
開催国が候補となる競技を提案できます。

野球は正式競技ではないの?

現在、野球はオリンピックの正式競技ではありません。
そのため、野球がオリンピックで実施されるには、追加競技に選ばれる必要があります。

なるほど。
東京オリンピックの野球は、追加競技だったんですね。

パリオリンピックの追加競技候補から落選

2019年 2月パリ五輪の追加競技候補から野球の落選が決まる
2020年12月パリ五輪の競技に野球が採用されないことが正式に決定する

上記のように、残念ながら野球はパリオリンピックの追加競技には選ばれませんでした。

「東京オリンピックの感動をもう一度!」という野球ファンの夢が、パリでかなうことはありません。

残念…。
どうして野球は選ばれなかったんだろう?

なぜ野球はパリオリンピックの追加競技候補から落選したの?

野球が落選した3つの理由

選手数が多い
球場が足りない
開催地のパリで人気がない

なぜ野球がパリオリンピックの追加競技候補から落選したのか。
考えられる理由は、この3つです。

それぞれご説明しますね。

理由① 選手数が多い

オリンピックに参加する選手の人数には上限が決められています。

選手の数が増えすぎると、費用がかさむなど運営に負担がかかってしまいますもんね。

そのため、1チームの選手数が多い野球は落選となった可能性があります。

団体競技だから、選手数はどうしても多くなりますよね。

理由② 球場が足りない

パリオリンピックで野球を実施するためには、球場を建設したり整備したりしなければなりません。

あまり野球が盛んではないフランスには、オリンピックの試合が開催できるような球場が充実していないからです。

建設には当然お金がかかりますし、建設した球場がオリンピック終了後も末永く使用されるかどうかは疑問です。

この点が、サステナビリティ(持続可能性)を掲げるパリオリンピックに合わないと判断された可能性があります。

理由③ 開催地のパリで人気がない

開催地で人気がない競技は、客入りや盛り上がりに不安が残ります。

お金をかけて建設した球場も、野球人気が持続しなければ無駄になってしまいますよね。

パリ五輪組織委員会の会長によれば、競技の選考には「若い世代とのつながり」も意識したとのこと。

パリの若者は、野球にあまり関心がないのかもしれません。

以上のように、3つの理由で野球は追加競技の候補から落選したと考えられます。

なぜ野球はオリンピックの正式競技ではないの?

野球が正式競技ではなくなった5つの理由

世界の広い地域で普及していない
女子野球が盛んではない
開催地の負担が大きい
試合時間が長い
メジャーリーグの選手が参加しない

野球がオリンピックの正式競技ではない理由として、考えられるのはこの5つです。

それぞれご説明しますね。

理由① 世界の広い地域で普及していない

以前はオリンピックの正式競技だった野球。
ですが、2012年のロンドンオリンピックで正式競技から除外されてしまいました。

除外された理由の1つが、世界的な普及率の低さだったといいます。

野球は日本ではメジャーなスポーツの1つですが、世界中で人気かといえば答えはノーです。

たとえばパリオリンピックのあるフランスでも、野球はどちらかといえばマイナースポーツに分類されます。

大多数の国や地域で人気が低い競技は、会場の客入りや試合中継の注目度の低さが心配されます。

理由② 女子野球が盛んではない

オリンピックでは、男女が同一の競技をおこなうのが重要とされています。
ですが、女子野球は日本ですら注目度が高いとは言い難いのが現状です。

ソフトボールは別の種目ですもんね。

当時、国際野球連盟の役員に女性がいなかったのも除外に影響したといわれています。

理由③ 開催地の負担が大きい

オリンピックで野球を開催するには、球場を建設するための費用が必要になります。

ですが、野球人気の低い国ではオリンピック終了後に新設した球場が役立つことは少ないはず。

そうなれば球場の建設と維持にかかる費用が無駄になってしまいます。

せっかく球場を建設しても、客が集まらず放映権も売れなければ十分な収入も得られません。

理由④ 試合時間が長い

1試合にかかる時間の長さも、野球が敬遠される理由の1つといわれています。

1試合が長いと、球場を確保したり日程を組んだりするのが大変です。

また、長すぎる試合時間は新たなファン獲得の弊害になるともいわれます。

たしかに、長時間の視聴は最近の若者の生活スタイルに合わないかも。

理由⑤ メジャーリーグの選手が参加しない

野球の最高峰と呼ばれるメジャーリーグが、オリンピックに選手を派遣したがらないという問題もありました。

オリンピックの開催時期が、メジャーリーグのシーズン終盤と重なるからです。

実力・人気ともにトップレベルの選手が参加するしないでは、競技に対する注目度が大きく異なりますよね。

野球が正式競技から除外されたままなのは、これら5つの理由があると考えられます。

今後、オリンピックで野球は見れないの?

見られます!

実は、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックの追加競技に、野球の採用が決まっています。

そうなんだ!
また日本代表チームの活躍が見られるんですね!

少し先の話ですが、4年後の日本代表メンバーを想像するのも楽しいですよね。

ところで、課題とされていた点は改善されたのかな?

正式競技や追加競技から落選した理由とされる点ですね。

まず、ロサンゼルスオリンピックが開催されるのは、メジャーリーグの国アメリカです。
球場数や現地の野球人気については問題がないでしょう。

その他の課題についても、以下のような対策がとられる見込みのようです。

選手数の多さ既存競技の選手数を削減して調整
試合時間の長さ試合時間短縮のための対策を推進
MLBとの連携トップ選手の参加実現に向けて交渉

まとめ

  • 野球のオリンピック代表メンバーが話題にならないのは、パリオリンピックの競技に野球がないから
  • パリオリンピックの競技に野球がないのは、追加競技の候補に選ばれなかったから
  • 野球がパリオリンピックの追加競技候補から落選した理由は、次の3つが考えられる
    ①選手数が多い
    ②球場が足りない
    ③開催地のパリで人気がない
  • 野球がオリンピックの正式競技から除外されている理由は、次の5つが考えられる
    ①世界の広い地域で普及していない
    ②女子野球が盛んではない
    ③開催地の負担が大きい
    ④試合時間が長い
    ⑤メジャーリーグの選手が参加しない
  • 野球は、2028年開催のロサンゼルスオリンピックで追加競技への採用が決まっている

東京オリンピックが盛り上がったからこそ、パリで野球日本代表の活躍が見られないのは残念!

日本ではメジャースポーツの野球ですが、オリンピック競技に採用されるにはさまざまな課題があるんですね。

2028年大会で野球が盛り上がるといいですね!

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