1期生から5期生まで、これまでに何度もオーディションでメンバーを募集してきた乃木坂46。
2021年に開催された5期生オーディションは、歴代最高倍率を記録したとか。
一方で歴代最低倍率は、1期生の加入が決まった乃木坂46結成オーディションだったといいます。
1期生といえば白石麻衣さんなど乃木坂の顔とも呼べるメンバーが集まっていたのに、本当に1番倍率が低かったのでしょうか?
今回は、乃木坂46オーディションの歴代合格倍率について調べてみました。
1期生オーディションは、乃木坂46歴代最低倍率だった?
乃木坂46のメンバー募集オーディションのうち、歴代最低倍率を記録したのは乃木坂46結成時のオーディション(1期生オーディション)です。
では、実際の数字を見てみましょう。
乃木坂46歴代オーディションの合格倍率一覧
発表されている応募総数と合格者数から求めた合格倍率を表にまとめました。
なお、4期生加入時のオーディションは欅坂46とけやき坂46を含めた3グループ合同開催だったため、今回の倍率比較からは除外することにします。
期 | 応募総数 | 合格者数 | 合格倍率 |
---|---|---|---|
1期生 | 38,934人 | 36人 | 約1,082倍 |
2期生 | 16,302人 | 14人 | 約1,164倍 |
3期生 | 48,986人 | 12人 | 約4,082倍 |
5期生 | 87,852人 | 11人 | 約7,987倍 |
出典:「乃木坂46 倍率は約4,082倍! 応募者48,986人から選ばれた3期生メンバー12名決定」(billboard JAPAN)https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/41618/2(2024年2月12日に利用)
出典:「乃木坂46、5期生に11人が決定。応募人数はグループ・アイドル史上最多の87,852人」(TOWER RECORDS ONLINE)https://tower.jp/article/news/2022/02/02/tg004(2024年2月12日に利用)
歴代最低倍率でも約1,082倍の狭き門
表から、たしかに1期生オーディションの合格倍率が歴代で最も低いのがわかります。
とはいえ、その倍率は約1,082倍!
おおよそ1000人に1人の合格者ですから、十分に狭き門といえそうです。
5期生オーディションは倍率約8,000倍
乃木坂46新メンバー募集オーディションの倍率は、回を重ねるにつれ高くなっています。
3期生で約4,082倍、5期生オーディションでは歴代トップの約7,987倍を記録しました。
- 5期生オーディションまで終了した時点で、乃木坂46歴代最低倍率は1期生オーディションの約1,082倍です。
- 逆に歴代最高倍率だったのは5期生オーディションの約7,987倍です。
1期生が歴代最低倍率、5期生が最高倍率になった理由は?
1期生と5期生でオーディションの倍率に大きな差があるのには、次の2点の影響が大きいと考えられます。
- グループの人気と知名度の違い
- 合格者数の違い
グループの人気と知名度の違い
1つ目は、オーディション開催時点でグループ自体の立ち位置に違いがある点です。
グループの人気や知名度が高いほどオーディションの注目度も上がります。
その結果、応募者の数が増え倍率も高くなると考えられるからです。
合格者数の違い
2つ目は、オーディションによって合格者の人数が違う点です。
たとえば1,000人が応募したオーディションの場合、合格者が1人なら倍率は1,000倍。
しかし、合格者が10人なら倍率は100倍に下がります。
- グループの人気や知名度、合格者数といった条件の違いが、各オーディションの倍率の差にあらわれたと考えられます。
オーディション開催時の人気や知名度に大きな違いはあった?
1期生オーディション開催時と5期生オーディション開催時で、グループの人気ってそんなに違ったんですか?
グループの人気や知名度は大きく違いました。
1期生オーディション開催時乃木坂46はまだ世に出ていなかったのに対して、5期生オーディションはグループが人気と知名度を獲得したあとに開催されているからです。
乃木坂46が世に出る前の1期生オーディション
1期生が受けたのは、2011年に開催された乃木坂46結成のためのオーディションです。
グループはまだ世に出ていませんでしたから、当然乃木坂46の人気や知名度はゼロに近い状況でした。
グループ知名度獲得後の5期生オーディション
一方で、Googleキーワードの検索需要の推移を参考にすれば、3期生オーディションや坂道合同オーディションが開催されたのは乃木坂46の人気絶頂期周辺です。
同様に、5期生オーディション開催時は人気絶頂期を過ぎてはいるものの、乃木坂46が知名度を十分に獲得した状況だと推測できます。
応募総数に大きな差
開催時点の人気や知名度に違いがあった1期生オーディションと5期生オーディションでは、実際に応募者の総数に大きな差が生まれました。
1期生オーディション | 応募総数 38,934人 |
5期生オーディション | 応募総数 87,852人 |
一般的に応募者の数が増えれば増えるほど倍率は高くなります。
開催時の人気や知名度の違いは、やはり合格倍率の差に影響したのではないでしょうか。
- 1期生オーディション開催時、乃木坂46の人気や知名度はゼロに近い状況でした。
- 一方、乃木坂46が人気と知名度を十分に獲得したあとに開催されたのが5期生オーディションです。
- 2つのオーディションの応募者数には、大きな差が生まれています。
2期生以降の合格者数は、なぜ十数人程度なの?
もっと合格者数を増やしたら、少しでも倍率が下がるかもしれませんよね?
36人を合格させた1期生以降、乃木坂46のオーディション合格者数は十数人にとどまっています。
これは、乃木坂46がメンバー数を大きく増やさないからです。
メンバー数35〜50人程度を維持
20人程度でスタートしたAKB48は、一時メンバー数が100人を超えたとか。
一方の乃木坂46のメンバー数は、35〜50人あたりを維持しているようです。
50人を超えることはほとんどなく、35〜50人が乃木坂46の適正メンバー数と考えられているのでしょう。
合格者数は1期生の3分の1以下に
乃木坂46の運営陣は、在籍メンバーの卒業を考慮しながら適正メンバー数に収まるように合格者数を決定していると推測できます。
その結果、2期生以降の合格者は十数人程度にとどまることに。
1期生の合格者は36人。
対して5期生の合格者は11人ですから、3分の1にも足りません。
応募総数が増えているのに合格者数が少なくなれば、倍率は上がってしまいます。
はたして6期生オーディションは、どんな倍率になるのでしょうか。
- 乃木坂46はメンバー数を35〜50人程度で維持しています。
- オーディションの合格者数は、グループのメンバー数が35〜50人程度に収まるよう考慮して決定されていると考えられます。
まとめ
- 5期生オーディションまで終了した時点で、乃木坂46歴代最低倍率は1期生オーディションの約1,082倍
- 歴代最高倍率は5期生オーディションの約7,987倍
- グループの人気や知名度、合格者数といった条件の違いが、各オーディションの倍率の差にあらわれたと考えられる
- 1期生オーディション開催時、乃木坂46の人気や知名度はゼロに近かった
- 5期生オーディションは、乃木坂46が人気と知名度を十分に獲得したあとに開催された
- 1期生オーディションと5期生オーディションの応募者数には、大きな差がある
- オーディションの合格者数は、グループのメンバー数が35〜50人程度に収まるよう考慮して決定されていると考えられる
そうそうたるメンバーがそろっている1期生ですが、乃木坂46の知名度が低かったためオーディションの倍率も低かったといえそうです。
その1期生を筆頭に、4期生までのメンバーがグループの人気と知名度を押し上げたことが、5期生オーディションの高い倍率につながったんですね。