ベビーシッターの資格、取っても意味ない?保育士資格が採用に有利?

ベビーシッターとして働きたい場合、資格を取るべきなのか気になりますよね。
「資格を取っても意味ないらしいよ」なんて噂も耳にしますし、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

実は、せっかくベビーシッターの資格を取っても必ず採用につながるわけではありません。
かといって、資格を取得することにまったくメリットがないともいえないとか。

ベビーシッターの資格を取得するかどうか悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。

目次

ベビーシッターになるには、必ず資格を取らなければダメ?

ベビーシッターの資格、取っても意味ない?保育士資格が採用に有利?

資格を取らなくても、ベビーシッターの仕事はできます

ベビーシッターは、資格の取得が定められた職業ではないからです。

ベビーシッターに法律で定められた資格はない

たとえば、美容師になるには美容師免許が必要です。
ベビーシッターと同じく子供と接する仕事に保育士がありますが、保育士として働くのにも保育士資格が必要です。

これらは、法律に基づいて認定される国家資格です。
美容師や保育士を職業にするには国家資格の取得が必須だと法律で定められているんですね。

一方でベビーシッターは、特別な資格を持たなくてもできる仕事です。
美容師や保育士のように資格について定めた法律がベビーシッターにはありません。
実際に、特別な必須資格の記載がないベビーシッターの求人情報も見つかります。

以上のように、ベビーシッターは資格がなくても働ける仕事であり、必ずしも資格を取得する必要はありません。

まとめ
  • ベビーシッターとして働くのに、資格の取得は必須ではありません。

ベビーシッターの資格は国家資格ではないの?

現在、取得が可能なベビーシッターの資格はいくつかありますが、どれも国家資格ではありません

ベビーシッターの資格は民間資格

今あるベビーシッターの資格は、すべて民間団体などが独自に設けたもの
国や法律はかかわっていない、いわゆる”民間資格”です。

たとえば、ベビーシッターの資格として有名な以下の2つですが、認定しているのはどちらも民間の団体です。

認定ベビーシッター

資格を認定しているのは、公益社団法人全国保育サービス協会というベビーシッター資格認定制度事業などを扱う組織です。

ベビーシッター資格

資格を認定しているのは、一般財団法人日本能力開発推進協会という資格認定事業などを扱う組織です。

まとめ
  • 現在取得できるベビーシッターの資格は民間の団体によって認定されるもののみで、国家資格はありません。

保育士資格のほうがベビーシッターの採用に有利って本当?

ベビーシッターの資格、取っても意味ない?保育士資格が採用に有利?

ベビーシッターとして働くのに特別な資格は必要ありませんが、持っていると採用につながりやすい資格はあるといわれています。

保育士資格は、採用につながりやすいといわれる資格の1つです。

なぜ保育士資格が有利?

ベビーシッターの資格が民間資格しかないのに対して、保育士資格は国家資格だからです。
雇い主によっては、ベビーシッターの資格より保育士資格の保有者を優先して採用するケースもあるでしょう。

国家資格が持つ高い信頼性

法律に基づいて認定される国家資格に、大きな信頼を感じる人は多いものです。
残念ながら民間資格は、信頼性の面で国家資格にかなわない場合があります。

特に保育士資格は、子供の保育に必要な知識や技術を持っていることを証明する国家資格です。
保育士資格の保持者を優先して採用する雇い主がいることは十分考えられるでしょう。

保育士資格を持っていると時給が上がる求人もあるなど、収入面でも有利です。

看護師資格なども有利

大事な子供を託すわけですから、少しでも信頼できる相手にと思うのは当然ですよね。
ほかに、次のような資格も採用時に有利になるケースがあるようです。

  • 看護師資格
  • 幼稚園教諭免許状
まとめ
  • 保育士資格は国家資格なので信頼性が高く、採用につながりやすいといわれます。

ベビーシッターの民間資格、取っても意味ない?

信頼性の面で国家資格に劣るともいわれるベビーシッターの民間資格ですが、まったく意味がないとはいえません
たとえ民間資格であっても、採用につながる可能性がないとは言い切れないからです。

採用につながる可能性はゼロではない

資格を1つも取得していない人と、ベビーシッターの民間資格を取得している人。
もしあなたがベビーシッターを雇う場合、どちらを採用しますか?

どちらかといえば、ベビーシッターの資格を持っている人に安心感を持たないでしょうか。

ベビーシッターの資格はたしかに国家資格ではありません。
しかし、少なくともベビーシッターとして働くために研修や講座を受講した事実は伝わります。

仕事に対する意欲や責任感を感じ取ってもらえる可能性もあります。

採用率が上がる可能性がゼロではない限り、ベビーシッターの民間資格にまったく意味がないとは言い切れません。

まとめ
  • 研修や講座を受講した事実は伝わるため、ベビーシッターの民間資格取得が採用につながる可能性も考えられます。

結局、ベビーシッターの資格は取ったほうがいいの?

ベビーシッターの資格、取っても意味ない?保育士資格が採用に有利?

必ず取らなければいけないものではないベビーシッターの民間資格。
そのうえで以下のような場合は、取得を考えてみてもいいかもしれません。

  • 少しでも採用率を上げたい場合
  • 受験のための費用が無理なく用意できる場合

少しでも採用率を上げたい場合

なかなか採用されなくて悩んでいる人にとっては、資格の取得に挑戦するのも1つの手段です。

採用には人柄なども重視されますが、やはり資格の有無が決め手になることもあるはず。
国家資格をアピールできれば1番ですが、費用や難易度などを考慮すれば取得が現実的ではない場合もあります。

ベビーシッターの民間資格には比較的取得難易度が低いものもあるので、検討してみてもいいかもしれません。

受験のための費用が無理なく用意できる場合

ベビーシッターの民間資格を取得するのには、もちろんお金がかかります。
講座の受講料、試験の受験料、資格の登録料など。

未来への投資ともいえますが、資格の取得が必ず採用につながるわけではないのがつらいところ。
無理をして費用を捻出した場合、すぐに仕事が見つからないと生活が厳しくなる恐れがあります。

繰り返しますが、ベビーシッターの民間資格は取得しても絶対に就職できるものではありません。
なかなか採用されなくて悩んでいる人も、費用が無理なく用意できる場合のみ受験を考えてみるのがおすすめです。

まとめ
  • 受験のための費用が無理なく用意できる場合、民間資格の取得は少しでも採用率を上げるための1つの手段です。

まとめ

  • ベビーシッターとして働くのに資格の取得は必須ではない
  • 現在取得できるベビーシッターの資格は民間の団体によって認定されるもののみで、国家資格はない
  • 保育士資格は国家資格なので信頼性が高く、ベビーシッターの採用につながりやすいといわれる
  • 研修や講座を受講した事実は伝わるため、ベビーシッターの民間資格取得が採用につながる可能性も考えられる
  • 受験のための費用が無理なく用意できる場合、民間資格の取得は少しでも採用率を上げるための1つの手段

ベビーシッターの資格を取得するには、費用も労力もかかります。

必ず採用につながるわけではない点。
一方で採用率が上がる可能性がある点。
両方の側面をよく吟味してみてくださいね。

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