パリ五輪代表選手の選考レース中に、急成長を遂げた張本美和(はりもと みわ)選手。
ご存知のとおり、お兄さんは五輪男子代表の座を確実とする張本智和(はりもと ともかず)選手です。
きょうだい共に日本代表を目指せる強豪選手。
きっと卓球の英才教育を受けていて、おうちでは卓球漬けの毎日なんだろうと想像しますよね。
ところが、そんな張本美和選手に「実は頭がいいらしい」という噂があるとか。
卓球も強くて勉強もできるなんて本当なのか調べてみました。
張本美和選手、頭いいって本当?
「張本美和ちゃんが頭いいらしい」という話を耳にしました。
本当なのかな?
張本美和選手の学力が優れているのは、本当のようです。
卓球も強くて勉強もできるなんてすごい!
まさに文武両道ですね。
複数のメディアが学力の高さを紹介
張本美和選手の学力の高さは、これまでに複数のメディアで紹介されています。
以下の3つの例は、その一部です。
『ライオンのミライ☆モンスター』
『ライオンのミライ☆モンスター』はこれからの活躍が期待されるアスリートの卵たちを紹介するフジテレビのドキュメンタリー番組。
2019年3月3日の放送で、当時小学4年生だった張本美和選手が塾のテストで全国1位の成績をおさめたと紹介されました。
画面に映し出された賞状によれば、「学研教室主催計算力コンテスト」で満点を獲得したようです。
『炎の体育会TV』
スポーツバラエティと銘打つ『炎の体育会TV』は、これまでに多くのアスリートが出演してきたTBSのバラエティ番組。
張本美和選手は2021年10月16日放送回に出演、全国模試で1位を獲得した情報がお茶の間に伝えられました。
『デイリー新潮』
2023年11月5日『デイリー新潮』で配信された記事でも、張本美和選手が過去に算数で全国1位の成績をおさめたという卓球担当記者の談話が紹介されています。
出典:「女子卓球「15歳の超新星」張本美和、「すでに五輪出場できるほどの実力」を支える“高難度サーブ”と“勉学優先”」(デイリー新潮)
青柳雄介氏・デイリー新潮編集部
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/11050900/
(2023年11月05日公開)
(2024年1月31日に利用)
やはり張本美和選手は、卓球だけでなく勉強もできるようですね。
- 張本美和選手は過去に算数で全国1位の成績をおさめたと複数のメディアで紹介されています。
張本美和選手はどうやって学力を伸ばしたの?
張本美和選手は、ご両親の「勉学優先」という教育方針のもと、卓球の練習の前に必ず勉強をしていたそうです。
放課後は卓球ばかりしているのかと思っていました。
「勉学優先」の教育方針
張本美和選手のご両親は元卓球選手。
アスリートの世界の厳しさを知っているからこそ、子供たちが卓球のために勉学をおろそかにするのを許さなかったようです。
卓球の練習の前に勉強机に向かう
前述の『ライオンのミライ☆モンスター』でも、小学生の張本美和選手が練習の前に勉強机に向かう様子が紹介されています。
張本美和選手は、必ず宿題や予習復習を終わらせてから卓球の練習に向かっていたそうです。
小学1年生のころから学習塾に通う
張本美和選手が取り組んでいたのは学校の宿題だけではありません。
小学1年生のころから学習塾(学研教室)にも通っていたようですよ。
出典:「女子卓球「15歳の超新星」張本美和、「すでに五輪出場できるほどの実力」を支える“高難度サーブ”と“勉学優先”」(デイリー新潮)
青柳雄介氏・デイリー新潮編集部
(2023年11月05日公開)
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/11050900/
(2024年1月31日に利用)
「卓球 張本智和選手・美和選手が共演する学研教室の新テレビCMが全国で順次放映を開始」(PR TIMES)
(2019年1月7日公開)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001994.000002535.html
(2024年1月31日に利用)
以上のように、張本美和選手は「勉学優先」を教育方針とするご両親のもとで、卓球と同様に勉強にも力を入れる日々を過ごしてきました。
その結果、学力が伸びたのだと考えられます。
- 張本家の教育方針は勉学優先で、張本美和選手は卓球の練習の前に必ず宿題や予習復習をしていたようです。
- さらに張本美和選手は、小学1年生のころから学習塾にも通っていたようです。
張本美和選手の練習時間はどれくらい?
宿題して塾にも通って、練習時間はとれているのかな?
張本美和選手の平均練習時間は、次のように紹介されています。
- 平日:4~5時間
- 休日:6~6.5時間
平日も5時間練習
張本美和選手の練習時間を調べてみると、平日でも4〜5時間を卓球の練習にあてていることがわかりました。
小学生時代(10歳)の平均練習時間
張本美和選手は小学生のころから、平日4時間・休日6時間も卓球の練習をしていたそうです。
練習場所は両親が運営する張本卓球場。
専属コーチをつけて練習に励んでいたようですよ。
出典:「【卓球】“怪童”張本智和の妹、張本美和の強さとは?」(Rallys)
https://rallys.online/forplayers/player/miraimonster-miwa/
(2018年6月25日公開)
(2024年1月31日に利用)
中学生時代(13歳)の平均練習時間
中学生になると、張本美和選手は世界で活躍できる選手の育成機関「木下卓球アカデミー」に入校します。
練習時間は平日5時間・休日6時間半と、小学生のころより少し長くなったようです。
出典:「木下卓球アカデミー1期生 張本美和選手に聞く」(神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙 タウンニュース)
https://www.townnews.co.jp/0206/2022/01/01/606660.html
(2022年1月1日公開)
(2024年1月31日に利用)
以上のように、張本美和選手は勉強を優先しながらも長時間を卓球の練習にあてています。
勉強と卓球をしっかり両立してきたようですね。
- 張本美和選手は、小学生時代に平日4時間・休日6時間を卓球の練習にあてていました。
- 中学生になると、張本美和選手の練習時間は平日5時間・休日6時間半に延びています。
張本美和選手の語学力は? 中国語や英語を話せる?
張本美和選手は中国語を問題なく話せる語学力を持っています。
また、英会話教室に通っていたこともわかっています。
学習塾だけじゃなく英会話教室にも通っていたんですか!
本当に頑張り屋さんなんですね。
張本美和選手の中国語
張本美和選手の中国語は、中国のメディアの取材に中国語で対応できるほど堪能です。
それは、子供のころから中国語が身近な言語だったから。
張本美和選手の両親は中国出身で、子供たちとはおもに中国語で会話をしていたといいます。
そのため、お兄さんの智和選手も美和選手も中国語で問題なく会話ができるそうです。
張本美和選手の英語
張本美和選手は学習塾だけでなく英会話教室にも通っていたそうです。
英語を話す力がある程度身についていると推測できます。
出典:「こども新聞 週刊かほピョンプレス」(河北新報社)
https://www.kahoku.co.jp/special/kodomo/2019.html
(2019年4月7日発行)
(2024年1月31日に利用)
以上のように、張本美和選手は中国語が堪能であり、英会話も勉強しているようです。
- 張本美和選手は中国出身の両親との日常会話の中で、流暢(りゅうちょう)な中国語を身につけました。
- さらに英会話教室に通って英会話も勉強しています。
卓球選手に勉強は必要?
「すごい選手なんだから卓球に集中してもいいのでは?」と思ってしまいます。
卓球選手が勉学を優先させるのには、次の点で意味があるという考え方があります。
- 引退後の人生で役に立つ可能性がある
- 卓球選手として必要な力が育まれる
引退後の人生で役に立つ可能性がある
張本美和選手のご両親が勉学優先を貫くのは、人の一生は選手時代だけではないとよく知っているからだと思われます。
卓球選手だったご両親は、アスリートは全員が成功するわけではないと知っています。
現役引退後の人生が長いことも知っています。
現役の卓球選手ではなくなったとき、身につけた学力が子供たちの役に立つ可能性を考えているのでしょう。
出典:「卓球で生きていかなくてもいい―― 張本智和・両親の子育て力」(Yahoo!ニュース)
島沢優子氏・Yahoo!ニュース特集編集部
https://news.yahoo.co.jp/feature/725/
(2017年8月21日公開)
(2024年1月31日に利用)
卓球選手として必要な力が育まれる
勉学優先の方針から身についたいくつかの力が、張本智和選手や美和選手の卓球選手としての強さにつながっているともいわれています。
元日本代表監督の倉嶋洋介さんは、張本智和選手について以下のように話しています。
「智和の武器は学ぶ姿勢と頭の良さだと思う。両親のおかげで学習習慣ができているため、卓球でも未知のことを学ぼうとする意欲が高い」
引用:「卓球で生きていかなくてもいい―― 張本智和・両親の子育て力」(Yahoo!ニュース)
島沢優子氏・Yahoo!ニュース特集編集部
https://news.yahoo.co.jp/feature/725/
(2017年8月21日公開)
(2024年1月31日に利用)
練習の前にまず勉強机に向かう。
張本家の教育方針によって身についた学習習慣は、卓球にもいい効果をもたらしているようです。
勉強と卓球の両立を諦めなかった智和選手や美和選手には、努力する姿勢やつらい状況を乗り越える力も身についたでしょう。
それらの力もまた、卓球の上達や試合での勝利にいかされることがあるといいます。
張本智和選手や美和選手が続けてきた勉強は、2人が卓球選手として上を目指すのにも、現役選手を引退したあとの2人の人生にも、きっといかされるのではないでしょうか。
- 勉学優先を教育方針とする張本美和選手の両親は、アスリートの人生は現役を引退したあとも長く続くことを知っていると思われます。
- 張本美和選手が身につけた学習習慣や努力する姿勢は、卓球の上達にもいかされる可能性があります。
まとめ
- 張本美和選手は過去に算数で全国1位の成績をおさめたと複数のメディアで紹介されている
- 張本家の教育方針は勉学優先で、張本美和選手は卓球の練習の前に必ず宿題や予習復習をしていた
- 張本美和選手は小学1年生のころから学習塾に通っていた
- 張本美和選手の小学生時代の平均練習時間は、平日4時間・休日6時間である
- 張本美和選手の中学生時代の平均練習時間は、平日5時間・休日6時間半である
- 張本美和選手は中国出身の両親と中国語で会話しているため、中国のメディアに対応できるレベルの中国語が話せる
- 張本美和選手は英会話教室にも通っていた
宿題をして学習塾にも通って、さらに何時間も卓球の練習をしていたなんてびっくりしました。
学力はもちろん、それ以外にも多くの力が身についたのが想像できますよね。
今後の張本美和選手の活躍がいっそう楽しみになりました!