”テレビ離れ”が進んでいるといいますね。
たしかに時間に合わせてわざわざテレビの前に座るということが、本当に少なくなった気がします。
実は、そんなテレビ離れの原因の1つにNHKの存在を挙げる声もあるようです。
NHKの在り方が問われる今、非常に気になるところですよね。
そこで、NHKのせいでテレビ離れが進んでいるという主張について調べてみました。
テレビ離れの原因がNHKって、誰が言ってるの?
テレビ離れの原因っていろいろいわれてますよね…。
「NHKのせい」という考え方もあるんですね?
「ひろゆき」こと西村博之さんは、テレビ離れの原因がNHKにあると考えているようです。
「ひろゆき」こと西村博之さん
- 通称「ひろゆき」
- 日本最大級の掲示板サイト「2ちゃんねる」の開設者
- 近年は”論破王”と呼ばれ、子どもや若い世代の支持を得ている
どこで発言した?
西村博之さんが若者のテレビ離れについて持論を披露したのは、MCを務めるAbemaTVの番組でテレビの未来について意見を求められたときです。
番組名は『Abema Prime』、放送日は2022年4月29日です。
なぜNHKが原因?
地上波テレビの衰退において、西村博之さんが問題視するのはNHK受信料のシステム。
現在の日本は、テレビを購入するとNHK受信料の支払い義務が発生するシステムです。
このシステムを嫌がる若者の中には、「テレビを持たない」という選択をとる人も増えるはず。
つまりテレビ衰退の原因といわれる若者のテレビ離れは「NHKのせい」というのが、西村博之さんの考えのようです。
「受信料もったいない」
西村博之さんの言うように「受信料が発生するならテレビを持たない」という選択をとる人は、実際にいるのでしょうか?
SNSを見てみると、確かに受信料が原因でテレビを持たないケースはあるのかもしれないと思わされます。
- 見ることが少なくなったテレビ、受信料がもったいないから処分した
- 受信料を取られるからテレビを買ってない
- 受信料の取り立てに遭うのが嫌だから、テレビを買おうと思わない
「持っているだけで受信料をとられるテレビなんて購入する必要がない」と感じている人は、やはり少なからずいるようです。
番組によってはTVerやYouTubeで配信されますし、そもそも今はテレビ番組以外にも楽しめるコンテンツがいろいろあります。
西村博之さんの言うように、NHKに受信料を支払ってまでテレビを見たい人は今後さらに少なくなっていくのかもしれませんね。
- 「ひろゆき」こと西村博之さんは、若者のテレビ離れの原因がNHKにあると考えているようです。
- 受信料の支払い義務が発生するのを嫌がってテレビを持たない人がいるというのがその理由です。
受信料のこと、みんなどう思ってる?
本当に受信料の支払いがテレビ離れのきっかけになったりするのかな。
それだけ支払いに納得していない人が多いの?
NHK受信料について、支払いに納得していない人が7割を超えているという調査結果があるようです。
受信料に納得していない人は多い
7割以上が支払いに納得していない
アトムくん編集部(株式会社プラスワン)がインターネットユーザーを対象に実施したアンケート調査の結果、NHK受信料の支払いに納得していない人が全体の7割以上を占めたそうです。
受信料を支払っている人に限定した調査でも、6割以上が支払いに納得していないという回答結果が得られたとか。
9割以上が受信料を高いと思っている
同じく、全体の実に9割がNHK受信料を高いと感じていることもわかりました。
受信料の金額を妥当だと感じている人は非常に少なく、1割にも達していません。
受信料に対する不満、テレビ離れのきっかけに?
今回の調査ではNHK受信料を支払っていない人は全体の約3割でした。
しかし、現在受信料を支払っている人の中にも、受信料に対して不満を持っている人は想像以上に多そうです。
今はテレビを所有している人も、今後引っ越しや故障を機に手放してしまう可能性は十分考えられるでしょう。
受信料がテレビ離れのきっかけになることも、本当にありうるのかもしれません。
出典:「NHK受信料を支払わないとどうなる?受信料の根拠や払わずにすむ方法を解説」(株式会社プラスワン)
監修:田中宏一郎氏
https://mujin-keiyakuki.net/column/nhk_receptionfee.html
(2023年11月23日に確認)
NHK受信料について、
- 支払いに納得していない人が全体の7割を超えている
- 全体の約9割がNHK受信料を高いと感じている
という調査結果があるそうです。
テレビを持っていない場合、NHK受信料を払わなくていい?
そもそも、テレビを持つのをやめたら受信料の支払い義務ってなくなるんですか?
テレビに限らず、NHKを受信できる機器を持っていない場合は受信料の支払いは必要ありません。
逆にいえば、テレビがなくてもほかにNHKを受信できる機器を持っている場合は、受信料の支払いが必要になります。
テレビがなくても受信料を支払う場合がある
NHKに受信料を支払う義務は、「NHKの放送を受信できる機器」が設置されている場合に発生するそうです。
この「NHKの放送を受信できる機器」、実はテレビだけに限りません。
パソコンは?
テレビチューナー内蔵機種や外付けのパソコン用テレビチューナーを利用して、パソコンでテレビを見ている人もいるかもしれません。
もし家にテレビを置いていなくても、地上波テレビ放送を視聴できる状態のパソコンがある場合は、受信料の支払いが必要となるようです。
カーナビは?
自宅にテレビはないけれど、自家用車に搭載されているカーナビが地上波テレビ放送を受信できる場合。
実はこの場合も、パソコン同様受信料が必要な契約の対象となるようです。
スマホは?
最近は少なくなっているようですが、もしワンセグ対応スマホを所持している場合は、やはり受信料の支払いが必要です。
地上波テレビ放送を受信できるかどうか
つまり、重要なのはNHKを含む地上波テレビ放送を受信できるかどうか。
NHKを受信できる機器を持っていれば、それがテレビではなくても受信料の支払いが必要です。
逆にテレビを見られないパソコンやスマホを持っていても、現状では受信料はかかりません。
出典:「NHK受信料の窓口」
https://faq.nhk-cs.jp/携帯電話・スマートフォン、カーナビ、パソコンで放送を受信可能な場合は受信料が必要か-63d86ec866d7dd001e9628f8
(2023年11月23日に確認)
- テレビを持っていない人も、別にNHKを含む地上波テレビ放送を受信できる機器を所持していれば受信料の支払いが必要です。
NHKを見なくても受信料を払わないといけないの?
NHKの番組を全然見ない人も、受信料を払うんですよね?
ここが1番引っかかる…。
NHKの番組を受信できる機器を持っている場合、たとえNHKの番組を見なくても受信料の支払いが必要です。
NHKを見なくても受信料は発生する
「テレビは持っているけど、NHKはほとんど見ない」
そんな人は特に、受信料の支払いに納得いかないかもしれませんね。
ただ、受信料の支払いにNHKの番組を見ている・見ていないは関係ないそうで…。
受信料の支払いに視聴の有無は関係ない
NHKの受信料は、NHKを受信できる機器の有無によって発生するもの。
実際に放送を見ているかどうかは契約に影響しません。
そのため、「テレビを持っているけどNHKの番組は見ない」という人も受信料を支払う必要があります。
- NHKの番組を受信できる機器を持っている場合、NHKの番組を視聴しなくても受信料の支払いは必要です。
若者の”NHK離れ”が起こっている?
若い人の間で、”NHK離れ”が起こっていると聞きました。
確かに、NHKの番組が話題になるのって年末の紅白くらいかも。
NHKは高齢者世代にくらべて若い世代の視聴者が少ないことが、NHK独自の視聴率調査でわかっているそうです。
NHKの番組を欠かさず見ている人は少ない
アトムくん編集部(株式会社プラスワン)がインターネットユーザーを対象に実施したアンケート調査によれば、NHKに毎週欠かさず見ている番組がある人は全体の3割にも届きませんでした。
出典:「NHK受信料を支払わないとどうなる?受信料の根拠や払わずにすむ方法を解説」(株式会社プラスワン)
監修:田中宏一郎氏
https://mujin-keiyakuki.net/column/nhk_receptionfee.html
(2023年11月23日に確認)
多くの人は、普段のNHK放送にあまり魅力を感じていないのかもしれません。
特に若者の視聴者が少ない
さらに、NHK独自の視聴率調査の結果から、NHKには若い世代の視聴者が少ないこともわかっているようです。
出典:「よくある質問集」(NHK | 日本放送協会)
https://www.nhk.or.jp/faq-corner/4housoubangumi/01/04-01-02.html
(2023年11月23日に確認)
これらの調査結果を見ると、NHKの番組は視聴者、特に若い世代の視聴者からあまり求められていないように感じます。
にもかかわらずテレビを持っているだけで受信料の支払いが発生するシステムですから、不満が高まるのもやむを得ないのかもしれません。
若者がNHKを見ない理由
若い人たちがNHKの番組を見ない理由には、
- 見たい番組がない
- 特に周りで話題になることもないので、どんな番組があるかも知らない
- 民放にくらべて硬い番組が多い印象がある
などが挙げられるようです。
NHKと視聴者の間に広がる溝
”NHK離れ”ともいえるこの現状を、NHKは若者も含めた広い世代が楽しめる番組制作を目指すことで打破しようと考えているとか。
その一方で視聴者からは、「NHKは無理して番組を作らなくていいから受信料を安くしてほしい」という厳しい声も聞こえてきます。
はたして両者の間に広がる溝が埋まる日はくるのでしょうか。
”テレビ離れ”や”NHK離れ”は、このまま進行し続けるのでしょうか?
- NHKに毎週欠かさず見ている番組がある人は全体の3割未満という調査結果があります。
- NHK独自の視聴率調査の結果、NHKには高齢者にくらべて若い世代の視聴者が少ないことがわかっています。
まとめ
- 「ひろゆき」こと西村博之さんは、若者のテレビ離れの原因がNHKにあると考えている
- その理由は、NHK受信料の支払い義務が発生するのを嫌がってテレビを持たない人がいるはずだから
- NHK受信料について、支払いに納得していない人が全体の7割以上、高いと感じている人が9割以上いるという調査結果がある
- テレビを持っていない人も、別にNHKを含む地上波テレビ放送を受信できる機器を所持していれば受信料の支払いが必要
- NHKの番組を受信できる機器を持っている場合、NHKの番組を視聴しなくても受信料の支払いは必要
- NHKに毎週欠かさず見ている番組がある人は全体の3割未満という調査結果がある
- NHK独自の視聴率調査の結果、NHKには高齢者にくらべて若い世代の視聴者が少ないことがわかっている
テレビを見ている時間が長い我が家も、NHKにチャンネルを合わせる時間は短いですね。
スマホでネットに触れる人も多い今、NHKでしか得られない情報というものも少なくなった気がします。