滑り台といえば子供に人気の遊具ですが、近日、「バナナ滑り台」が危険というニュースを度々見かけます。
そんな問題の遊具はどこにあるのか、メーカーや、なぜ危険なのかをまとめました。
バナナ型滑り台が設置している公園の場所はどこ?
まずはどんなところに設置してあるのか、調べてみましょう。
メーカーによると「全国に236台ある」ということです。
結構あるんですね。
ネットで検索するだけでも以下の場所がすぐにヒットしました。
- 東京都狛江市「緑の丘児童遊園」
- 東京都江戸川区「みしま児童遊園」
- 東京都葛飾区「青戸七丁目共和公園」
- 埼玉県越谷市「レイクタウン第八公園」
- 埼玉県上尾市「べにばな公園」
- 愛知県春日井市「城田公園」
写真を確認しても、問題のバナナ滑り台があるのがわかりました。
これは一部ですが、全国的にかなり取り入れているようですね。
確かに子供からすると、普通と違うので「やってみたい」と注目を集めそうですしね。
バナナ型すべり台を作っているメーカー(会社)はどこ?
バナナ型滑り台を作っているメーカーは、東京都千代田区に本社のある「株式会社コトブキ」です。
創業107年の老舗遊具メーカーで、問題のバナナ型滑り台の名称は「バナナスライダー」です。
同メーカーの様々な遊具と組み合わせて使えるようです。
バナナ型滑り台はなぜ危険?
バナナ型滑り台は一見、可愛いので、子供もついついやりたくなっちゃいますよね。
では、なぜ危険と言われているのか見てみましょう。
バナナ型すべり台の特徴は滑り出しは1箇所ですが、途中から分岐しているところです。
この分岐するところで引っかかってしまう子供が多いようです。
引っかかってそのまま前のめりになってしまえば、落下の恐れもあります。
さらに滑り終わりの部分には手すりもないため、そのまま滑った勢いで子供が放り出されることもあるようです。
ちなみにこの滑り台は「対象年齢6歳以上」となっていますが、対象年齢のシールは剥がれてしまうこともあり、多くのお子さん・親御さんは気づかずに利用してしまうようです。
メーカーによると「けがはあっても6歳未満の子で、重篤な事態は発生していない」ということですが、あれだけ面白そうな見た目で6歳未満は使っちゃだめというのも難しいですよね。
むしろ6歳未満の子の方が興味を持ちそうな気がします。
それに重篤な事態は発生していないということですが、発生してからでは遅いのではないでしょうか?
しかし、子供に人気となれば、すぐに撤去するのもかわいそうな気がしますよね。
それに購入・設置にはコストもかかっていますし、撤去したらしたで代替遊具を設置しなければいけません。
メーカーとしても今のところはリコールも出していないようです。
そんな遊具に対して国としては「指針は技術的な基準で、撤去するかどうかは自治体の判断に任せる」そうです。
これには自治体担当者も悩んでおり、撤去するところもあれば、使い方を案内する看板を設置するところもあるようです。
事故多発!?バナナ型すべり台で遊ばせない方が良い?世間の反応
では、実際にバナナ型滑り台で遊ばせない方がいいのか、世間の声を見てみましょう。
使用の際には親が近くにいた方がいいのではという意見もありますが、総合的には否定的な意見が多いようです。
まとめ
バナナ型滑り台に関する危険性や設置場所、世間の反応について、まとめました。
- バナナ型滑り台には6歳以上対象という年齢制限がある。
- 実際に使用して危険を感じた親子がいる。
- 撤去するかどうかは自治体の判断に任せられている。
- ネットでは設置・使用に対して否定的な意見が多い。
危険性を訴えるニュースが報じられたことで、ネットでもかなり否定的な意見が多いようです。
確かに公園には色々な年代の子がいて、字が読めない年齢の子やシールが剥がれている場合などは気づかずに使っちゃいますよね。
それに親が見ておけばいいと言われても、動き回る子供が何人もいたら目が行き届かない場合だってあるかもしれません。
使うかどうかは家庭の判断、撤去するかどうかは自治体の判断ということですが、ご使用の際はくれぐれも怪我をしないように気をつけてください。
事前に親子で使い方を話し合っておくのもいいかもしれませんね。