山際大臣が辞任した理由は?なぜ岸田首相は国会で謝罪したのか?旧統一教会絡みか!?

「山際大臣、辞めたんだ!」「なんでこのタイミングなの?」と国民の疑問は尽きないことでしょう。
しかも岸田首相は山際大臣の件で、国会の場で山際大臣辞任の経緯を説明すること自体が極めて異例。

いったいなぜこのようなこととなったのか、ひも解きながら解説していきます。

目次

山際大臣が急遽辞任した背景について

「なぜ山際大臣は辞任したのか」。
辞任する気配がなかったはずが一転して辞任に追い込まれた形で辞めた背景について3つの要素からひも解いていきます。

国会答弁での印象が最悪

臨時国会が始まり、予算委員会などで旧統一教会との関係で矢面に立たされた山際大臣は国会答弁で以下の通りです。(一部抜粋)

立憲民主党小西議員:ネパール・ナイジェリアの統一協会の関連団体の会合で、どのような活動をしたのか。その記憶について答弁してください。

山際経済再生相:記憶をしていないというのは前々から申し上げているとおりです。

小西議員:スピーチした記憶もないんですか?

山際経済再生相記憶にございません。

山際大臣の答弁について知らない人でも、上記で紹介した内容だけ見た場合、誠実に答弁しているとは言えないでしょう。

「記憶にございません」を連発した結果、多くの矛盾点が露出

山際大臣は国会答弁で旧統一教会とのつながりについて「記憶にございません」を連発。
山際大臣が旧統一教会との関係を事実上認めた2018年に教団と会合で韓鶴子総裁を見かけた時のことは記憶にあると断言しました。

しかし、2019年に世界平和統一家庭連合との会合で再び韓鶴子総裁と会っていたことが判明
2018年のことは覚えていて2019年という新しい出来事は覚えていないというのは不自然と言わざるを得ません。
ゆえに答弁の矛盾が生じているのです。

旧統一教会事実上のトップとのツーショット写真が大きな要因

山際大臣の旧統一教会との関係で決定的な写真が明るみに出ました。

なんと、記憶にないと言っていた旧統一教会のトップ韓鶴子総裁とツーショットで写真を撮っていたことが判明。
旧統一教会のトップとツーショットで写真を撮ることは相当の地位にいる人物か長年信者として貢献していない限りあり得ないそうです。

つまり、山際大臣は旧統一教会の隠れ信者である可能性が浮上し、問題のある団体との便宜を図っていた可能性も捨てきれないため、山際大臣は辞任したとされます。
また、政治ジャーナリストの田崎氏は岸田官邸サイドが水面下で山際大臣の辞任を促していたという取材結果を得たと語ったほど。

もはや官邸は山際大臣をかばいきれないと判断して辞任を促したのでしょう。

参考資料:山際大臣と旧統一教会との関連記事
https://www.asahi.com/articles/ASQBP644ZQBPUTFK01B.html
https://www.sankei.com/article/20221021-IPD4NOESLRMR7EY3KVJIVSLU4M/
https://www.asahi.com/articles/DA3S15449243.html
https://news.livedoor.com/article/detail/23050959/

岸田首相が国会で異例の謝罪!いったいどうして?

山際大臣の辞任に伴い、岸田首相は国会本会議の場で謝罪するという異例さ。

いったいなぜ謝罪するような釈明をしたのでしょうか。

内閣支持率急落における危機感

新聞社や週刊誌などの媒体によって内閣支持率の調査方法は異なりますが、社会調査研究センターがNTTドコモと共同開発した「dサーベイ」によるインターネット調査を実施したところ、岸田内閣の支持率は26%という結果に。

山際大臣の一連の言動が内閣支持率に影響を及ぼしているのは明白で、岸田内閣の出方次第ではさらに支持率が低下する可能性があります。

一般的に内閣支持率が30%を切ると危険水域となり、内閣の存続が危ぶまれ、さらに自民党支持率も30%を切ると「岸田おろし」が始まり、場合によっては野党に与する「離反」が起こっても不思議ではありません。

岸田首相が自ら山際大臣の件について謝罪に踏み切ったのは、危険水域に陥った内閣支持率を意識してのことと見られます。

山際大臣の問題をできるだけ速く収束させたい思惑

岸田首相が異例の謝罪という形で山際大臣の件について触れたのは、内閣支持率低下の足かせとなっている山際大臣の問題をできるだけ速く収束させたいからだと推察できます。

通常、いち大臣の問題を本会議で取り上げることはないため、あえて取り上げる場合、何らかの思惑がなければ腑に落ちません。

ただ、岸田首相の思惑通りになるかどうかは不透明です。

参考資料:岸田内閣の支持率
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000093982.html

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次