現在、アニメ映画でトップを走っているのが「ONE PIECE RED」です。人気アニメ「ONE PIECE」 の劇場版で、人気アーティストAdoさんが主題歌から劇中歌まで手がけています。
主要キャラも多種多様で、それぞれにファンが多いアニメでもあります。でも、そんなアニメにも関わらず、実は過去、読者離れをしていたこともあったようです。
では、どうしてそんなアニメが今現在、映画でヒットしているのか調べてみました。
「ONE PIECE RED」は興行収入150億円!高評価の理由は?
まず「ワンピース レッド」の成功の理由、それはAdoの登場のようです。Adoといえば「うっせぇわ」で一躍注目を浴びたアーティストですよね。素顔を公開しないV Tuberとして人気ですよね。
最初聞いた時は独特のハスキーボイスにびっくりしました。
しかも「うっせぇ」と何度も連呼する歌詞にも驚きました。言葉使いという点で、子供に聞かせるのはどうかなと思ったこともあります。でも、耳に残る歌詞とリズム感から、小さな子供も口ずさむほどの人気になりました。
続いて「ギラギラ」や「踊」などの曲も人気となりました。今では知る人がいないほどの有名アーティストです。
そんなアーティストがなぜ劇場版の「ワンピース レッド」に登場することになったのでしょう。今回の劇場版で重要なキャラ「ウタ」が歌唱キャラということで、歌唱キャストに起用されたようです。
【重大発表①】
— Ado (@ado1024imokenp) June 8, 2022
『ONE PIECE FILM RED』
歌姫「ウタ」の歌唱パートをAdoが担当させていただきます。
劇中7曲、素敵なアーティストの皆さんによる楽曲をお楽しみに! pic.twitter.com/k0QIeTpFXR
この起用がまさに映画をヒットに導いたようです。劇中歌の「新世界」、「逆光」、「私は最強」は8月17日公開のBillboard Japan Hot 100で総合1位から3位を占めました。
同一アーティストが1位から3位まで占めるなんてすごいですね。
そしてこのAdoの曲を聴けるということで、映画に興味を持つ人が増えているようです。
「ONE PIECE」の劇場版は毎回単独でも楽しめる内容ですが、キャラを知っていた方がより楽しめます。そのため、アニメを知らない人が見に行くことは稀です。
でも、今回はウタというキャラのおかげでAdoの歌をまるでライブのように楽しめるのです。
そして、今回はその歌を聴きたいので見に行く人が多いという現象になっているようです。
私も小学3年生の子供がいるのですが、今までワンピース レッドは知っていても映画館にまで行きたいというほどのファンではありませんでした。
でも、今回に限っては「見たい」と言い出したのです。それも、やっぱりAdoの影響でした。ふとした瞬間にAdoの「新世界」を口ずさんでいるのです。
おそらく、同じようなご家庭も多いでしょう。これが興行収入120億円に結びついているのではないでしょうか。
アーティスト効果ってすごいですね。
人気アニメ「ONE PIECE 」にも読者離れした時期があった?
これほどまで映画が盛り上がっていると、漫画は常に人気を誇っているイメージがありますよね。でも実は「ワンピース レッド」は読者離れをしていた時期もあります。それは2012年から2021年までです。
その理由とも言えるのが、週刊ジャンプの売上数の減少です。2010年以降、漫画といえば電子漫画も一般化され、コミックスの購入がガクッと減りました。それにより、「ONE PIECE」の読者離れが進んだようです。
確かに週刊少年ジャンプっていくつもの人気漫画が掲載され、気軽に色々楽しめます。
でも、電子漫画だと、ジャンプよりも種類豊富な漫画を気軽に楽しめますよね。そのため、どんどんジャンプ購入者が減りました。すると掲載漫画のコミックを購入する人も減っちゃいますよね。
こういったことで、「ワンピース レッド」の人気も一時は翳りがあったようです。
では、どうやって人気回復したのかというと、日本アニメならではの読者層のようです。人気アニメは世界でも通用するアニメです。「ONE PIECE」も国内にとどまらず、世界でも知名度が上がったことで人気が回復したようです。
今日は、WJ43号の発売日!
— ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official (@Eiichiro_Staff) September 26, 2022
ルフィ達の前に姿を現したのは──!?#今週のワンピ をつけて自由に呟いてね!みんなの感想、楽しみにしてます!#今週のワンピ #ONEPIECE
【3分で分かる!ONE PIECE 】は内容をギュッとまとめた超あらすじ動画!! 今回紹介するのは68巻!!https://t.co/PiEJva05d2 pic.twitter.com/0kTV9CqzF5
さらに他の漫画の影響もあります。劇場版もヒットした「鬼滅の刃」や、「SPY×FAMILY」の掲載もあり、週刊ジャンプは再び注目を集めたのです。
このように「ワンピース レッド」は人気が落ちた時期もありました。でも、それを乗り越え、現在の知名度にまで至っているようです。
「ONE PIECE RED」を終えて、今後読者は増える?減る?考察!
気になるのは「ワンピース レッド」が終わってから読者はどうなるかですね。
私は今の人気が並行していくと思っています。
アニメの劇場版の場合は、その映画単体でも見られる内容になっています。そのため、劇場版をみても本編を見ない人は多くいます。
中には、「映画が気に入ったので本編も見たい」という人もいるのではないでしょうか。
そして今回の劇場版ヒットを支えているといっても過言ではないのがAdoです。彼女の起用は今回の映画だけのようです。Adoの歌から劇場版に興味を持った人の場合、本編はあまり見ないでしょう。
このようなことから、今まで好きだった人はそのまま見続けるでしょう。そして、新たなファンもそんなに多く増えないと思われるのです。
I just finished watching this movie at the cinema, and this is my real expression after watching it.
— トリく (@thoriqqrzq) September 25, 2022
the song 1000/10 ADO😭
and until now I haven’t accepted the fact that uta…uta… 😭😭😭
One Piece : RED. Overall MUST TO WATCH….
New waifu’s unlocked : UTA#OnePieceRED pic.twitter.com/Dgh88xkZke
ただ、ストーリー的には漫画は「ワノ国編」を終えました。今後は物語終盤に向けて、さらに盛り上がっていくのではないでしょうか。
まとめ
「ONE PIECE RED」の大成功についてまとめます。
- 劇場版ヒットにはAdoが影響していたようです
- 人気アニメといえども低迷した時期もありました
- 映画がヒットしたからといって、今後の人気は良くも悪くも変わらないでしょう
映画が成功するためにはストーリーはもちろんですが、やはり起用されるアーティストの影響が大きいようです。地上波でも本編のアニメは放送されているので、気になる人はぜひ見てみてくださいね。