海原ともこはM-1にいらない?審査員に起用なぜ?関西お笑いファン反論!

『M-1グランプリ2024』で審査員を務めた海原ともこさんを批判している人がいるようです。

「海原ともこさんはM-1にいらない」なんて厳しい意見も出ているとか。

一方、関西のお笑いファンからはそんな「海原ともこ批判」に対して激しい反論が!

  • 海原ともこさんが批判されている背景と理由
  • 批判に対する関西のお笑いファンの反論

についてまとめました。

目次

海原ともこさんが批判されているポイントは?

おもに、ヤーレンズの漫才に対する評価について批判が集まったようです。

どんな評価だったの?

海原ともこさんのコメントがこちらです。

「もっとしょうもないのが見たかったです」
「しょうもなかったですけど、もっとしょうもないのが……」

この発言が、一部の視聴者から

ヤーレンズに失礼すぎる

などと批判されてしまったようです。

海原ともこさんが批判された背景とは?

批判を受けた背景に、海原やすよ ともこの全国的な知名度の低さがあったと考えられます。

今年審査員席に並んだのは、全国ネットのテレビ番組に多数出演しているメンバーです。

『M-1グランプリ2024』の審査員一覧
  • 博多大吉(博多華丸・大吉)
  • 塙宣之(ナイツ)
  • 哲夫(笑い飯)
  • 若林正恭(オードリー)
  • 石田明(NON STYLE)
  • 山内健司(かまいたち)
  • 柴田英嗣(アンタッチャブル)
  • 海原ともこ(海原やすよ ともこ)
  • 礼二(中川家)

あえていうなら中川家の礼二さんや笑い飯の哲夫さんは、どちらかというと関西が活躍の拠点でしょうか。

とはいえ、中川家と笑い飯はなんといってもM-1王者。

M-1ファンで彼らを知らない人は少ないでしょう。

一方「海原やすよ ともこ」というコンビで活動している海原ともこさんは、活動拠点が関西でM-1優勝経験もありません

全国ネットのバラエティ番組にあまり出演しないので、関東を中心とした「東のお笑いファン」には馴染みのない顔だったようです。

海原ともこさんの実績や漫才師としての実力が知られていなかったことが、批判が高まった背景だと考えられます。

海原ともこさんの審査が批判を受けたのはなぜ?

批判を受けた原因は、

海原ともこさんの真意が視聴者に伝わりにくかったことだと考えられます。

具体的なポイントがこちらです。

  • 「しょうもない」という言葉のニュアンスが伝わらなかった
  • 「漫才の作り方がわからない」という言葉が誤解を受けた

「しょうもない」は悪口?

海原ともこさんは、ヤーレンズの漫才の評価に「しょうもない」という言葉を使いました。

「しょうもない」という言葉には「くだらない」などの意味があります。

確かに、悪口にも使われる言葉です。

えっ、厳しくない……?

失礼すぎるだろう。

こんなふうに驚いた方もいたようです。

ただ、関西の人間が使う「しょうもない」は必ずしも悪口ではないといいます。

特にお笑いの現場では、誉め言葉として使われる場合があるんですね。

この言葉のニュアンスがうまく伝わらなかったのが、批判が集まった原因といえます。

NSC大阪校出身のヤーレンズは、言葉のニュアンスを正しく受け取っていたようです。

ヤーレンズの2人は、海原ともこさんの発言がネットニュースになっている状況を心配しているようですね。

出典:ヤーレンズ、波紋呼ぶM-1審査員・海原ともこの発言に言及 自身のミス告白「すごい反省しちゃって」(ENCOUNT)(https://encount.press/archives/725008/)

漫才の作り方がわからないレベルなの?

海原ともこさんの「漫才の作り方がわからない」という内容の発言が、一部視聴者の批判をさらに加速させています。

言葉をそのまま受け取った視聴者は、海原ともこさんを「漫才の作り方もわからない能力の低い人」ととらえてしまったようです。

漫才を作れない人が審査員なの?

漫才の作り方がわからないヤツが審査すんなよ。

海原やすよ ともこというコンビのスタイルに基づくものだと思われるこの発言が、誤解を呼んでしまったんですね。

一部の視聴者には「漫才の作り方もわからないレベルの人が、出場者に厳しいことを言った」という印象になってしまったようです。

関西のお笑いファンはどう反論してる?

海原ともこさんに対する批判の声に、”やすとも(海原やすよ ともこの愛称)”をよく知る関西のファンは次のように反論しています。

東京だけが笑いの中心ではない
理論派の漫才師にくらべて感覚派の漫才師が劣るわけではない

東京だけが笑いの中心ではない

知名度の低さが批判の背景にあるのに対して、関西のお笑いファンは東京に進出していなくても”やすとも”は優れた漫才師だと反論しています。

海原やすよ ともこは関西では売れっ子の漫才師であり、数々の賞を受賞するなど実績も十分です。

関西のお笑いファンからすれば、東京で知られていないからといってレベルが低いわけではないと主張したいところ。

東京が唯一の笑いの中心ではなく、大阪には大阪の笑いがあり、決して東京より劣っているわけではないはず

かつてM-1で爆発的な笑いを巻き起こしたミルクボーイも、あえて東京には進出しない道を選んで活躍しています。

お笑いファンや漫才ファンを名乗るなら、”やすとも”くらい把握しておいてほしいというのが関西のお笑いファンの本音かもしれません。

感覚派の漫才師が劣っているわけではない

漫才師にはそれぞれスタイルがあります。

海原やすよ ともこの漫才は、

  • ネタや台本は作らない
  • 面白いと思ったことをしゃべっている

というスタイル。

出典:海原やすよ ともこ「ネタは作らないし、台本もない」(Lmaga.jp)(https://www.lmaga.jp/news/2018/03/37786/)

「漫才の作り方がわからない」という発言は、ネタや台本を作らない自分たちのスタイルから出たものでしょう。

関西のお笑いファンの多くは、海原ともこさんを感覚派の漫才師だととらえています。

審査員の理論的な分析や評価を期待していた視聴者は、海原ともこさんの発言に「えっ?」と驚いてしまったのでしょうね。

ですが、ネタや台本を作らない”やすとも”の漫才が面白いと評価されている事実があります

過去には、ビートたけしさんから高評価を受けたこともあります。

ネタや台本を作らない感覚派の漫才師でも、海原ともこさんの実力が高いことに変わりはありません。

海原ともこさんはなぜ審査員に選ばれたの?

2023年からM-1の審査員を務めている海原ともこさん。

起用理由を調べてみましたが、特に主催者から公表されている様子はないようです。

海原ともこさんが審査員に選ばれた理由を予想するとすれば、

  • 確かな実力と実績が評価された
  • 女性審査員を追加したかった

などが考えられます。

確かな実力と実績が評価された?

海原ともこさんの審査員就任に対して、M-1王者ブラックマヨネーズの吉田さんは「やってほしいとはみんな思ってたと思う」とコメントしています。

特番内では、MCを務めていたブラマヨ吉田が、「やってほしいとは皆思ってたと思うけど、やりはるんやね」と、驚きながらも納得の表情。

引用元:マイナビニュース(2023年12月17日公開)(https://news.mynavi.jp/article/20231217-2843261/)

お笑い評論家のラリー遠田さんは、海原やすよ ともこの実力や実績を知ったうえで、相当説得されたのだろうと推測しています。

『M-1』の審査員を務めるのにふさわしい実績を持っているレジェンド芸人ではあるが、正直なところ、審査員をやるイメージはなかった。これまでほとんどそういう仕事をやっていなかったし、本人も乗り気ではなかったはずなので、相当強く説得されたのだろう。 

引用元:M-1新審査員に海原ともこ抜擢でどう変わる? お笑い評論家が気になるところ(AERA dot.)(https://dot.asahi.com/articles/-/209727)

海原やすよ ともこは、上方漫才大賞を2度も受賞

現在は東京に進出して活躍している漫才師たちも認める実力者です。

もし審査員のオファーがあったとしても納得ですよね。

女性審査員を追加したかった?

2023年当時は山田邦子さんも審査員に加わっていましたが、それでも男性審査員が圧倒的に多いですよね。

男女の区別がない大会ですから、新たに女性審査員を追加したかったのかもしれません。

審査員を任せられる実力と実績のある現役女性漫才師となれば、当然海原ともこさんの名前があがるでしょう

まとめ

  • 2024年のM-1では、海原ともこさんのヤーレンズの漫才に対する評価について批判が集まったようです。
  • 批判の背景には、海原やすよ ともこの全国的な知名度の低さがあったと考えられます。
  • 海原ともこさんの真意が視聴者に伝わりにくかったことが批判の原因だと考えられます。
  • 海原ともこさんに対する批判の声に、関西のお笑いファンは
    ①東京だけが笑いの中心ではない
    ②理論派の漫才師にくらべて感覚派の漫才師が劣るわけではない
    などと反論しています。
  • 海原ともこさんが審査員に選ばれた理由は公表されていないようですが、
    ①確かな実力と実績が評価された
    ②女性審査員を追加したかった
    などの理由が想像されます。

2023年の審査は、おおむね好評でしたよね。

今年は東西のすれ違いから「M-1にいらない」なんて厳しい声が聞こえてきたのは残念です。

お笑いの大会ですから、笑って終われるといいのですが。

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