ボクシングに興味がなくても井上尚弥選手を知っている方は多いはず。
井上尚弥選手といえば、26戦26勝と無敗を誇る文句無しボクシング界のスター選手。
日本人なので日本で人気があることは間違いありませんが、井上尚弥選手について海外の反応についても気になりますよね!
今回は、井上尚弥選手に対する海外の反応と、圧倒的な強さを引き出すためのトレーニング内容などについて調べてまとめました。
井上尚弥はどれくらい強いの?
井上尚弥選手が強いことは何となく知っていますが、どれくらい強いんですか?
井上尚弥選手の強さですが、それはもう”圧倒的”です!
26戦26勝無敗という戦績が強さを物語っているのは間違いありませんが、KO勝利した数も凄い!KO勝利したその試合数はなんと23戦。KO率が90%に迫る勢いなのです!
井上尚弥選手は通称”モンスター”とも呼ばれており、この名称は井上尚弥選手が所属している大橋ボクシングジムの会長によって名付けられたもの。
最初は身内から付けられた名称でしたが、今では周りがモンスターという名称に納得するほど井上尚弥選手は強いのです!
2階級4団体制覇を達成
ボクシングには、世界ボクシング協会(WBA)・世界ボクシング評議会(WBC)・国際ボクシング連盟(IBF)・世界ボクシング機構(WBO)と4つの主要認定団体があります。(2020年代時点)
さらに、ボクシングは体重で10個以上に階級が分けられており、その中でも井上尚弥選手はスーパーバンタム級と、バンタム級の4つの主要認定団体で王者になりました。
この記録はアジア人では初、アジア人以外を含めても過去に1人しか達成したことがなく、史上2人目という偉業を成し遂げました。
4つの各団体の王者を倒すというだけでも非常に困難なことですが、それを2階級でやってしまったのですからまさにモンスターといえますね。
アマチュア時代の戦績
井上尚弥選手は小学校1年生の頃からボクシングを始めました。
お父さんが元アマチュアボクシング選手だったため、井上尚弥選手はお父さんからボクシングの指導を受けていたようです。
アマチュアボクシング時代の戦績は81戦75勝。
獲得タイトル
- 平成21年度全国高等学校総合体育大会ライトフライ級優勝
- 第64回国民体育大会少年の部ライトフライ級優勝
- 2010年アジアユース選手権ライトフライ級銅メダル
- 第21回全国高等学校ボクシング選抜大会兼JOCジュニアオリンピックカップライトフライ級優勝
- 第65回国民体育大会少年の部ライトフライ級優勝
- 第80回全日本アマチュアボクシング選手権大会ライトフライ級準優勝
- 2011年インドネシア大統領杯ライトフライ級金メダル
- 平成23年度全国高等学校総合体育大会ライトフライ級優勝
- 第81回全日本アマチュアボクシング選手権大会ライトフライ級優勝
獲得したタイトルも多いですね!
井上尚弥選手は2012年から大橋ボクシングジムに入門する際に「強い選手と戦う。弱い選手とは戦わない」と自ら条件を付けるなど、とにかく”強い選手と戦って勝つ”という姿勢が印象的です。
プロ戦績
井上尚弥選手はプロデビューしてから26戦26勝と、2023年12月の時点でも無敗を貫いています。
井上尚弥選手は、大橋ボクシングジムに入門した時から”弱い選手とは戦わない”と公言しているとおり、決してこれまで戦ってきた相手が弱かったわけではありません。
強い相手と戦って勝利してきたからこそ、井上尚弥選手に対しての評価も高いのです。
獲得タイトル
第36代日本ライトフライ級王座(防衛0=返上)
第33代OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座(防衛0=返上)
WBC世界ライトフライ級王座(防衛1=返上)
WBO世界スーパーフライ級王座(防衛7=返上)
WBA世界バンタム級王座(防衛3=スーパー王座に認定)
WBA世界バンタム級スーパー王座(防衛5=返上)
IBF世界バンタム級王座(防衛6=返上)
WBC世界バンタム級王座(防衛1=返上)
WBO世界バンタム級王座(防衛0=スーパー王座に認定)
WBO世界バンタム級スーパー王座(防衛0=返上)
WBC世界スーパーバンタム級王座(防衛1)
WBO世界スーパーバンタム級王座(防衛1)
WBA世界スーパーバンタム級スーパー王座(防衛0)
IBF世界スーパーバンタム級王座(防衛0)
リングマガジン世界バンタム級王座
リングマガジン世界スーパーバンタム級王座
WBSSバンタム級第2シーズン優勝
ボクシングには様々な団体と階級があり、見ていると混乱してきてしまいますが井上尚弥選手はこれだけ数多くのタイトルを獲得しています。
どんなトレーニングをしてるの?
生まれ持った才能やセンス、肉体なども当然ボクシングには必要なことですが、生まれ持ったその原石を磨くために、井上尚弥選手はどういったトレーニングをしているのでしょうか?
ハンマートレーニング
筋トレの1つであるハンマートレーニング。
ハンマートレーニングとは長い柄の先に金属塊が取り付けられたハンマーでタイヤを叩くトレーニングのことです。
このトレーニングはハンマーを振り上げる・振り下ろすという行為を繰り返し行うことにより、筋肉に大きな負荷がかかります。
パンチが肝であるボクサーにとって腕の筋肉を付けることは何よりも大切。パンチ力を強化するためにハンマートレーニングを取り入れているボクサーは多いようです。
ハンマートレーニングは有酸素運動のため心肺機能の強化や持久力を上げる効果もあり、長引く試合にとって必要な持久力を上げることにも長けたトレーニング方法です。
バトルロープ
こちらはロープを両手で持ち、上下に振るというトレーニング方法です。
バトルロープによるトレーニングは上半身・背中・体幹・下半身と全身の筋力を使うため、このトレーニングで全身を同時に鍛えることができます。
こちらも有酸素運動のためダイエット効果が高く、筋トレというよりもダイエット目的で行っている人のほうが多いという印象があったので、井上尚弥選手もバトルロープトレーニングを行っているのは少し意外に感じました。
ひたすら走る!
井上尚弥選手はとにかく走っています。
階段も走る!
そして、階段ダッシュは特に下半身を鍛えるトレーニング。
階段を上ることで主に身体の裏側にある筋肉(大臀筋など)を鍛え、下る時には身体の表面にある筋肉(大腿四頭筋など)を強化することができます。
下半身を強化することによってパンチを繰り出す際の勢いを付けることができるので、階段ダッシュは多くの格闘家も取り入れているトレーニング法の1つです。
階段を上り下りするシンプルなトレーニングですが、いざやってみると、かなりキツい!
リバーススノーエンジェル
リバースノーエンジェルは、床の上でうつ伏せになり平泳ぎのように腕を開いて閉じます。
この筋トレをおこなうことによって主に広背筋が鍛えられます。
広背筋はパンチ力にも影響を及ぼすので、井上尚弥選手のあのパンチ力は広背筋を鍛えるトレーニングも重点的に行っているからかもしれません。
井上尚弥選手がおこなっているトレーニングがInstagramで紹介されていたのでまとめてみました。
当然ですがこういったトレーニングは継続することが大切で、筋肉をはじめとした肉体を作る食事内容も重要になってきます。
これらは一朝一夕で身につくものではなく、井上尚弥選手がいかに普段からストイックに心身を鍛えているのかが分かりますね。
井上尚弥の何がスゴい?
井上尚弥選手の強さについてまとめてみました。
ひたすらストイック
才能があったとしても、磨かなければここまでの成績を残すことはできません。
井上尚弥選手は”練習にストイック”であり、”人のアドバイスを受け入れる素直さ”があるといいます。
ボクシング一筋だからこそ、ここまでボクシングを極めることができ、人々を魅了するのかもしれません。
パンチが速すぎる!
決してこちらにパンチが飛んでくるかも、などと意識を集中する必要もなく、ただパンチが繰り出される動画を観ているだけなのに「速すぎて見えない」。
実際に井上尚弥選手と試合をする選手ならば、この速すぎるパンチがどちらか飛んでくるのかを見極めて戦わなければいけません。緊張・緊迫する空気の中、この速さを避けるのは至難の技です。
パンチ力がとにかく強すぎる!
音の爆発音がスゴすぎる。生身の人間が出せる音なのでしょうか。当たり所にもよりますが、まともに食らってしまえば立ち上がることは厳しいかもしれません。
井上尚弥選手がKO勝利した試合の割合は9割近く、それほど破壊力のあるパンチです!
海外の反応は?
圧倒的な強さを誇る井上尚弥選手ですが、海外からはどういった反応があるのでしょうか?
やはり海外でも井上尚弥選手のパンチが強烈すぎる!という意見が多く見受けられました。
井上尚弥選手をモンスターと呼んでいる方も多く、海外でもモンスターの名称は健在のようです。
まとめ
- 井上尚弥選手はアマチュア戦績81戦75勝
- プロ戦績では2023年12月時点で26戦26勝中
- KO勝利率は9割に届く勢い
- 2階級4団体制覇を達成
- トレーニングには、ハンマートレーニング・バトルロープ・階段ダッシュなど様々なトレーニングをしている模様
- パンチの威力がとにかく強く、何よりも速い
- 海外からも強いと言われており、モンスターと呼んでいる方も多数いる
今回はモンスターこと、井上尚弥選手について調べてみました。
無敗記録はどこまで更新されていくのでしょうか?今後も井上尚弥選手の動向に注目です!