TBS系列で放送されている日曜朝の人気番組「サンデージャポン」、通称「サンジャポ」。
司会の爆笑問題を中心にクセの強い出演者たちが繰り広げるやりとりが視聴者を楽しませています。
その「サンデージャポン」でアシスタントを務めた歴代女性アナウンサーに、会社を辞める人が多いという話があるようです。
実際に、TBSを退社した人は多いのでしょうか?
誰が退社しているのでしょうか?
「サンジャポ」に出演した女性アナウンサーたちのその後について調べてみました!
サンデージャポンの女性歴代アナウンサー
サンデージャポンの歴代アシスタントを務めた女性アナウンサーは以下の8人です。
- 小倉弘子
- 海保知里
- 竹内香苗
- 青木裕子
- 田中みな実
- 吉田明世
- 山本里菜
- 良原安美
【1代目】小倉弘子(おぐら ひろこ)
【出演期間】約4か月間(2001年10月~2002年2月)
「THE TIME」などに出演中の安住紳一郎アナと同期入社のアナウンサー。
「サンジャポ」の前に放送されていた同枠の番組に出演しており、新番組も引き続き担当となったようです。
降板のきっかけは、ソルトレイクシティオリンピックのリポートのために番組を欠席したことだったとか。
【2代目】海保知里(かいほ ちさと)
【出演期間】約2年10か月間(2002年1月~2004年9月)
初代アシスタント小倉弘子さんの欠席中に代理を務め、そのまま2代目に就任。
帰国子女で英語が堪能。
「サンジャポのひまわり娘」という愛称で活躍しましたが、2004年「はなまるマーケット」に人事異動が決まり、番組を卒業しています。
【3代目】竹内香苗(たけうち かなえ)
【出演期間】約9か月間(2004年10月~2005年6月)
海保知里さん同様海外で暮らした経験があり英語が堪能。
「サンデージャポン」では特技のフルートに着目した「フルート娘」という愛称で親しまれたとか。
平日朝の帯番組「みのもんたの朝ズバッ!」に専念するため、2005年6月の終わりをもって降板となりました。
【4代目】青木裕子(あおき ゆうこ)
【出演期間】約7年6か月間(2005年7月~2012年12月)
実に7年半という歴代アシスタント最長期間の出演。
4代目アシスタントに抜擢されたときはまだ入社して4か月だったとか。
番組降板やTBS退社が噂されることが多くそのたびに番組内で否定してきましたが、2012年にとうとう本当に退社することに。
同年末をもって「サンデージャポン」を卒業しました。
【5代目】田中みな実(たなか みなみ)
【出演期間】約1年9か月間(2013年1月~2014年9月)
以前から番組に出演しており、昇格する形でアシスタントに就任。
初出演から数えると出演期間は約5年間にわたります。
「ぶりっ子キャラ」がお馴染みになり、視聴者から嫌われることもあったと言いますが、TBS退社にともない番組を降板する際には、出演者が涙するなど温かく送り出されました。
【6代目】吉田明世(よしだ あきよ)
【出演期間】約3年3か月間(2014年10月~2017年12月)
以前からリポーターとして番組に出演しており、前任の卒業を受けてアシスタントに就任。
「サンデージャポン」の生放送中に体調を崩して退席することが続き、その後妊娠を発表。
2017年12月の最後の放送をもって番組を卒業することとなりました。
【7代目】山本里菜(やまもと りな)
【出演期間】約4年3か月間(2018年1月~2022年3月)
2017年に青山学院大学を卒業してTBSに入社。
その後2018年1月には「サンデージャポン」の7代目アシスタントに就任。
4年3か月にわたって出演しましたが、結婚の報告とともに番組から卒業しています。
【8代目】良原安美(よしはら あみ)
【出演期間】2022年4月から現在も出演中
立教大学在学中にスカウトされ、芸能事務所セント・フォースに所属。
「NEWS ZERO」(日本テレビ)のお天気キャスターも務めていました。
2018年にTBSに入社すると、2019年4月には「サンデージャポン」に出演。
前任の卒業後、アシスタントに就任しています。
「サンデージャポン」には、これまで8人の女子アナウンサーが進行アシスタントとして出演しているんですね。
やはり出演期間が長かった青木裕子さんや田中みな実さんの印象が強いですね!
サンデージャポンを担当した女性アナウンサーですでに退社している人物は?
サンデージャポンを担当した女性アナウンサー8人のうち、以下の5人がすでにTBSを退社しています。
- 海保知里(2008年退社)
- 竹内香苗(2012年退社)
- 青木裕子(2012年退社)
- 田中みな実(2014年退社)
- 吉田明世(2019年退社)
海保知里さんの現在
2007年に当時ロサンゼルス駐在の会社員男性と結婚、TBSを寿退社。
その後は、ニューヨークで雑誌記事の執筆や現地リポーター業などの活動をしていました。
現在は日本に帰国しており、YAMADAXという事務所に所属してフリーアナウンサーとして活動中。
ラジオ番組などに出演しています。
竹内香苗さんの現在
2012年3月に結婚を報告、海外勤務の夫に同行するため、同年中にTBSを退社。
TBS退社後、海外滞在中も仕事を続けたいという思いからホリプロに所属。
帰国後の現在もホリプロに所属しながら、2020年にSBIホールディングス株式会社の独立社外取締役に就任したことがわかっています。
青木裕子さんの現在
2012年にTBSを退社後、お笑いコンビ「ナインティナイン」の矢部浩之さんと結婚。
現在は子育てをしながら、レプロエンタテインメントに所属して「VERY」をはじめとした雑誌のモデルや連載記事の執筆などで活躍しています。
田中みな実さんの現在
2014年にTBSを退社して有名フリーアナウンサーが所属する芸能事務所「テイクオフ」に所属。
仕事の幅が広がるにともない、現在は有村架純さんや広末涼子さんが所属する「フラーム」に移籍しています。
退社後は、写真集の出版、ドラマ出演、バラエティー番組のMCなどさまざまなジャンルで活躍中。
吉田明世さんの現在
産休を経て、2019年にTBSを退社。
「アミューズ」所属のフリーアナウンサーとして、子育てをしながらテレビやラジオ、インターネット配信番組などに出演。
現在はTOKYO FMのラジオ番組でアシスタントを務めています。
8人中5人がすでにTBSを退社しているとは!
過半数を超えていますから、やはり退社する人が多いといえるかもしれませんね。
なぜアナウンサーが辞めてしまうのか世間の反応
「サンデージャポン」の歴代アシスタントを務めた女子アナウンサーたちは、なぜ会社を退社する人が多いのでしょう?
そこには、アナウンサーの「タレント化」と、女性の人生の選択肢のひとつである結婚・出産が理由にあるようです。
彼女たちに対する世間の反応は、いわゆるアナウンサーの「タレント化」に否定的な声もあれば、彼女たちの現在の活躍を好意的にとらえる声もあるようです。
退社が多い理由その1 アナウンサーの「タレント化」
「サンデージャポン」では、アナウンサーとはいえアシスタントも粛々と進行役を務めるだけでなく、出演者にいじられるなどタレントのような立ち振る舞いを求められる傾向があります。
出演しているうちに、アナウンサーたちもタレント活動に興味がわいてくるのかもしれませんね。
実際、田中みな実さんは退社後タレントとして幅広く活動しており、フリー転身を成功させています。
世間の反応は?
しかし、アナウンサーをタレントのようにあつかうことに対して好感を持っていない人もいるようです。
SNSには、「TBSが女子アナをタレント化するから悪い」と非難する声も。
その一方、田中みな実さんの活躍に好意的な人も多いようです。
退社が多い理由その2 結婚と出産
一方で結婚や妊娠を機に退社を決めた人も多いようです。
「サンデージャポン」出演者に限らず、結婚や出産の後も多忙を極めるアナウンサーとして仕事を続けていくことを選択しない女性も当然いるということです。
たとえば、2代目アシスタントの海保知里さん、3代目竹内香苗さんは、夫の海外勤務に同行するための退社でした。
「サンデージャポン」でタレント的役割を担っていた4代目の青木裕子さん。
結婚や出産を経たあとの活動状況からは、タレントとして大きく成功しようというよりは、やはり結婚を機に家庭の優先を考えたのではないかと想像することができます。
6代目の吉田明世さんも同様です。
吉田明世さんは生放送中に体調を崩すことが続いており、妊娠発表後の番組降板となりました。
番組降板時に紹介された夫のメッセージから、吉田明世さんが大好きな仕事より子どもを優先したうえで番組卒業を決めたことがわかっています。
産休後に退社したのも、子育てを優先しながら自分のペースで仕事を続けていくことを選択したのではないでしょうか。
世間の反応は?
芸能評論家の宝泉薫さんは、退社後の吉田明世さんについてフリーアナウンサーとしてはあまり成功していない印象だといいます。
一方で、SNSではラジオのレギュラー番組を持っているのだから十分成功ではないかという声も。
子育てをしながら仕事をしている青木裕子さんについても、育児の悩みなどに共感を持つ人は多い様子。
彼女らの現在の活躍を好意的に見ている人も少なくないようです。
特に吉田明世さんは体調に不安もあったでしょうから、家庭や育児を優先しながら自分のペースで仕事をしているのだとすれば、それが本人にとっての「成功」なのかもしれません。
タレント化と結婚出産、どちらの理由にしても世間の人にはいろいろな感想があるでしょう。
とはいえ、それぞれの人生。
他人が「成功」「失敗」を判断するものではないのかもしれませんね。
まとめ
- 「サンデージャポン」の女性歴代アナウンサーは、小倉弘子、海保知里、竹内香苗、青木裕子、田中みな実、吉田明世、山本里菜、良原安美の8人である
- 「サンデージャポン」の女性歴代アナウンサー8人のうち、海保知里、竹内香苗、青木裕子、田中みな実、吉田明世の5人がすでにTBSを退社している
- 「サンデージャポン」の女性歴代アナウンサーが退社する理由には、「アナウンサーのタレント化」と「結婚、出産」が考えられる
- 女性アナウンサーたちの退社後の活動についてはいろいろな意見があり、成功といえるかどうかとらえ方は人によって異なる
青木裕子さんが矢部さんやお子さんたちと一緒に雑誌に登場していたのを見かけたことがあります。
非常に幸せそうで、ほほえましい気持ちになりました!
「サンジャポ」に出演した女子アナウンサーたちが、それぞれに選択した人生を満足して歩んでいればそれが一番だと思うのです。