遠隔授業の効果が家庭の経済状況と関係する?やはり対面授業は必要なのか

新型肺炎の発生により、生活に色々な制約が出来ざるを得ない世の中になりましたが、それは義務教育などで学校へ通う子供にとっても同様ですね。

感染の拡大が大きい際には、子供たちは遠隔授業の形で家から学校教育を受けるという出来事も大分ありました。
しかしその場合に、遠隔授業の効果が対面授業と比べて低く、またそのような影響が子供さんの学年が低いほど、また家庭の経済状況が悪いほど大きくなる、という調査結果がブラジルで発表されたようです。

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遠隔授業は気軽だが、皆にとって案外手ごわい

学校における遠隔授業は、インターネット通信を利用した映像授業の受講といった形などでよく行われていますが、その学習効果の程が、通常の対面式の学校の学習スタイルと比べ65%程度ということが分かったそうです。

これは割かし納得のいく結果ではないでしょうか。
普通はより面倒見のよい授業形態の方が、学習内容の習得度は上がりそうです。
また、一般的な学校で遠隔授業を行うことは、まだ誰もが不慣れだということもあります。

遠隔授業は気軽だが、皆にとって案外手ごわい

そして通常他人と関わって何かするなら、実際にその人たちと会ってやるはず、と連想するのが自然なことですが、そのような状況なのに、相手と会っているかのようで会っていない、不思議な距離感が存在するのが遠隔授業です。
そのことを子供が自分の中でちゃんと解釈して、適応していこうとするだけでも、大分骨の折れることになると思われます。

その関門をくぐり抜けた上で、しっかり勉強も自分の身にしていこうとするのは大変です。
特にまだ年齢が小さいうちの子供にとってなら、手応えある課題と言えるに実は違いありません。
低学年ほど遠隔授業の効果が振るわなくなってくるという調査結果も頷けます。

なぜ家の収入額によって遠隔授業の効果は減ったのか?

しかしそれはそうと、低所得層の家庭だと対面授業でないことの影響が高く出るのはなぜでしょうか?

色々な理由は考えられますが、一つ大きなものとして、単純に学びの場を家庭が提供することになるから、ということが言えるのではないでしょうか。

要は例えば、いつもの学校の教室の代わりを家庭が完璧にやれたら、遠隔授業を受けるための環境設定としてよさそうですが、家庭の経済状況が悪くなればなるほどその実現は難しくなるから、といったところです。

家に人がいるなら、その人が生活するための用意が必要です。
それだけでも通常時にはなかった費用がかかるようになりますが、それに加え、学びに適した環境づくりという観点で学校の教室と同程度の準備をもしやる場合を想定してみると、やはりもっと用意することは出てきて、そのための経済的体力が望まれるでしょう。

家庭の経済状況が悪くそれが十分にはないとなると、そうでない場合と比べ遠隔授業の学習効果は落ちてくるということが考えられます。

今のような時代、学習に遅れをとってしまったらどうするか?

今回の調査結果を受けて、学校の勉強の十分な習得に遅れが出てしまった人のためには、学力回復プログラムが用意されると言います。

今の時代にこのようなことを発想するのは大事なことだと感じられます。
今回はブラジルの話でしたが、これは日本でも今後忘れないでおきたい考え方ですね。

正統派な道のりの上でもはや自分は順調な進路にはあぶれてしまったかという場合、子供は不安に思うものですので、こういった仕組みづくりには期待が膨らみます。

こういった解決策はやはり作る側も急に対応しますし、対策を求めている側からすれば見つかるのが遅く感じられる場合もあるかもしれません。
しかし現状自分はゆっくり進むという道に行ったと受け止めて、この時代ならではの思いやりのある物事を根気強く探すことからまず始めるのがよいと思います。

まとめ

このコロナの時代、子供にとって必要最低限の教育を受けるのも大変な場合がありますね。
しかし、遠隔授業の準備なども急ピッチで進められ、不慣れな感覚がしても皆頑張ってそれに追いついていっていて、結構よいパフォーマンスが出来ていると言っていいのではないでしょうか。

未知の領域の話と対峙していると無事生きていけるのか不安になりがちですが、そのような自分たちの出来ているよいパフォーマンスの方に目を向けながら、乗り越えていきたいものですね。

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