K-POPと聞くと真っ先に思い浮かぶのは韓国アイドルではないでしょうか。
昨今、色々な国籍の方が混ざった多国籍アイドルグループなども存在していますが、そういったグループもK-POPに分類されていることがあります。
なぜK-POPという括りになるのでしょうか。気になったので調べてみました。
K-POPって何?いつから使われ始めた?
K-POPとは、韓国で制作されたポピュラー音楽のことをさします。
ポピュラー音楽とは、覚えやすいメロディーやリズム、聴く人々の心が揺さぶられるような感情的な歌詞を特徴に持った音楽のことです。
ポピュラー音楽は一般の人々に広く受け入れられており、大衆的な人気を誇っていることが特徴です。
ポピュラー音楽
ポピュラー音楽にはソウル・ロック・ポップ・レゲエ・ダンスミュージック・ラップなどが含まれます。
ポピュラー音楽に含まれないジャンルとして、クラシックやジャズなどがあります。
K-POPという単語はいつから使われ始めたんだろう?
K-POPという言葉は元々日本で使われ始めた言葉でした。
1988年末にJ-WAVEというラジオ局が日本で制作されたポピュラー音楽をJ-POP(Japanese Pop)と呼び始め、その比較語として1990年代後半頃から韓国のポピュラー音楽をK-POP(Korean Pop)と呼ぶようになったことが始まりだそうです。
日本と韓国で異なるK-POPの定義
日本では韓国で制作されたポピュラー音楽のことをK-POPと呼んでいますが、韓国ではK-POPの使い方が少し違うようです。
というのも、韓国には「カヨ」という言葉があり、この言葉が既に日本でいうJ-POP(日本の音楽全般をさす言葉)のような意味合いで幅広く韓国の国民に使用されているからです。
カヨは「歌謡」が語源となっています。
では、韓国はK-POPという言葉を使っていないのか?と言われると、そういうわけではありません。
韓国でもK-POPという言葉は使用されています。
ですが、韓国でK-POPと呼ばれているアーティストは韓国の「ダンスグループ」のみに限られ、日本のJ-POPのように全てのアーティストがK-POPに分類されるわけではありませんでした。
では、韓国のダンスグループとは一体どういったグループが該当するのかというのを調べてみたところ、韓国のダンスグループはアイドルとして活動しているグループが大半を占めるため、K-POPとは、つまり韓国のアイドルという認識で問題なさそうです。
そしてそのK-POP、「韓国アイドル」というくらいなので、K-POPを名乗るには韓国人であることが最低条件なのかな?と思っていましたが、どうやら違う模様です。
最近のK-POPには日本人だけで結成されたグループもあり、K-POP事情を知らない者からすると、K-POPの概念がよく分からなくなりつつありませんか?
ダンスグループであっても日本人だけで結成されたグループなら、J-POPなのでは?という疑問が湧いてきます。
K-POPの基準について調べてみました。
国籍は関係ない?K-POPの基準とは
K-POPに該当する基準について調べてみたところ、K-POPになる基準は、ズバリ「韓国でデビューしたかどうか」でした。
なので、韓国人でなくても韓国の事務所がおこなっているオーディションに応募し、勝ち抜き、韓国の事務所に所属できることになると、そのグループに所属した時点で国籍がどうであれ、K-POPになるということです。
最近日本人のみのK-POPグループが誕生しましたが、韓国でデビュー、所属事務所が韓国のため、日本人だけのグループですが、K-POPという扱いになるのです。
日本人だけど韓国アイドルとしてデビューしたいと思うのはK-POPにそれだけの魅力があるからなのかもしれません。
ダンスやパフォーマンスのレベル、韓国独自のファッション・雰囲気、魅力は色々ありますよね。
日本人が在籍しているK-POPの有名グループはある?
最後に、日本人が在籍しているK-POPの有名グループを調べてみました。
TWICE(トゥワイス)
TWICEは2015年にデビューしたメンバー9人で構成されるガールズグループです。
メンバー9人中3人が日本人です。
モモ
サナ
ミナ
UNICODE(ユニコード)
UNICODEは2024年にデビューしたばかりの新しいガールズグループです。
5人のメンバーで構成されていて、5人全員が日本人です。
MIO
HANA
ERIN
SOOAH(スア)
YURA
aespa(エスパ)
aespaは2020年にデビューした4人で構成されるガールズグループです。
メンバーには日本人以外に中国人の方も1人います。
ジゼル
LE SSERAFIM(ル セラフィム)
2022年デビューの5人ガールズグループです。
こちらも、日本人2人の他に韓国系アメリカ人の方がメンバーとして所属しています。
SAKURA
SAKURAさんは、以前に期間限定で活動していたIZ*ONEのメンバーとしても有名ですよね!
KAZUHA
IVE(アイブ)
2021年にデビューした6人で構成されるガールズグループです。
こちらには日本人の方が1人在籍しています。
レイ
レイさんは現在活動を休止中です
ENHYPEN(エンハイフン)
2020年にデビューした7人で構成された男性アイドルグループです。
ENHYPENには日本人の方が1人在籍しています。
NI-KI(ニキ)
TRESURE(トレジャー)
2019年にデビューした10人組の男性アイドルグループです。
デビュー時はメンバーが13人で構成されていましたが、3人の方が脱退したため、現在は10人で活動しています。
3人の日本人の方が在籍しています。
YOSHI
ASAHI
HARUTO
この他にもまだまだK-POPとして活躍している日本人の方は大勢いるはずですが、今回はその一部を紹介させていただきました。
まだまだこれから韓国を拠点に活動する日本人は増えていくと思われます!
まとめ
- K-POPは韓国で制作されたポピュラー音楽のことをいう
- K-POPという言葉が使われ始めたのは1990年代後半頃から
- K-POPジャンルに分類されるのは「ダンスグループのみ」で、それは主に「アイドルグループ」
- 国籍に関係無く、韓国でダンスグループデビューすればK-POPという扱いになる
- K-POPで活動している日本人は数多い
今回はK-POPという単語、なぜ韓国人ではないのにK-POPに分類されるグループがあるのか?という疑問について調べてみました。
K-POPは良い曲が多く、ダンスのレベルも高いですよね。
色々と聴いてみたいと思います♪