芸能界でブレイクを果たした元自衛隊芸人のやす子さん。
多忙ぶりを視聴者から心配されるほどの大活躍です。
そんなやす子さんは、自衛隊時代どの部署に所属していたのでしょう?
どんな活動をしていたのか気になりますよね。
そこで今回は、やす子さんの所属していた部署とその活動内容について調査。
退職時の階級や今後の自衛隊復帰予定についても調べています。
やす子さんは自衛隊でどの部署に所属していた?
やす子さんが自衛隊で所属していた部署(職種と呼ばれます)は、次の2つです。
- 施設科
- 需品科
入隊後は施設科、退職後は需品科に所属
2017年に自衛隊に入隊、2019年に退職しているやす子さん。
入隊後は、京都府大久保駐屯地の第3施設大隊に施設科隊員として配属されました。
出典:「やす子、フルポン亘…元・自衛官芸人が語る「入隊してよかった」と思うこと」(MAMOR-WEB)https://mamor-web.jp/_ct/17476866(2024年2月12日に利用)
実は、やす子さんは退職後も4年間、即応予備自衛官として茨城県の霞ヶ浦駐屯地の部隊に所属していました。
このとき所属していた部署(職種)が2つ目の需品科です。
普段は民間人として一般企業などで働き、災害時などには招集を受けて自衛隊の活動に参加します。
1年で30日間の訓練にも参加が求められます。
退職後のやす子さんは、もう自衛隊とはかかわりがないと思っていた人も多いのではないでしょうか。
芸人として活動しながら、即応予備自衛官として需品科に所属していたなんてびっくりですね。
やす子さんの所属部署(職種)は以下のとおりです。
- 施設科(現職自衛官時代)
- 需品科(即応予備自衛官時代)
やす子さんが所属していた部署では、どんな活動をしているの?
やす子さんが所属していた2つの部署は、おもに次のような役割を担っています。
施設科 | 部隊の支援 |
需品科 | 水や燃料などの補給 |
それぞれもう少し具体的に説明していきましょう。
施設科の任務は、部隊の支援
施設科の任務は、部隊の支援です。
部隊のために陣地を築いたり、進路を切り開いたりします。
重機を操作して道路や橋を建設
具体的には、次のような作業があります。
- 障害物の撤去
- 道路や橋の建設・修復
- 施設器材の整備
支援にもいろいろありますが、施設科が担うのはおもに重機を使うような作業なんですね。
必要であれば、川を渡るために橋まで架けてしまうようです。
任務のために配備されているショベルカーやブルドーザーなどの整備も、施設科の隊員の仕事だとか。
やす子さんは、ブルドーザーを操作していたそうですよ。
災害時には土砂やがれきを撤去
施設科に配備された重機と隊員たちの技術は、災害時にも活躍します。
重機を使って土砂やがれきの山を撤去したり、津波で流された橋を架け直したりして被災地を支援するそうです。
出典:「施設科」(陸上自衛隊Webサイト)
(https://www.mod.go.jp/gsdf/about/recruit/branches/shisetsu.html)
(2024年2月12日に利用)
需品科の任務は、水や燃料の補給
部隊が継続して活動するために、水や食べ物、燃料などの補給は欠かせません。
その補給をおこなうのが需品科の隊員たちです。
物資の補給や被服の洗濯
具体的には、次のような作業があります。
- 水や食料、燃料の補給
- 装備品の支給や補修
- 被服の補給、洗濯
- 需品器材の整備
部隊の活動に必要なあらゆるものの補給が需品科の任務のようですね。
隊員たちの被服については、補給はもちろん洗濯も任務の1つだとか。
作業や捜索でドロドロになった被服が綺麗になって戻ってくると、厳しい現場に赴く隊員の皆さんも元気づけられるのかもしれませんね。
災害時には給水や入浴を支援
水の補給を担う需品科には、水タンク車が配備されています。
災害時にはこの水タンク車で、断水地域の給水のために出動します。
自衛隊が被災地で入浴支援をおこなっている映像をニュースで見たことがあるかもしれません。
入浴支援に利用される野外入浴セットも、需品科に配備されています。
出典:「需品科」(陸上自衛隊Webサイト)
(https://www.mod.go.jp/gsdf/about/recruit/branches/juhin.html)
(2024年2月12日に利用)
以上のように、やす子さんが所属していた2つの部署(職種)は、どちらも部隊の活動を後方で支える重要な役割を担っているんですね。
- やす子さんが所属していた施設科は、重機を使った部隊の支援がおもな役割です。
- やす子さんが即応予備自衛官時代に所属した需品科は、物資の補給がおもな役割です。
自衛隊時代のやす子さんの階級は?
やす子さんが自衛隊を退職したときの階級は、”陸士長”だったそうです。
退職時の階級は”陸士長”
陸士長とは、どんな階級なのでしょう。
自衛隊の階級は全部で16あり、やす子さんが所属した陸上自衛隊の場合もっとも低い階級は”2等陸士”です。
たいていの人は、この2等陸士からキャリアがスタートするそうです。
陸士長は、2等陸士から2つ上がった階級です。
全体では、下から3番目にあたります。
やす子さんも2等陸士からスタートしたとすると、退職までの2年間で階級が2つ上がったことになりますね。
出典:「自衛官の階級」(防衛省・自衛隊ホームページ)
(https://www.mod.go.jp/j/profile/mod_sdf/class/)
(2024年2月12日に利用)
- やす子さんの自衛隊退職時の階級は、16ある階級のうち下から3つ目の陸士長でした。
やす子さんは自衛隊に復帰する予定はある?
やす子さんは、2024年4月から即応予備自衛官に復帰する予定だそうです。
2024年4月に復帰予定
「ゴチになります!」のレギュラーメンバーに加わるなど、芸人として大活躍中のやす子さん。
芸能活動と両立させていた即応予備自衛官の活動も、2023年3月以降は休んでいたとか。
しかし、2024年4月から再び即応予備自衛官として訓練に参加すると、出演したテレビ番組で明かしています。
災害時のノウハウを役立てたい
やす子さんの即応予備自衛官復帰は、災害時に人の役に立てるのではないかという思いが理由の1つにあるそうです。
自衛隊での活動を通して、災害時に役立つさまざまなノウハウを獲得したやす子さん。
能登半島地震の直後には、SNSを使って災害時の寒さ対策の方法を発信していました。
やす子さんは、自分の得た知識を人を助けるために活用したいと考えているんですね。
- やす子さんは、2024年4月から即応予備自衛官に復帰する予定です。
- やす子さんの即応予備自衛官復帰は、自衛隊での活動を通して獲得した災害時のノウハウを人のために役立てたいという思いが理由の1つにあるようです。
まとめ
- やす子さんの現職自衛隊時代の所属部署(職種)は、施設科
- やす子さんの即応予備自衛官時代の所属部署(職種)は、需品科
- 施設科のおもな役割は、重機を使った部隊の支援
- 需品科のおもな役割は、物資の補給
- やす子さんの自衛隊退職時の階級は陸士長
- 陸士長は16ある階級のうち下から3つ目
- やす子さんは2024年4月から即応予備自衛官に復帰予定
- やす子さんの即応予備自衛官復帰は、自衛隊での活動を通して獲得した災害時のノウハウを人のために役立てたいという思いが理由の1つ
先日、やす子さんがテレビ番組で災害時の防寒対策を紹介しているのを見かけました。
ノウハウを人のために役立てようとするやす子さんは、素敵な人だと思います。
多忙ぶりが心配ですが、体に気をつけて両立させてほしいですね。