漫才協会とは何をするところ?誰がいる?会長にナイツ塙が就任したのはなぜ?

お笑い芸人さんの口からもよく聞く「漫才協会」。

名前だけはよく聞くので存在は知っているけど、漫才協会って実際には何をしていて、どんな芸人さんが加入しているのかなど、知らないことがたくさんありますよね。

今回はそんな漫才協会の疑問と、なぜ漫才協会の会長にナイツの塙さんが就任したのかという理由について調べてまとめました。

目次

漫才協会とはなに?

漫才協会とは、正式名称「一般社団法人漫才協会」のことをさします。

東京都台東区に本社を構え、東京都を主に活動している芸人さんが加入しています。

現在漫才協会に所属しているお笑い芸人さんは200名を超えました。

漫才協会ですが、もともとは「漫才研究会」という名前で1955年に結成され、この漫才協会が現在の漫才協会の基礎となっています。

漫才研究会時代の初代会長には漫才コンビ芸人、リーガル千太・万吉の万吉さんが就任し、現在のナイツ塙さんが会長に就任するまで実に6代の会長が就任してきました。

1955年に結成されてから今年で68年。2005年に文部科学省から許可を得て、漫才研究会は社団法人漫才協会に名称を変え、現在の姿になりました。

2023年6月19日にお笑いコンビ、ナイツの塙さんが会長に就任したことでも漫才協会はちょっとした話題になりましたよね。

漫才協会に入ることのメリット・デメリット

漫才協会は何をしていて、加入することは芸人さんたちにとってどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか?

メリットとデメリットをまとめました。

【メリット】寄席で漫才を演じることができる

漫才協会に入会することで、入会した芸人さんは漫才協会が拠点を置いている東京・浅草の寄席(よせ)で漫才をすることができます

寄席は毎日おこなわれており、観客はご年配の層を中心に幅広い層の観客が寄席に足を運んでいます。

現・漫才協会会長のナイツ塙さんも寄席で芸を磨くことによって、若い世代から年配層まで幅広い客層にウケるネタを作ることができたと仰っていました。

寄席とは

講談・落語・浪曲・漫才などを観客に披露することができる場所。

(興行小屋と呼ばれていた)

【メリット】場数を踏むことができる

大手事務所である吉本興業以外のお笑い事務所は常設の劇場を持っていません。

そのため、吉本興業以外の芸人さんは頻繁に芸を披露する機会が与えられないというのが現状です。

芸を披露するためには、芸人さんたち自身で外部のライブハウスや劇場を借りたり、外部のライブ主催者から声をかけられたりすることでようやくライブをすることができるのです。

ライブハウスを借りるにも当然ですがお金がかかります。その資金の出所は、出演する芸人さんたち。お金を出し合って会場を借ります。

その点、漫才協会に所属すると寄席で漫才をすることができるので、ライブハウスなどを借りる費用がかからなくなります。

漫才や芸は人前で回数をこなすほど慣れていき、同時に舞台慣れすることもできるため、芸人としての経験値を積むことができるのも魅力ですね。

【デメリット】年会費がかかる

漫才協会に加入すると、年会費8000円がかかります。

某アイドルファンクラブの年会費が4000円に対し、8000円はその倍の価格なのでやや高いかもしれませんが漫才をする機会がコンスタンスに与えられると考えると費用対効果は悪くありません。

もともと年会費は1万円でしたが、コロナ禍で支払えない芸人さんも多くいたため、8000円になったそうです。

ナイツ塙が会長に就任したのはなぜ?

引用:https://x.com/nanatakamatsu/status/1701899815553273943?s=20

ベテラン芸人さんが所属している漫才協会でなぜナイツの塙さんが会長に就任したんですか?

順を追うことになりますが、ナイツの塙さんは2007年に漫才協会の理事を担当することになりました。

漫才協会では2年に1度選挙があるらしく、塙さんが理事を務めるきっかけになったのは当時漫才協会に所属していた若手芸人たちが「塙さんって書いちゃおう」といういたずら心で塙さんに投票したら票が集まってしまい、理事を務めることになったことが始まりです。

そして塙さんはそのまま理事を約9年務め、2016年には副会長に、約8年間副会長を務め上げ、2023年6月に会長へと就任しました。

塙さんが会長に就任する1、2年前、元会長である青空球児さんが「腰が痛い」と言い始めたそう。

塙さんとしては青空球児さんは、漫才協会の象徴でもあるのでずっと会長をしていてもらいたかったそうですが、そろそろ限界だろうということで、周りの方が塙さんが会長になったほうがいいんじゃないかと言い始めたことがきっかけで会長に就任することになりました。

ナイツの塙さんは、副会長を務めていた頃から漫才協会の勧誘を行なっており、漫才協会の存在を広めるための活動をしています。

塙さんが会長に就任したことによって漫才協会に新たな風が吹いているのは間違いなさそうですね!

オリエンタルラジオが漫才協会に加入したのもナイツ塙の功績

引用:https://x.com/chara317megane/status/1543220445599911936?s=20

2023年9月、ナイツの塙さんがオリエンタルラジオを漫才協会に勧誘したことでオリエンタルラジオも新たに漫才協会へと仲間入りしました。

オリエンタルラジオというとさまざまなメディアに出演しており、知名度も非常に高いですよね。

勧誘した塙さんもまさかオリエンタルラジオが漫才協会に加入するとは思わなかったので、「(加入してくれることになって)今頭が真っ白」と仰っていました。

きっと、勧誘したのがナイツの塙さんだったからオリエンタルラジオも漫才協会に加入することを決めたのですよね。

所属している芸人はどれくらい?

現在漫才協会に入会している芸人さんは2023年時点で約200人にのぼります。

200人?!結構いるんですね!

漫才協会というと、ベテラン芸人さんが所属しているというイメージがありますが、それだけではありません。

テレビなどでも活躍している以下のような芸人さんも漫才協会に所属しています。

  • にゃんこスター
  • 錦鯉
  • 小島よしお
  • カミナリ
  • オリエンタルラジオ

比較的若い芸人さんも結構いるんですね!ベテラン芸人さんだけが加入しているのかと思っていました!

また、「漫才」協会とうたっていますが、漫才師でなくても漫才協会に加入することは可能なようです。

実際、小島よしおさんはお笑い芸人ではありますが、漫才師ではないですもんね!

漫才協会の要であるナイツが漫才協会で舞台の回数をたくさん重ね、万人ウケするネタを作ることができるようになったという話を聞いて、漫才協会に加入したいというお笑い芸人の方は着々と増えています。

漫才協会の加入者が増えれば漫才協会もさらに盛り上がり、今後もっと注目される団体になっていきそうですね♪

まとめ

  • 漫才協会とは、正式名称「一般社団法人漫才協会」
  • 東京都を主に活動している芸人が加入している
  • 漫才協会に加入すると、浅草の寄席で漫才をすることができる
  • 漫才協会の年会費は8000円
  • ナイツの塙が会長に就任したのは前会長の青空球児が腰の痛みを訴えはじめたから
  • 漫才協会に所属している芸人は200人を超え、にゃんこスターや小島よしお、カミナリなども所属している

いかがでしたか?漫才協会と聞くと、年配の芸人さんが多いのかと思っていましたが、今が旬の芸人さんもたくさん所属していることがわかりました。

東京都にお住まいの方は1度浅草の寄席に行ってみるのもいいかもしれないですね!

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