2024年11月30日、秋田県秋田市のスーパーに1頭のクマが乱入しました。
そのクマは2024年12月1日の現在も秋田市のスーパーの中に身を潜めており、状況がつかめていません。
そもそもクマはどうやってスーパーに侵入したのでしょうか。今後どうなるのでしょうか。
スーパーにどうやって入った?
そもそもクマはスーパーにどうやって入ったのでしょうか?
クマが秋田市のスーパーに侵入したのは2024年11月30日、朝の出来事でした。
開店準備のために店の出入り口と裏側のシャッターを開けていたことでクマが侵入したものと思われます。
当時、開店準備のために21人の従業員が出勤していましたが、その中の1人の従業員が売り場とバックヤードを繋ぐ出入り口でクマに襲われました。
怪我人は何名いるの?
クマの被害によって怪我をした方は、出勤していた従業員21名のうち売り場とバックヤードを繋ぐ出入り口で襲われた40代の男性1名のみです。
頭や顔に怪我を負いましたが、命に別状は無いそうです。
どんなクマが侵入したのか
日本には現在2種類のクマが生息しています。2種は北海道と本州で分布が分かれており、本州に生息するクマは「ツキノワグマ」です。
秋田市のスーパーに侵入したクマはツキノワグマということですね
ちなみに、今回スーパーに侵入したツキノワグマの個体は体長がおよそ1メートルとのことです。
ツキノワグマの平均的な体調は120センチから180センチなので、秋田県秋田市のスーパーに侵入したツキノワグマは平均よりも小さな個体であることが窺えます。
ツキノワグマはどんな性格をしているのか
ツキノワグマは臆病な性格をしているといわれています。
クマが先に人間の存在に気がついた時は基本的にクマのほうから逃げていくようですが、至近距離でクマに遭遇してしまったり、子グマを連れていた場合などに限っては我が身や子グマを守るために攻撃を仕掛けてくることもあるそうです。
ですが、最近では「新世代クマ」と呼ばれる人間を恐れない個体もいるようで、必ずしもツキノワグマは臆病だから大丈夫!とはいえません。
クマが侵入したスーパーはどこ?
秋田県秋田市のスーパーということですが、具体的にはどのお店なんでしょうか?
これについては情報が発表されており、クマが居座っているのは秋田県秋田市にある、土崎港(つちざきみなと)西のスーパー「いくと土崎みなと店」だそうです。
いくと土崎みなと店の外観です。
土崎港はかなり海側にある町ですが、どうやってここまで来たんでしょう
周りに住宅もありますが、こういったところにもクマが出没するんですね
クマを捕獲するための策はあるの?
クマを捕獲するために秋田市はドローンを飛ばして店内の様子を撮影しているようですが、現在もクマの姿は確認できていないようです。
もう1つの策として捕獲用の檻を2基入り口付近に設置していますが、捕獲には至っていないようです。
周りに住んでいる住民の皆さんも外に出るのが躊躇われますよね
クマは今後どうなる?
2024年11月30日にクマが侵入してから丸1日が経過しましたが、クマがスーパーに陳列されている肉売り場などを荒らしている様子が確認されたそうです。
ツキノワグマは絶滅危惧種に指定されているため保護対象に入る生き物ですが、人里に降りて人間の物を口にしてしまった場合、今後も人間の物を求めて人里に降りてくる可能性は非常に高いと思われます。駆除という対策も視野に入ってくるかもしれません。
まとめ
- クマが侵入したのは2024年11月30日の朝
- スーパーの開店準備のために店の出入り口と裏側のシャッターを開けていたことでクマが侵入した
- 怪我人は40代の男性1名、命に別状はない
- 侵入したのはツキノワグマであり、体長は平均より小さな個体
- ツキノワグマは基本的に臆病で、人間を見かけると逃げていくが、最近は「新世代クマ」と呼ばれる人間を恐れない個体も姿を現わし始めている
- クマが侵入したスーパーは秋田県秋田市にある土崎港西にある「いくと土崎みなと店」
- 捕獲のためにドローンで位置を確認したり、捕獲用の檻を設置している
- クマが今後どのような処遇になるかは不明
今後この個体のクマがどうなるかはわかりませんが、スーパーで人間の食料を口にしてしまった以上、野生に戻すのはもう難しいのかもしれません。
お店の被害も甚大なものであり、早くこの状況が解決されることを祈っております。