安倍元首相の国葬約数千人規模の反対デモ!2つの反対理由について調査!

9月27日午後2時より安倍元首相の国葬が行われました。
Twitterでも反対運動の呼びかけが色々されているのをみることができます。


東京内各地で反対デモ運動が行われ、時には賛成派と反対派が怒鳴り合い、飛びかかるようなこともあったようです。聞いていると不安になりますが、国葬に対して人々の思いがいかに強いのかが分かりますね。

厳かな雰囲気で行われるはずの国葬がなぜこんなことになってしまったのでしょうか。
国葬が反対されてしまった理由などを調べてみました。

目次

どうしてここまで反対されてしまったの?反対理由について

一番の原因は高額な費用

2022年9月6日に政府は国葬の費用が総額16億6000万程度かかると発表しました。

あまりの金額の高さに全然ピンときませんが、9月19日に行われたエリザベス女王の国葬の費用は13億円ときくととても高く感じてしまいます。

他の元首相の葬儀はどのくらい国費が使われてきたのでしょうか。

昭和42年に行われた吉田茂元首相の国葬の国費額は1804万です。
昭和40年の頃の1万円が現代の価値に換算すると約2.1万円のため、計算すると3788.4万円になります。

さらに戦後で行われた元首相の葬儀で国費が最も使われたのは昭和63年に行われた三木武夫元首相の衆院内閣合同葬で1億1871万円です。
これをみても16億6000万という金額が大変高いのがよく分かります。

またそもそもこの16億6000万という予算もあてにならないのではという声も多く上がっています。
予算の内訳の内、警備費は8億程度とされています。

●警備費
このうち、警備費の内訳としては、▽道府県警察から警察官を派遣するための旅費や超過勤務手当に対する国からの補助として、合わせて5億円程度を見込んでいます。
国葬当日に限らず、その前後も含めたすべての期間の費用が含まれる一方、警察官の基本給にあたる部分は含んでいないということです。
また、▽警察官が待機するための建物の借り上げ費や▽警察官を待機所から警備活動を行う現場に輸送するバスなどの借り上げ費として、あわせて3億円程度かかるとしています。

引用:NHK

そして警察の動員数は約2万人と発表がありました。これは皇位継承の祭典で動員された規模とほぼ同じくらいです

しかし皇位継承の祭典で使われた警備費は38億円余りとされています。

国葬と皇位継承の祭典では警備方法が違うから少しは金額が変わるのは想像できますが、同じ動員数で30億も変わるのかと思ってしまいます。
国民のほとんどは警備の専門的知識がないと思うので「もっと多く費用がかかるのでは?」と疑ってしまうのは無理ないかもしれません。

さらに現在はコロナウイルスや物価の高騰で家計が圧迫され、これかの経済に不安が渦巻いている状態です。
国葬の費用はほとんどが税金から支払われます。「せめてもう少し節約できなかったのか」という意見も賛成派の方からも上がっているようです。

ちゃんとした説明もなく、直ぐに閣議決定で決まってしまったこと

閣議とは内閣総理大臣と任命された国務大臣が集まって行う会議です。この会議で全員が同じ意見になったら閣議決定します。
つまり国葬は内閣だけで決定をして国会を通っていないということ
この国民の代表である国会を通っていないことが問題視されており、国によって葬儀を行うのに国の主権者である国民の意見を取り入れてないという声が挙げられています。

他にも「森友学園」や「桜を見る会」、「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」などの問題を懸念する方もいるようです。

高額な金額にもびっくりしましたが、私が一番驚いたのは国会を通さないで決めることができるという事実です。
政治に無頓着な私は、ニュースでよく聞く閣議決定がこんな意味だったとは実は知りませんでした。この閣議決定はどこまで決めることができるのでしょうか?これからについても不安になってしまいました。

実際にどのくらいの人が反対デモに参加したの?

これについては発表しているところによって人数が全然違います。

反対デモの主催者からの発表は 15,000人(参考:Yahoo!ニュース)

警視庁関係によると4,000人規模(参考:東スポWEB)さらにTwitterでは警察発表では500人だったということや、それより低い300人だったということが話題になっています。

私が調べてみたところ申し訳ありませんが、警察発表の500人という情報の元がどこにあるのかが分かりませんでした。

警視庁のホームページや各ニュースのホームページを探してみましたが見つかりません。
300人については仙台市の繁華街で行われた反対デモの人数かと思われます。参考:産経新聞
数える方法や時間帯の違いなどもありますし、整理券などを配っているわけではありませんので正確な人数を数えるのは難しいとは思いますが、結構なばらつきがあってどれを信じていいのかよく分かりませよね。

人によってそれぞれですが、全体的には思ったより反対デモが少ないと感じている方が多いようです。しかし反対デモが少ないからといって反対に思っている方が少ないと決めつけることはできないと私は思います。

国葬があったのは平日ですし、反対だからデモをするよりも国葬には参加しないと考える方が多い気がするからです。

国葬に参加した一般の方はどのくらいいるの?

一般献花には長蛇の列ができており、東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から伸びた参列はJR四ツ谷駅へと向かい、四ツ谷駅で同駅からの列と合流。再び半蔵門駅へと折り返し、千鳥ヶ淵交差点を英国大使館に沿って右折。最高裁判所前の三宅坂で折り返し、九段坂公園の献花場へと続いていく。

引用:Yahoo!ニュース

列の長さは約4kmあったそうです。
そして花をたむけるまでの待ち時間はなんと3時間〜4時間にも。

若い人や年配の方、男性や女性関係なく沢山の人が並ばれたこと、長蛇の列になっていたことがよくわかります。

またネット上で安倍元首相にお悔やみの言葉や感謝の気持ちを送ることができる「デジタル献花」を利用した方は9月28日現在で405,000人を超えています。(参考:デジタル献花)
私もどんなサイトか興味があったため、27日にアクセスしてみたのですが沢山の方がアクセスしているようでなかなか開くことができませんでした。

さらに銃撃事件があった奈良の現場にも400人以上の方が花を手向けたり手を合わせて、ご冥福や感謝の祈りをささげました。

国葬に対して反対や賛成などはありますが、残酷な事件で命を落としてしまったことを悲しく思い、長年日本の代表として頑張ってくれたことに感謝したいなど、故人をしのぶ気持ちを沢山の人が持っていることは事実だと思います

まとめ

いかがでしょうか。国葬に賛成する方も反対する方も政治に対してしっかりと考え、自分の意見を持っていることは素晴らしいことですし、大切なことだと思います。

私も政治に対してちゃんと向き合い、自分の意見を持てるようにしたいと思います。

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